【雑談】竹弓を観る目を養う方法★

経験を積むことでレベルアップするのは世の常です。
スライムのような経験値でも積み重ねればレベルも上げっていきます。
弓右衛門も竹弓のことは最初は分かりませんでしたが、何張りも観察し、観て、触って、引くことでどんどんレベルアップしていきました。
始めの頃はちょっとずつ、次第に加速度的に増えていきました。
今では竹弓を観る目は肥えてきました。
今回は竹弓を観る目について考えていきます。

2種類の観る目

竹弓を観る目は2種類あると考えてみます。
1つ目 自分好みの竹弓を見つける目
2つ目 良い竹弓を観る目
どちらも大切な目だと思います。
さきに身につけるのはどちらでも構いません。最初はイコールになることもあるでしょうが、段々と1つ目は2つ目に包括されるようになっていくことでしょう。
悪い竹弓が好みです!っていう人はそれも竹弓ライフを楽しんでる証拠だと思います!矯正するのも楽しいですもんね!

自分好みの竹弓を見つける目

好き嫌いに理屈はありません。
この目は自分が好きな竹弓はどんなものかを見極める目になります。
胴が強い、胴が長い、下が強い、成り反りがはっきりしてる、など今後の竹弓ライフを左右する重要な目です。
雛鳥が最初に見たものを親と思うが如く、最初に購入した竹弓に愛着を持ち、それは好みの竹弓になっていくかもしれません。

自分好み、というのは意外と重要な要素になります。
例えば、この竹弓はもの凄く完成度が高くて、強さもピッタリで、ニベ弓で、引き成りも円満、胴も強くないのでブレも少ないよ、と先生に勧められた竹弓。
しかし、成り反りがはっきりしてる弓が好みな人にとって、胴はもっと入ってる竹弓のほうがいいな、と感じると、その弓には魅力は感じません。
(酢豚は好きだけど、パイナップルが入っただけでNG、みたいな。)

最初の竹弓を見繕う時はいろんな竹弓を見てください。
張り顔だったり、内竹の色だったり、関板の素材だったり、銘だったり、チェックするところはたくさんあります。
解説をしてもらうよりも、見た瞬間にビビっと来たものがあなたの好みの竹弓かもしれません。

お店で購入する前だと、周囲の先生に見せてもらうのもいいかもしれません。その弓に対するアピールポイントを聞いてみると面白いですね。

好みの竹弓は変遷していってもいいです。
好みは変化していくものですから、いろんな竹弓を知って、好みをアップデートしていってください。

良い竹弓を観る目

自他ともに竹弓の良いところを見つける目になります。同時に悪い点も分かります。
ここの経験値をアップさせるには、とにかくたくさんの竹弓を観察することです。
次にその竹弓について解説を受けることです。実際に使ってる人から”この竹弓はこういうところが〜”のような良いところ、気に入っていないところを聞いてみるのです。このやり方で、こういう成りはここが悪いのか〜という経験も得ることができます。

竹弓を見てると明らかに悪い点が見つかります。全部悪いものは珍しいので、悪い中にも良い点を見つけるようにすると、さらに良い点を見つける経験が養えます。

これを書いてて思ったのですが、みんなの竹弓を褒める大会をやってみると面白いかもしれないです。普段なんとなくしか見ていない竹弓を合法的に観ることができて、お互いに竹弓を褒めて(悪い点は言わない約束)、より愛着が湧いて、興味が湧いた人が輪に加わって、もっと竹弓が増えるという無限ループが誕生するのです。

今回は竹弓を観ること、について考えてみました!
こんな弓が好きです、のコメント、どんどんお待ちしております!

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