【弓道教歌】未熟なものは弟子を取り立てるな★

今回は”未熟なものは弟子を取り立てるな”という内容になります。
ちなみに、このタイトルは自分でつけてるわけではないので、気にしないでください。小項目みたいなものです。


15 大和

初心にて 弟子を取りたる 人はたゞ
めくらもふ目(もく) 引つるゝ弓

(歌意)
まことの射の道理も不明にして師範となり、弟子をとることは邪道である、との意である。これは日置弾正が詠んだ歌とされている。

(感想)
”まことの射”とは何か?それを理解できる人がどれだけいるのか、、というより、求めるのが弓の道でしょう。
軽率に弟子を取るなよ、くらいの受け止め方をします。いや、師弟関係もお断りなので、心構えとして覚えておきます。
私はずっと未熟なままだと思いますので。



16 雪荷、道雪、大蔵

初心にて 弟子をとりたる 人ならば
一盲衆盲 引つるゝ弓

(歌意)
同上


17 道雪

初心にて 弟子を取ぬる 人はたゞ
一盲衆盲 ひきつるゝゆみ

(歌意)
同上


18 射技指南歌

初心にて 弟子を取りぬる 人は唯
巧者盲(こうしゃめくら)の 引きつるゝ弓

(歌意)
同上


19 吉田、印西

初心にて 弟子をとりぬる 人はたゞ
めくら盲目 引きつるゝゆみ

(歌意)
同上
※"めくら"の部分は盲の難しい漢字+者、で表現します。
変換で出てこなかったため平仮名としています。


以上、”未熟なものは弟子を取る立てるな”についてでした。
皆さんの感じたことを是非コメントしていってください。

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