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私の原点のハリウッド映画たち

自己紹介番外編です!

私を英語の世界へ導いてくれたハリウッド映画たちを、記憶を手繰り寄せて紹介したい。(もはや古典とも言える古い作品たちです;;;;)

初めて映画館で鑑賞した作品は、父に連れられて観た『ラストコンサート』。
小学生だった私には字幕を追うのも難しく、正直、ストーリーもおぼろげだが、唯一覚えているのは、白血病の主人公の女性がピアノにもたれかかるようにして息絶えているラストシーン。
バックに流れる軽快な音楽と対照的な悲哀に満ちたラストは、幼い私にも衝撃的だった。


そして、可愛い子犬が主人公の『ベンジー』。これまたストーリーはほとんど記憶にないのだが、ベンジーの愛らしさだけは映像として焼き付いている。

中学時代、ハリウッド映画に目覚めた頃に強烈な印象を残したのが、へなちょこ少年野球チームの再生と活躍を描いた『がんばれベアーズ』。
ソバカスがチャーミングな少女、テータム・オニールの笑顔にやられた。

その後、公開されたのが、すっかりお年頃の少女に成長したテータム・オニールと、ちょっぴりとがった不良少女タイプのクリスティ・マクニコルの魅力が光っていた青春映画、『リトル・ダーリング』。
アメリカの同世代の少女たちの、自分たちとはあまりにかけ離れた自由奔放で大胆な恋や日常がまぶし過ぎて、全身クラクラ、刺激ビンビン、スクリーンにくぎ付けだった中学生の自分の高揚感が蘇ってくる。

映画館で初めて泣いた作品は、多分『ジョーイ』だったと思う。余命宣告された白血病の少年と、年の離れた兄との愛と絆の物語。エンディングのテロップが流れる中、観客たちが一様に鼻をすすっていた涙の余韻が広がる映画館内の情景は、今でもぼんやり記憶に残っている。(そんな時は、みな、なかなか席を立ちづらいもの。涙が乾くのを待つかのように、しばらく席にとどまっていたなぁ)

極めつけはあの有名な『ロッキー』シリーズ!
シルベスター・スタローンの、低音でちょっとなまった感のある英語のセリフの響きと、汗がしたたる過酷なランニングシーンが、頭の中でプレイバックされる。
そして、何と言っても軽快なあのテーマ曲!
当時、吹奏楽部だった私にとって、『ロッキー』イコール=あこがれの先輩が文化祭で奏でたトランペットの演奏音と、ふくらませた頬の彼の雄姿そのもの。。。。
あの曲を聴くと、部室で先輩の姿を目で追っていた、胸キュンな思春期の私に一瞬にしてタイムスリップしてしまう♡

それにしても、女子中学生の私たち(友人数人とつるんで行った)は、なぜプロボクサーの男臭いこの作品を観に行こうなんて思ったのだろう。謎だ!

もう何十年も前の、私にとっての映画と英語の原点とも言える作品たち。
娯楽が限られていた時代、映画館は今より何倍も特別で、夢が飽和する場所だった。そして、思い出の作品の断片たちは、今でもキラキラ輝いていて、時を経ても少しも色あせていないことに気付かされた。

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