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第十二話: 世界で一番、観光客の少ない世界遺産? 後編

調べてみたら、世界遺産ランキング最下位と言う訳でも無いから、本当に世界一観光客が少ないのかどうかと言われると、謎なのですが。

でもまぁ、当時はそう言われていたのを聞いていたので。

それにしても、元々はヒンドゥー教の寺院だったのに、仏教に改宗すると言うのはどうなんでしょうか。他の寺院でも似たような事があるのかどうか分かりません。

トップ画像にある祠みたいなのがワットプーの本殿と言うか、仏像が祀られている場所なのですが、この建物の地下に御本尊のシヴァ神が湧水の中に沈められているらしいのですが、表面上から観ることは出来ないのと、この祠の中には上座部仏教の神様であるお釈迦様が祀られている。

そして、このワットプーの本殿の入り口が南東を向いており、その先にはカンボジアのアンコール・ワットの方角を向いていると。

実際に本殿までは段差がバラバラでしかも石段の高さも曖昧な急坂で、如何に均等な配置の階段って物が便利なのかを思い知らされるくらい。軽い息切れをしながら本殿にたどり着くと、そこからの景色は中々圧巻で、確かに南東を向くとカンボジアが見えると言うような場所。

真下には水を蓄えた人工的に四角く区切られた池があって、それが左右対象に同じ作りの物を従えている。

その湧水と言うのが、前編で写真のあった大きな岩の間から湧水が出ており、これを汲んで持って帰って、聖水として体にかけて不浄を落とす。

(湧水とは言っても日本とは違うので、絶対飲んじゃダメ)

この湧水を使って本堂の下のシヴァ神は満たされていると言う事ですね。

さて、そんなワットプーの本堂なのですが、その本堂にまで行く為の、最後の階段の手前で商店と言うか、飲み物や軽食を出しているお店がありまして。

コレが高い(笑

そもそも、車で上へ行く事も出来ないので、この商店に納品されている食べ物や飲み物は、毎朝担ぎ手の方たちが階段登ってやってくるらしい。

まぁ、その分のお金と思えば、ねぇ・・・

それにしても、とんでもない急階段とラオスの気候でボロボロになった観光客にとって、その目の前でジュースや水を売るのは良いですね。

正しい商売だと思います(笑)

まぁ、2度目に行った時は流石に階段を登る前の露店で水買いましたが(本殿近くの売店の水が5,000キープで下の露天が2,000キープ位だったと思う)

お店の人達はどうやらその場所に住んでいるのか、店の裏には炊事場とハンモックがあって、山の中腹なので気温も街場よりも低いし、快適と言えば快適なのかもしれません、売店の在庫置き場位しか屋根が無かったと思うけど。

そんなこんなでまた段差がキツい階段を降りる。

当然ながら、登る時よりも断然怖い。

上の段に手をつきながら慎重に降りるものの、ラオス人の人達はサンダル履きでスタスタ降りてる。いやいや、バランス感覚が良いとかそう言うことじゃ無くて、それは数秒後の後先すら考えて無いだろ!って言うような歩き方。でもこのワットプーで階段から足を滑らせて転んでる人は見た事がない。

まぁ、流石にワットプー祭りで人が物凄くいる時にはあるんだろうけど。

下に行くと、牛がまったりしていました。

それから、ワットプーの入り口付近にある資料館と、レストラン

資料館は日本のODAで作られていて、破損した石像や宝物なんかが展示されていました。(探してみたら、資料館そのものの写真が無かった・・・)

観光客が行くとすれば、パクセーで車を借りるか、トゥクトゥク、バイクで行くのは・・・パクセーの旧市街から45キロ程。途中の区間は結構な勢いで車も走っているので、バイクに慣れた人なら行っても大丈夫・・・かな?と言うレベル。ラオス人の人達は普通に走ってましたけど。

私自身もなんだかんだと年に一度は行ってました。そもそもパクセーと言うか、チャンパーサック県で観光スポットとなるとココと、山側にある滝しか無いので。

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それではまた次回。

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