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進捗。進捗。
進んだり後退したり。

一歩ずつである。

夜に舞台『violet』をみる。本当に「演出」とはなんと繊細なものなのだろうか、腕組みをして観劇してしまった。
第一弾で優河さんの演じたヴァイオレット役は唯一無二だと感ぜられ、当日券にも並んだのであるが、、。

今回は三浦透子さん、屋比久知奈さんのWキャストなので、土曜にもうひと役を見てから改めて感想を述べたいと考えている。

大雑把な感想になってしまうが、第1弾の方が十分に洗練されていた印象があり、ヴァイオレットの内面がいつまでも見えそうで見えない、その居ずまいの美しさ、目の離せなさがあった。だのに、なぜ演出を変えてきたのか、その理由をさぐるなかで、ストーリーにのめりこめずに終わっていってしまう。

今回は俳優陣が「見事に歌い上げる」シーンが続く。それらのパフォーマンスは本当に見事なのだけど、そしてS席シートなので音響にミスというのは考えにくいのだけども「ちょっとスピーカーの音下げてくれませんか」と思っていた。

とくに楽曲が明るくなりすぎているようなきらいもあり、どこか『児童文庫版』といった印象も漂っている。楽曲に関してはライブパフォーマンスやアレンジならいいのだが、どこか前作にのこっていた、静けさが恋しい。第1弾がそうではなかっただけに、また、キャストもいっそう華やかな感じがするだけに。なぜ、の思いが交錯する。

黒人役を日本人が演じていることも、実年齢とキャストが違うこともみな、みな、舞台上では関係のない話なのに、そんなさまつなところも気にかかる。

週末もう一度公演を見たい。パンフもそのときに購入しよう。

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