記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

映画『演者』公開4日目

映画『演者』公開4日目
2023年3月28日(火)18:35~ 新宿 K'sシネマ
舞台挨拶 Q&A DAY
登壇:小野寺隆一
チケット予約はコチラ

3日目はスカジャンナイト。
織田さんと二人だけ。
なんとも感慨深い。
一時期は二人だけでずっと行動していた。
バンドの時に曲作りする日は二人でスタジオにこもった。
あれからどれぐらい経ったのだろう。

控室でも話す。
誕生日プレゼントだとサングラスをくれる。
いかついでかいサングラス。
こんな日はいつかもあった。

二人でスカジャンを着て舞台挨拶に。
なんとも言えないトーク。
平日になって更に空席が目立つ。
満席じゃないことに織田さんに申し訳ないとも思う。
けれど無理して皆に友達を呼んでくれとお願いするつもりもない。
観たいと思ってくれた人が集まる場所。
思えば織田ともそんなライブをやってきた。
観たら面白い、それでいい。

西本早輝ちゃんを客席から舞台に呼ぶ。
伝えていたわけではないけど、呼ぼうと思っていた。
初めての映画『演者』鑑賞の感想。
勉強で大変な時期だったから試写会にも来れなかった。
思うこと、感じること、全てが新鮮。
16歳のストレートな感想に、心が揺れる。
大人の手前。

織田と二人で呑みに行く。
サシはいつ以来なんだろう?
リハをしていたあの頃以来なんだろうか。
僕は僕で、僕の勝手に付き合ってもらっていると思っているし。
織田は織田で、僕が役者として扱ってくれていると口にする。
ジョンや礼さんの話が出て、観て欲しかったなとつぶやく。
あの二人は絶対に好きだよな。演者。
どこかで観ているよなんてことは口にしない。

前日は三人の舞台挨拶。そして二人の舞台挨拶。明日は一人でのQ&A。
作品について聞かれたことには全て答えるつもりだ。
色々と疑問を持っているお客様がいて、ロビーで何度も話した。
自分なりに解釈をもっているお客様もたくさんいらっしゃった。
まだまだ整理が出来ないと言っているお客様も。

誰からも質問が来なかったらどうしよう?
お客様が舞台挨拶の前に席を立ったらどうしよう?
不安を上げればきりがないか。
答えられない質問は一つもないし。

帰り道、感想を目にして。
あ、ネタバレかもな?と思ったのだけれど。
いや、このぐらいならネタバレでもないなとも思う。
何がネタバレなのかもわからない作品だよなと。
ホラーという感想を目にして、実は口頭では何人かそんな感想があって。
それはそれで意外に悪くない気分になったりもする。
僕が好きな映画はホラーと感じたり言われたりする場合もあるから。
ホラーとして記憶されるのかなと思うとそれはそれで面白く感じてきて。

何かが怖いのだ。畏れ。サスペンス。
あるいはカテゴライズの外側。

織田と二人の酒は家に近づいてからまわってきた。
思えば4日目は一週間限定の折り返し地点。
ここでQ&Aはなんとなく正しい気がする。
明日は今日よりももっとお客様が来るさ。
明日は今日よりももっと当日券が伸びるさ。
わからないけどさ。
口コミはいつの間にかひろがっているはずさ。
気になっている人は、終わる前に来た方がいいよ。
無理まですることはないけれど。

ロビーでお客様と話すのはほんとうに救われるなあ。
今日は20年ぶりの顔まであったり、仲間がいたり、久々の方も。
それだけで公開できて良かったと思う。
やっぱりネットで繋がっているなんて、繋がりにならないんだな。

さあ。4日目だ。平日2日目。
たった一人の誰かに届きますように。
あなたの心に少しだけ触れられますように。

映画『演者』

企画 監督 脚本 小野寺隆一
音楽 吉田トオル

「ほんとう」はどちらなんですか?

2023年3月25日(土)~31日(金)
※各日程 18:35から上映
K'sシネマ (東京・新宿)

2023年4月15日(土)18日(火)21日(金)
各回10時から上映
名古屋シネマテーク(愛知・名古屋今池)

出演
藤井菜魚子/河原幸子/広田あきほ
中野圭/織田稚成/金子透
安藤聖/樋口真衣
大多和麦/西本早輝/小野寺隆一

撮影 橋本篤志 照明 鈴木馨悟 録音 高島良太
題字 豊田利晃 絵画 宮大也
スチール 砂田耕希 制作応援 素材提供 佐久間孝
製作・宣伝・配給 うずめき

【あらすじ】
昭和20年春、終戦直前のとある村。嶋田家に嫁いだ3人の女たち。
血の繋がらない義理の三姉妹は男たちが戦時不在の家を守り続けている。

家長であるはずの長男の嫁、智恵は気を病んでいた。
三男の嫁、恵美は義姉を気遣う日々を送っている。
次男の嫁、陽子は智恵がおかしくなったふりをしているのではと疑っていた。

やがて魔物が再び女たちの前に現れる。
世界は反転して、演技は見抜かれる。

公開週の予約はこちらから

投げ銭は全て「演者」映画化計画に使用させていただきます。