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映画『演者』公開まで残り1日

パンフレット

帰宅するとパンフレットの予備が届いていた。
間に合った。胸を撫で下ろした。
家に届くということは映画館にも届いたということ。

映画『演者』オフィシャルパンフレット
B5版右綴縦型 オールカラー
全32ページ(表紙含36P)
秘蔵写真、オールキャストインタビュー、三姉妹対談、ほか
定価:800円

みっちり詰まった内容です。
中身はネタバレバリバリですのでSNSなどにも公開厳禁。
どうかお楽しみいただけますように。

豊田利晃監督

電話で話す。
内容は内緒。
それは僕だけの言葉だ。
感謝。

電話した1時間後にコメント付きリツイート。
まさか!と声が出て、公開前のナイーブな状態には響きすぎた。
泣くわ。

感謝する以外にない。
隊長の声、豊田さんの声。言葉を越える声そのものの響き。
数少ない演者を既に観てくれた二人。
初監督作品公開前のどこかが弱った僕に沁み込んでいく。
僕は強くなる。

まだ予約出来ます

初日の座席がどんどん赤く染まっていく。
二日目も、さっき始まった三日目の予約も少しずつ増えていく。
僕は少しわがままなのかもしれない。
同日上映の中で一番席が埋まっていたとしても、やっぱり満席が良いと考えてしまう。それも全日程そうなればと考えてしまう。
一人でも、もっともっと、誰に声をかけよう、そんなことを考えてしまう。
今のペースだときっと当日上映開始時刻まで少しずつ赤くなっていく。
自分も当日予約をよくするからそれもわかっているけれど。

充分だよと誰かが口にするだろう。
でも悔しい。最後まで諦めたくない。
この作品は満席で初日を迎えたい。二日目を迎えたい。
たくさんの人に皆を観て欲しい。作品を観て欲しい。
まだ出来ることがあるはずだ。

映画は出会いだ

映画は出会いだ。
観たいと思った時にはすでに上映終了していることなんてよくあることだ。
ましてや限定一週間じゃ都合が合わない人だっているだろう。
人と人とが出会うのが運命ならば、映画との出会いもそれだ。

偶然、時間が空いて観た映画がある。
確か当時の新宿東急。ミラノ座の隣。
「TAP」という映画。
なんの予備知識もなく、たまたまそこにいて時間があった。
サミーデイビスジュニアが出演しているタップダンスの映画。
客席はガラガラだった。

それなのに僕は忘れられないシーンがある。
街の音。人の歩く音や車のエンジン音、クラクション。
そんな音の一つ一つがリズムを生み出していく。
街の音だけで音楽が生まれていく。
そしてその音楽の中でタップを踏む。
それが余りにも美しくて脳内にこびりついている。

出会えてよかった。
あの美しさを知らないまま生きているなんて想像も出来ない。

見逃さないでください

自主映画でしょ?とかさ。思うかもしれない。
どうせなら話題作を観たいと思うかもしれない。
どんな話かもわからないかもしれないし、迷っているかもしれない。
でも見逃さないでください。

いつか、映画『演者』の初日に行ったんだと話せるような。
そんな作品になると僕は思っています。
見逃せば後から観ておけばよかったと思う作品です。
ホントかよ?って言われそうだけれども。
いくつかそういう作品が頭に思い浮かぶ人もいるはずです。
あの作品をなんで見逃したんだろう。そういう経験がある人が。

今のところ、どの映画に似ているとかも言われていません。
うまく説明できないですど。
でも自主映画っぽさっていうのは、あまりないと思います。
1から100までハンドメイドだけど少し匂いが違います。
この映画は何なのだろう?どう説明すればいいのだろう?
それをむしろ見てくださった皆様に教えて欲しいです。

お願いします。見逃さないでください。

公開前日の僕

初監督作品公開前日の夜。
それはもう人生で二度と味わうことの出来ない状態だ。
色々なことを考える。色々なことを思う。浮き沈みが激しい。
嬉しいことがあるから僕は僕でいられる。

さあ。
ジタバタする最後の日だ。
祭がやってくる。

心臓は高鳴ったままだ。

映画『演者』

企画 監督 脚本 小野寺隆一
音楽 吉田トオル

「ほんとう」はどちらなんですか?

2023年3月25日(土)~31日(金)
※各日程 18:35から上映
K'sシネマ (東京・新宿)

2023年4月15日(土)18日(火)21日(金)
各回10時から上映
名古屋シネマテーク(愛知・名古屋今池)

出演
藤井菜魚子/河原幸子/広田あきほ
中野圭/織田稚成/金子透
安藤聖/樋口真衣
大多和麦/西本早輝/小野寺隆一

撮影 橋本篤志 照明 鈴木馨悟 録音 高島良太
題字 豊田利晃 絵画 宮大也
スチール 砂田耕希 制作応援 素材提供 佐久間孝
製作・宣伝・配給 うずめき

【あらすじ】
昭和20年春、終戦直前のとある村。嶋田家に嫁いだ3人の女たち。
血の繋がらない義理の三姉妹は男たちが戦時不在の家を守り続けている。

家長であるはずの長男の嫁、智恵は気を病んでいた。
三男の嫁、恵美は義姉を気遣う日々を送っている。
次男の嫁、陽子は智恵がおかしくなったふりをしているのではと疑っていた。

やがて魔物が再び女たちの前に現れる。
世界は反転して、演技は見抜かれる。
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