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VECTORWORKS 覚え書き

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VECTORWORKSをFUNDAMENTALSからArchitectに変え、BIM化へと試行錯誤した内容のメモ。
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#マリオネット

マリオネットかプラグインオブジェクトか その2

以前書いた では、シンプルなマリオネットオブジェクト(MO)が良さそう、という結論に達したのですが、実際出来たものを使ってみると、 ・MOを操作した後のアンドゥーの際にVectorworksが落ちることがよくある。 ・バグがあったりコードを書き換えたりすると、それまでに配置した全てのMOを新しいのに置き換える必要がある。 ・配置する際にコピペ+移動という作業が必要で手間がかかる。 ・若干動きが重そう。 など、いろいろと調子の悪い部分が出てきました。 頻繁に使うにはどれ

N値の半自動計算とwallstatへのCSV移行ができる木造BIMオブジェクトを作ってみた。その2

今回は各パラメーター等の設定について。 柱オブジェクト上部の梁に合わせて高さを自動調整可能な柱オブジェクトです。必要な位置に複製して下記項目を設定して下さい。 ・幅・・・柱の幅 ・奥行・・・柱の奥行。間柱はこちらを小さくする。 ・高さ・・・上部梁天端の基準点までの高さ。個別に設定の際は数値を入力する。0の場合は上部の梁を検索して自動で設定される。 ・梁下がり・・・上部梁天端の基準点からの下がり寸法。水平ばりの場合は梁せいと等しくなる。0の場合は上部の梁を検索して自動で設定

N値の半自動計算とwallstatへのCSV移行ができる木造BIMオブジェクトを作ってみた。その1

以前から、N値の自動計算と、VectorWorksからwallstatへの移行ができるようになればいいなと思っていました。 N値計算はある程度、ワークシートとスクリプトで省力化はしてたのですが、wallstatはその建物の地震時の挙動をアニメーションで見れ、説得力が桁違いなのでずっと利用したいと思っていました。(2年ほど前、BIM導入する時に、ソフトの選定にあたってVectorworksにwallstatとの連携機能がないのがけっこうなネックになってました。) 仕方がない

単純な本棚の本(マリオネットオブジェクト)

だいぶ前にvectorscriptをいじろうと思ったことがありました。 その時に単純なランダムの代わりに1/fゆらぎに近い間欠カオスを使ってルーバーやらのテストをしてたのですが、本棚の本の生成はマリオネットオブジェクトにすれば使えそうだと言うことで再度作ってみることに。 Stephan Moenninghoff氏のParametric Books 本のマリオネットオブジェクトとしては、Stephan Moenninghoff氏のものを以前みつけて使ってみたことがあります。