選択の幅を拡げ持っておく 『テクテクノロジ-革命: 非電化とスロ-ビジネスが未来をひらく』(藤村 靖之)
少々古い本だけども、著者の考え方に触れるための一冊目として読んでみた。
選択の幅を広げ持っておく
辻氏の、実際に破綻するまでほとんどの人は動かないけど、行き着くとこまで行くしかないのか?という問いかけに対し、藤村氏はこう答える。
また、非電化の発想はどこから出てくるのか、という問いかけには、
と答える。
本書の中に、代替策や選択の幅という言葉が何度か出てきたけれども、選択の幅を拡げ持っておく、ということの重要性を再認識させられた気がする。
それはなにも、行きつくところまでいったその先のためだけではないだろう。
今、この時間の中に、何か大切なものを引き寄せるためでもあるし、そうでなければ続かない。それに、オルタナティブであるというだけで、愉しくなってこないだろうか。
非電化、つまり、電気を使って解決する、ということを一旦禁じてみるだけで、生まれるアイデアや問題に向き合う姿勢は大きく変わるように思う。
そこから何を見つけ出すかはその人次第だと思うけれども、少なくともそこには遊ぶための余地が広がっている。
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