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【訪れるたびに尾道たる”なにか”を体感し、己を見つめ直す人】広島県広島市在住・大須賀 あいさん

名前(年齢)

大須賀 あい(41歳)

職業・所属

フリーランスエディター・ライター

居住地

広島県広島市中区

初めて尾道に訪れた時期&理由

記憶が朧気おぼろげなのですが、小学校の長距離遠足の行先が尾道でした。尾道駅から千光寺山にのぼり、お弁当を食べて帰るスケジュールだったと思います。

しかし、観光スポットとしての千光寺の記憶はほぼありません。強烈に覚えているのが、無数に並ぶ菊人形です。まだまだ子どもだったせいか、和人形の不思議な不気味さと菊の美しさに圧倒され、立ちすくしてしまった幼き自分を思い出します。

後々知ったのですが、2000年まで「尾道大菊人形展」が開催されていたようです。ちょうどそのタイミングで千光寺を訪れたため、尾道は「菊まみれの人形が常にいる町」と偏った認識を持ち、長く生きてきたように思います。
反省!(笑)

これまで尾道に訪れた回数

数えきれません。
大学生の頃の彼氏とのデート。友達との尾道ミニトリップ。働くようになってからは、取材、取材、とにかく取材。現在は、月に平均して2〜3回は尾道を訪れています。

尾道で何をしているか

まるか食品」が運営するオンラインショップ「SETOUCHI+(セトウチプラス)」の編集、ライティング業務に携わっています。

イカ天瀬戸内れもん味」はもちろん、尾道・しまなみエリアで生まれる、ハイクオリティかつ愛のある尊いアイテムを紹介すべく、頭と体、そしてパソコンをタイプする指をフル稼働中です。

「まるか食品」で働く皆さんは、心温かい人ばかり。本社を訪れるたび、「私、恵まれているなぁ」と、ジワリ幸せを噛みしめています。

尾道でのエピソード

夜、尾道から向島へ渡船で移動したとき、向島方面から見た尾道の夜景に絶句。あまりの美しさに感動して声を失うという体験を初めてしました。

あれから、用がなくとも渡船で向島へ渡っています。尾道水道沿いのコンクリートブロックに座り、缶コーヒーを飲みながら、ただただぼんやりとする時間が好きです。向島方面から見える尾道夜景は、日本一だと思っています。

よく行く場所

古本屋 弐拾dB

平日深夜営業のため頻繁に訪れるのは難しいのですが、タイミングがあえば必ず立ち寄ります。幼少期から本好きで、今でも仕事に関係なく最低2冊は持ち歩く活字中毒です。本屋さんは、私の心の支え。店主・藤井君の文学的な生き様も魅力的です。

よく泊まる場所

基本日帰りなので宿泊はしません。小津安二郎監督作品「東京物語」のロケ地になった「竹村家」に、いつか泊まってみたいです。

尾道について自由に語ってください

SETOUCHI+」に関わる前は、あらゆる紙媒体やWEB記事取材のためだけに尾道を訪れていました。指定時間に取材先を訪れ、ただただ仕事をこなすだけの分刻みスケジュールの中、尾道をゆっくり散策する時間もなく、とんぼ帰り。「尾道」たるものの正体がわからないまま文章を書く葛藤を抱えていたと思います。

しかし、ここ数年で、尾道という街、そして尾道に関わる人やモノにしっかり向き合う時間が大幅に増え、この街の良さをひしひしと体感しているところです。なかなかその良さを言葉に表せないのがもどかしいのですが、言葉にできない「何か」が尾道たるものを形成しているのだと思います。

とにもかくにも、プリミティブな欲望を感じたなら、尾道を訪れたらいい。私にとって尾道とは、いかに自分が小さいかを教えてくれる場所であるとともに、大きくなるための力をつけてくれる場です。

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●移住定住コンシェルジュ:後藤峻(@concierge_goto
●編集:アンドウ(@holiday_cloudy


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