見出し画像

「往復書簡 2通目〜ルーシーさんへ (暮らしの源)〜」

はじめまして、オノカヤです。
織物の町、兵庫県西脇市でテキスタイルデザインをしながら、
綿花栽培の活動をしています。

なんと、占い師のルーシー・グリーンさんにお誘いいただき『往復書簡』のやりとりがスタートすることになりました!


西脇市は、兵庫県の真ん中らへんに位置するほどよい田舎町。
播州織と呼ばれる綿織物の産地なのです。
今私の暮らしている家はその昔「女工さん」と呼ばれる織物工場で働く女性が集団で生活していた広い古民家です。
綿花畑の目の前にあるので”コットンハウス”という愛称で呼ばれています。
月一回、ここに集まって綿花栽培の作業をしながら季節のごはんを楽しんだり、若手から地元のおじさんまでいっしょに過ごしています。

「往復書簡」は、暮らしの一部を綴る大切な時間になりそうです。
どうぞよろしくお願いいたします・・・


ルーシーさんへ

ルーシーさんの手紙を読んで、出会った時のことを鮮明に思いだしました。
とっても穏やかな人だなぁと思いながらも、やっぱり占い師さんと聞いてしまうとなんだかいろんなことが見抜かれてしまうような気がして緊張していました笑

気になってtwitterを見ているととってもチャーミングでテンポのよい語り口調が魔法使いのようで‥ そう、魔法使いというキャラクターがぴったりですよ!

さてさて、ルーシーさんからの質問は・・・

「かやちゃん、西脇でどんな暮らししているの?」
「西脇での暮らしがテキスタイルデザインをする時に反映される?」

コットンハウスに住んであっといまに5年が経ちますが、年々ここでの生活が心地よくて、噛み締めながら生活しています笑
クーラーなし、ぼっとんトイレ、、不便なところを言うときりがないですが、夜は本当に虫の音しか聞こえないほど静かで涼しく、夏になると庭で物干し竿に布をかけた大きなスクリーンで映画を見るのがお決まりです。
6月の蛍はジブリのように幻想的だし、秋はコットン収穫祭でおっちゃん達(綿花栽培の先輩!)と芋煮のふるまいをしたり、なんだか遊んでばっかり!?な気もしますが、ここでいろんな人が出会い笑っている時間が原動力になっている気がしています。

暮らしの中での出会いが、テキスタイルに反映していると思います。
もちろん西脇の小さな山や、夕焼け、星空、毎日感じる景色の移ろいはイメージの「源」になっています。コットンを育てることは、自然と向き合うこと、産地で働くことは、人と向き合うこと、すべて洋服が生まれる源流です。
そしてイメージがぐるぐる頭を巡るときは、人と話している時が多いかもしれません。人と出会い、話をしていると、なぜだか生地がつくりたくなります。
田舎にいても、ルーシーさんが来てくれたように、純度の高い出会いがあります。

私の暮らしは、流れるままに、出会うがままに、気づくと織物に彩られていました。

魚座なので、流れに身を任した方が良いのだと思うようにしています笑


ここで、魔法使いルーシーさんへの質問!

ルーシーさんのパワーの源はなんですか?

では、よろしくお願いします☺︎


小野圭耶 @onokaya
テキスタイルデザイナー
365cotton (サブロクコットン) 運営  @365cotton


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?