2021年から2022年の年越しは夫の祖父母の家で過ごした。

35年生きてきて、実家で正月を過ごさなかったのははじめてで、新鮮だった。

夫のおじいちゃんおばあちゃんは遠方に住んでいるため、結婚して1年経ったが、初めてお会いした。コタツからほとんど動かないおじいちゃんと、文句を言いながらもおじいちゃんのお世話や正月の準備でせわしなく動き回っているおばあちゃん。なんだかふふっと自然と微笑んでしまう。
帰りたい場所がまたひとつ増えた。

2021年の最初に「とにかく笑う」をテーマに決めた。
この1年で、小さなことでイライラして、怒りを表現することが当たり前だった毎日から、小さなイライラを笑い飛ばせるくらい、自分の問題と相手の問題をわけて考えられるようになったと思う。

ほんの少し前の私は、とにかく、夫の言葉一つひとつに一喜一憂して忙しかったのだ。
この一言は別に私に言っているわけじゃなくて、夫がただただ思ったこと、私と意見が違くて当たり前と割り切れるようになったことは大きかったと思う。

今でも、夫の一言に「ん？」と思うことはあっても、その瞬間は言葉を発さないようにしている。ちょっと考えてから言葉にすると、案外落ち着いて話せるのだ。

そんなこんなで、自分の中で「とにかく笑う」ことを実践できたなと思っている。

2022年は「こじらせる。からの、人にモノに場所に空間に「奇跡」を感じ、大切にしたいものを選ぶ。からの、挑戦。」をテーマにしてみた。

たくさんあるけど、「好きなものや好きなことであふれた生活」で在るために、まずは、ちゃんと好きなものは好き。大切なものは大切。私はこうしたい。を、こじらせてもいいから伝えて、それでも譲れないものを自分の意思で選びたい。その上で新しいことにチャレンジしたいのだ。

来年の今頃は、ぽかぽかの昼下がりに、清々しい気持ちで、春の訪れを楽しみながら散歩をしている。そんな自分がイメージできている。

まぁ、でも、気負いすぎるといいことないから、ぼちぼちやっていきます。