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焼きそばの果てしなき旅【その38】

サッポロ一番塩らーめん焼きそばキャンペーンをやっておられる。おられるのなら作ってみるしかあるまい。好きなモノと好きなモノが、偏愛と偏愛が合体する瞬間を楽しもうと思う。分離合体をする世界初のロボットはウルトラセブンのキングジョーだと信じているが、この認識に間違いがあると思われる方はご一報願いたい。最近はAmazonプライムでゲッターロボを観ている。

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パッケージには汁なしと表記してあるけれど。

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5食パックの裏面にはしっかりと「やきそば」と書いてある。サッポロ一番塩らーめん焼きそばを作る。思い付きそうで思い付かなかったアイディアだ。でもそれをなぜ僕は思い付かなかったのだろうか。どちらもスキなのに全く別世界の出来事のように思っていた。いかに自分が既成概念に捕らわれているか思い知った瞬間でもあった。

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この通りに作ってみようとかとも思ったが、自分なりにカスタマイズしてみる。まずは麺を茹でて、程好いところでザルにあけてスタンバイ。その麺を炒めると云う手順にしたいと思う。まずは具ナシから作ってみよう。

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お馴染みのアイテムが新しい仕事をする。切り胡麻は一緒だけれど。

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煮立ったお湯に麺を入れ、ほぐしながら頃合いを見てザルにあける。フライパンにサラダ油少量を入れて麺を炒める。粉末スープを半分程入れて混ぜて味付けをする。

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サッポロ一番塩らーめん焼きそば試作№1。具ナシ、プレーン。

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殺風景に思える程にシンプル。こりゃなかなかストイックである。味は想像が付く。でも楽しみである。さあどうだろう。

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ウマウマウー。ウマイと思う。だが何だろう、ちょっと釈然としないところもある。それは何だ。一体何だ。思うに、スープの味わいをスープとして口腔に充たすことが出来ないのだ。そりゃそうだ。そのようにチューニングしてあるスープなのだから。スープとして汁として楽しむのが王道なのは当たり前。でもここでめげてはいけない。きっと汁でないことで拓ける新しい道もあるはずだ。アレンジを進めよう。前進あるのみ。

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忘れてはいけない切り胡麻。すみませんかけるの忘れていました。これがアルとナイとでは大きな差がある。そして切り胡麻で先程の殺風景さは一新されて、ワンアンドオンリーのものになった。香りも味わいもワンランクアップ。さあ、次は野菜の出番だ。

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サッポロ一番塩らーめん焼きそば試作№2。キャベツ入り。

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キャベツは軽く湯通しをするくらい煮て、それから炒めた。この方が麺との馴染みが良いかと判断した。仕上げに切り胡麻を忘れずに。

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ウマウマウー。キャベツが入ったことで粉末スープの味わいの角が取れて、全体的にやさしく馴染んだ。キャベツと云うのはかくも偉大なる食材であるか。キャベツを信じて使って来て良かった。きっと活躍してくれると思っていた。そんな野球の監督のようなコメントも出ようと云うものだ。いやキャベツは元々偉大でありますぜ旦那。さて続けて考えるべきは彩りである。先出のおすすめレシピにニンジンが入っているのは味だけでなく彩りも加味してのことであろう。そこでふと思い付いた。一気に彩りを華やかにしてみようじゃないか。

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サッポロ一番塩らーめん焼きそば試作№3。キャベツとタコウインナー入り、ナルトと岩下の新生姜スライストッピング。

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まあこれが僕の頭の様子だ。かなり克明に表現出来ていると思う。タコの宇宙人にナルトの銀河系。岩下の新生姜スライスのピンクも相俟って一気に赤方偏移した(赤方偏移の用法間違っているの知ってますよ念のため)。宇宙それは人類に残された最後の開拓地である。このフレーズをご存じの方はもうかなり年齢が(以下略)。

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さあ宇宙の旅に出よう。焼きそばの旅じゃなかったのか。でもやるんだよ。

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ウマウマウー。こりゃええぞ。タコウインナーには飾り用の8本足と、味わいもプラスさせる役目も与えられた5本足がいる。5本足は地球侵略の先鋒としてフライパンに入れてキャベツと一緒に炒める。結果としてスープの味わいにかなりのウインナー的要素を加えることに成功。それでもナルトの宇宙は広大で別次元の我関せず。いいんですよそれでナルトは。まだまだアレンジの可能性は広く残されているサッポロ一番塩らーめん焼きそばの宇宙。思い付いたことがまだまだあるので、また改めて宇宙の神秘を探索してみたいと思う。

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焼きそばの果てしなき旅はまだまだ続きます。

【索引】焼きそばの果てしなき旅

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