御大礼関連の展示が盛り沢山!

昨年は約30年ぶりに天皇の「践祚(せんそ)」が成され、新たな日本の始まりとなる歴史的な年となりました。

その象徴としての、厳かな雰囲気で行われる儀式や晴れやかなパレードについて、ご記憶にある方も多いと思います。

小野照崎神社でも、この新天皇の即位に執り行われる一連の行事「御大礼」について、note記事で特集を組みお伝えをしてまいりました。

また、御大礼における重要な儀式である「即位礼 正殿の儀」「大嘗祭(だいじょうさい)」という2つの祭儀を奉祝し、金銀の絵巻物に、奉祝の祝詞を記した4枚続きの特別な御朱印を授与致しました。

この御朱印は御大典の奉祝事業として、10月1日~11月末日まで天皇陛下 即位礼・大嘗祭を奉祝した期間限定の特別なもの。
煌びやかな箔押しを施した2ページを使っての見開きの御朱印は、SNSを中心に話題となり、NHKを始め民放各局に取り上げられるなど大きな反響を頂きました。お陰様をもちまして、この一世一代の慶事に際し本当に多くの方に奉祝の真をお捧げ頂き、ご縁を結んで頂くことができましたこと、心より嬉しく思っています。


生の「高御座(たかみくら)」「オープンカー」それぞれがお目見え!

この御即位に伴った一連の「御大礼」では、古式に則りさまざまな儀式が執り行われ、様々な装束や調度品が使用されます。

様々な儀式で御召しになられる天皇の装束や付随する伝統的な道具は、種類も多い上に用途が限定的かつ明確に規定されており、それらは歴史的な遺産として後世まで語り継がれていくものです。

数ある儀式の中でも、最も外向きの象徴的な儀式として、内外に即位を宣明された「即位礼正殿の儀」「祝賀御列の儀(パレード)」がございました。

「即位礼正殿の儀」とは、天皇が日本国の代表として各国の代表を招き、御即位を内外に宣明される儀式です。10月22日(火)に宮中で行われたこの儀式では、天皇は「高御座」と呼ばれる玉座の檀上から即位を宣明します。

「祝賀御列の儀」は、国民に広く御即位を披露され、祝福を受けられるため、天皇皇后両陛下がオープンカーに乗ってパレードです。昨年の11月10日に行われました。笑顔で手をふる天皇皇后ご夫妻の笑顔は印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

即位に関する一連の儀式「御大礼」の特集展示や、「祝賀御列の儀(パレード)」で用いられた「オープンカー」の展示、「即位礼正殿の儀」で用いられた高御座等の一般参観が以下の日程で行われます。

オープンカーの展示

令和2年1月9日(木)~3月17日(火)(京都迎賓館)
※見学には事前予約または当日整理券が必要とのこと。詳細はホームページ等ご確認ください。

高御座(たかみくら)等の一般参観

令和2年1月2日(木)~19日(日)(東京国立博物館)
これに合わせ「天皇と宮中儀礼」という形で 平成館 企画展示室での展示や、1月15日より日本書紀成立1300年を記念して「出雲と大和」と題された特別展が開催される予定です。

 令和2年3月1日(日)~22日(日)(京都御所)
※詳細はホームページをご確認ください

「即位の美・儀式の美」展示

1月2日(水)〜15日(火)10:00〜20:00 入場無料(東京国際フォーラム)

即位礼や大嘗祭に関わる装束や模型展示などがされているようです。こちら残りの日数も少なくなってきております。お早めにどうぞ!


どれも歴史に残る貴重な調度品です。

この機会に見学なさってはいかがでしょうか。


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