受託病という弱点
おはようございます、さすらいピーです。
リモートワークが増えたせいで、電車に乗る機会が減り、電車で旅したい感情が増しています。
#自宅の横が小田急線
ボクはクライアントから仕事をいただく、いわゆる受託案件をもらう立場です。
プロジェクトの節目ごとに思い出す言葉があります。
「受託病」
意味合いとしては、受託側が意志を持たないロボットのように判断して行動している状態のこと。
この言葉は、ボクが尊敬する方から、
「さすらいピー、受託病になっているぞ」と言われたことが由来です。
その当時はよく意味がわかららないというか、ちゃんと消化できてませんでした。
今では大切な言葉として、ボクの中で生きています。
それでも、今でも発症しますw
プロジェクトマネジメントのスキルで食べてるを自覚していたボクは、
「いつ」という時間を守るためにはどうすべきかを最優先にして進行管理をしがちなタイプです。
クライアントとやりとりする場合、空気を読みつつ、クライアントが納得する要求で合意形成することを重視して、スケジュールは守るという点で要件を固める癖があります。
制作者として、「なぜ」この要件にするのか、クライアントの要望と相容れない部分を見過ごして、何ら疑いを持たずにクライアント意向を優先する。
現場のクリエイター達の想いを伝え、どうあるべきかをすり合わせることを失念して、時間とコスト最優先で要件をまとめようとする。
こんなボクのプロジェクトの進行状態から、
「さすらいピー、受託病になっているぞ」と指摘してくれました。
ボクの受託病の症状は、
企画を疑わずに、手だけ動かして思考停止に陥っている状態です。
○受託病が発症していないプロジェクト
決定する人=発注側
提案する人、実行する人=受託側
×受託病が発症したプロジェクト
決定をする人、提案(企画)する人=発注側
実行する人(企画を疑わず、手を動かす人)=受注側
これはボクの弱点で、判断が早いが、諦めも早い。
#ねばり不足
2020年にも受託病になったプロジェクトがありました。
会議がZoomに変わり、オフラインで会議進行が増えてから、ズレを感じるようになった時から受託病になりました。
理由はオンラインだけで信頼関係を醸成するのに失敗したということです。
単純に分解すると、こんなステップです。
受託病になったステップ
1. オンラインで表情や相槌などが見えない
2. こちらの提案のフィードバックがポジティブかネガティブかわからない
3. フィードバックをもらわずに放置した ※ボクの失敗
4. 方針変更の方向性がこちらの考えとズレている
5. 今のクライアントの認識だと、こちらの言葉は刺さらないと判断
6. 方針に感じる違和感を伝えない ※ボクの失敗
#失敗談
5で受託病は発症している状態も、3の段階で受託病の兆しがあります。
プロジェクトの最優先事項は、高い品質のアウトプットを生み出すこと。
時間優先、コスト死守は制約条件でしかありません。
#受託病の言葉をくれたヒトの教え
またプロジェクトマネジメントは信頼関係を築かないと成り立たないので、オンラインでのミーティングでもちゃんとフィードバックすることを積み重ねること。
些細なことかもしれませんが、自分の弱点、思考グセを把握しつつ、丁寧なオンラインでの対話を心がけることにしたい。
#失敗からの教訓
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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