舞台上で演じない人達

こんばんは、シン・スグルです。

人間は集団の中で生きる生き物ですが、
その中で嫌われる種類の人というのがいますね。

それが”楽をしようとする”タイプの人々です。

最近で実際にあった事ですが、
数社集まって親睦を深めようという飲み会があったんですね。

うちも含めて10人くらいの人が集まりました。
今回は、初対面という人が結構いたんです。

多くの方が経験していると思うのでわかるでしょうが、
こうした飲み会を成功させる為に絶対にやってはいけないのが
「お通夜みたいに静かな飲み会になること」です。

兎にも角にも、楽しかった!来てよかった!
お互いがそう思って終わる事が出来たら成功なんですよ。

その為に参加しているメンバーが意識するのは、
強引にでも盛り上がろうとすることです。

「そんなに気を遣うような飲み会は嫌だ!」
といった意見もあるかとは思いますが、
ここではそうした話は無しにしましょう。

良くも悪くも、今の日本社会はこうした飲み会が
度々あることは受け入れないといけないところですしね。

ただ、こうした飲み会に参加する事になったら、
そこはもう潔く諦めて「どうせなら楽しもう!」といった
心構えで臨んだ方がよほど発展性がありますよね。

そんなわけで、この飲み会を良いものにするために
参加メンバーは意識して臨みます。

例えるなら、舞台に上がった役者達が自分の役割を
演じているんですよ。
舞台が成功するかどうかは、それぞれの演技に掛かっている。

さて、そんな中で、ですね。
最も嫌われるタイプというのが、

「舞台に上がったにも関わらず演じない人々」です。

舞台上に観客はいませんよね。
全員がプレイヤーです。

それなのに、自分が観客であるかのように
他のプレイヤーに楽しませてもらおうとしている。

周りから楽しませてもらって、自分は何も提供しないんですね。

こうした人々は、その場では何も言われなくても
悪い印象しか残りません。

商売をする上で大切なのは、買い手と売り手に関係なく、
その商売を成功する為にお互いに積極的に取り組む事です。

片方だけが頑張っている状況というのは長くは続きません。

まあ、これは商売に限った事ではないですよね。

友達でも、恋人でも、夫婦でも、片方だけが頑張る関係というのは
必ず近いうちに破綻します。

そりゃあ人間ですからね、永遠に奉仕し続けるなんてこと出来ませんよ。

「なんでいつもこっちばっかり頑張らんといかんねん!」

そう思って当然でしょう。

話が少しそれましたが、今回の飲み会には演じないのが2人いたわけです汗

みんな前のめりになって盛り上げようとしている中で、
イスに寄りかかってお酒を飲んでいる。

他のメンバーが話を振っても一言返すだけ。
自分から話題を提供する事もしない。

確かに世の中、口下手で話すことが苦手な方もいます。
僕も自他共に認める口下手ですしね(笑)

ただ、それとこれは別問題です。

その場に参加しているメンバー、特に立場が上の人々が見ているのは、
上手い事を言えるか、面白い話題が提供できるか、笑わせられるか、
ではないんですね。

その場の為にどれだけ尽くせるか、という心意気を見ているんです。

結局、二次会でも「楽しませてもらう」態度を変えなかった二人は、
次第に相手にされなくなってしまい、
残った印象としては「一緒に仕事をしたくない相手」というものでした。

こうしたコミュニケーションの場をめんどくさいと感じる人はいるでしょうが、
先ほども書いたように避けて通れない場面というのは必ずあります。

で、どうせ参加しないといけないなら、楽しいほうがいいじゃないですか(笑)

その気持ちを持って臨めるかどうか。

その場で楽をする事を選べば、その瞬間は得をした気持ちになるかもしれませんが、
長い目で見て大きな損失になります。

反面教師として気を付けたい事ですね。

それではまた!

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