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無いものは無い!中途半端が身を滅ぼし、潔さが道を拓く。

こんにちは、シン・スグルです。

自分にないものを持っている人って羨ましくみえますね。

身長高くて羨ましい、とか。
大金持ちの家に生まれて羨ましい、とか。
運動神経が良くて羨ましい、とか。
美人やイケメンに生まれて羨ましい、などなど・・。

その内容の大半は、努力では決して手に入らないからこそ
より強烈に光り輝いて見えるんですよね。

その中でも、特に「憧れつつも決して手に入らない」ものが
「キャラクター」じゃないでしょうか。

キャラクターは性格や人間性とも言い換えられるかもしれませんね。

これはもう本当に生まれ持った才能だと思います。

自分で言うのもなんですが、僕は人から真面目だと思われています。
僕自身も真面目だと感じています。
で、この「真面目」という言葉についてよく考えるんですが・・・。

学校に通っていた頃って、この真面目ってのはプラスに働きこそすれ
マイナスには働きませんでした。

決められたルールの中で、先生達の思い通りの範疇での行動を取って、
言われたように勉強をしていく。

それが正解だったし、学校の中でそれなりに楽しく充実した
生活を送る為には十分だったと思います。

何の疑問も抱くことなく過ごしていた学生時代。
ただ、社会に出てからそれは覆りました。

「真面目」はマイナスには働かなくても、プラスにも働かない事を知ったんです。

お客さんに気に入られたり、すぐに覚えられたりするのは、
真面目からは少し外れた人達でした。

その意味はすぐにわかりましたね。

単純に、面白いんです。

真面目な人間は言ってしまえば図形でいうところの〇に近いイメージです。
見ていて不快ではないけれど、これといって面白みもない。
「うん、そうだね、〇だね」

そんなイメージです。

ただ、少し外れた人たちの形は違います。
途中までは丸いけど、一部分だけ異様に尖がってたり、
四角かったり、星形だったり、表現できないような形だったりするわけです。

「ちょっwwなにその形wwどうしてそうなんのwwwww」

みたいなイメージで、興味関心を引くんですね。

〇と、少し違った形が並んでいたら、違う形の方に魅かれるのは当然です。
〇は皆見慣れていますからね。

これが、強烈に羨ましかったんですよ。

いきなり相手の心を掴むその形が、欲しくて欲しくて仕方なかったです。

それから僕は、四角や星形になれないかと挑戦してみたんですよ。
星形の性格を真似てみたり、四角の言葉を使うようにしたり。

真似していれば、相手に星形と同じ印象を与えれる。
そう信じていました。

でも、ある時、星形のキャラクターを持つ先輩に言われました。

「お前、らしくない事してるな。痛いだけだからやめた方がいいぞ」

ってね。

いや~ショックでしたね。
恥ずかしながら、真似をしていれば同じようになれると簡単に思っていたので、まさか真似ている事がばれていた上に、痛いという印象も与えていたとは・・・。

これ、身近な人だから口に出して教えてくれましたが、
それほど親しくない相手やお客さんだったら、
違和感を感じて次第に離れていくだけでしょうね。

とても衝撃的な事でしたが、受け入れたくありませんでしたが、
この事から悟りました。

自分のキャラクターを強引に曲げると、自分も他人も不快になる。

ということを。

受け入れるのは簡単ではありませんでしたが、
ただどこかでわかっていた気もします。

自分と全く違うキャラを演じていると、疲れる上に、たまにふっと虚しさが襲ってきます。

例えそのキャラクターで評価されても、それは本当に自分を見てもらっているのか?
なんて疑問もわいてきてしまうと思います。

ですので、
自分が生まれ持ったキャラクターというのは、一生付き合っていくしかないんですね。

ただ、だから諦めよう、と思う必要はないと思います。

キャラクターを変えられないと悟った時に同時に分かったこともあります。

真面目なら、真面目を武器にする、あるいはネタにすればいい、という事に。

つまり「見方」を変えるということです。

真面目は確かに〇に見えるかもしれませんが、それは正面から見た場合で、
横から見ればめちゃくちゃ尖がって伸びているかもしれない。
カラフルな模様かもしれない。

例えがわかりにくいかもしれませんが、つまり、

「真面目」=「面白くない」

というのを、

「ふざけた事を真面目にやって逆に面白い」

とかに変えてしまうんですね。

例えば、運動会で、仮装で男達が女装をしてチャラチャラふざけながら

100m走ってる中、ドレスを着て化粧をしてカツラを被った男が一人だけ真面目に全力疾走してたらそれだけで面白いじゃないですか。

発想の問題ですね。

普段から面白い人がやっても面白くない事を、
真面目な人がやるからこそ面白い。

そういう事を探していけばいいと思います。

「俺は真面目だ!仕方ない!そういうもんだ!ならいっそ真面目を貫き通してやる!」

そんな潔さが、逆に面白さを引き寄せてくれると思います。

事実、悩んで悩んでその末にこの考え方にたどり着いた後は、
気分も楽になりましたし、人との接し方もぶれなくなりましたね!

ないものはないんです。
そこに中途半端に未練を持っているから自分でも嫌になるし、
他人から見ても余計つまらなく見えるんです。

潔くよくいきましょう!
で、どうせならその道を極めるつもりで突っ走りましょう!

それではまた。

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