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キネマの神様、リピ確定

キネマの神様、観てきました。 

日本が全国で緊急事態宣言という未曾有の疫病に慄く直前。主演の志村けんさんが亡くなるという衝撃的な打撃を受けた、っていうフィルターかかってる映画。でも観たらすっかり引き込まれた。日本中の映画やドラマも撮影が止まり、渋谷スクランブル交差点にもひと気が無くなった。そんな時期で、志村けんさんの代役に沢田研二さん決定。コント一緒にやってたな。高齢だけど引き受けたジュリーの男気に感謝。沢田研二さん演じる助監督役の若い頃は推しの菅田将暉さん。そのゴウちゃん(役名)を支えるのが永野芽郁さん(今はハコヅメで好演)で、この2人がとっても素敵。撮影技師のテラシンさんの若い頃は野田洋次郎さん。ゴウちゃんテラシンの2人の関係は、食堂の娘である淑子を挟んで微妙。青春、ってこんな甘酸っぱい感じだったよね。テラシンさんギター上手いね。当たり前か笑

破天荒なゴウちゃんはお爺ちゃんになっても相変わらずダメで、だけどどっか魅力的。沢田研二さんが最初出てきたんだけど、不思議なんだけど、志村けんさんに見えちゃうの。これがもし志村けんさんだったら…と思うと観ながらも胸が苦しくなる。淑子ちゃんは歳をとっても相変わらず苦労してるしお母さんが甘やかすからいけないと娘に責められ、ゴウちゃんは孫に無視され。

ストーリーは、現代のゴウちゃんと若いゴウちゃんに行ったり来たりしながら、最後は現代のゴウちゃんのお話しになるんだけど。ゴウちゃん歌を歌ってよ、のシーン。そりゃジュリーなら上手いよね、と頭の中で思ったアタシをぶん殴りたい!ここで涙腺大崩壊。

あとね、北川景子さん演じる桂園子。若いゴウちゃんの助監督時代の大女優なんだけど、原節子とかなのかな?昔の女優だからお金持ちでオープンカーに乗ったりしてる。コレが北川景子さん似合う。昔の女優さんならこんなだったんだろうなぁ、と思わせる。別嬪さん、て言葉はこの人の為にあるね。ゴウちゃんのこと好きだったのかな?

「男はつらいよ」沢田研二出演回におばちゃんが買ってきたシャツを菅田将暉くんが着てるっていう美術さんの細かい芸とか、見どころ満載。

孫役はまえだまえだの前田旺志郎さん。すっかりご活躍だよね。ストーリー的にはナイス、グッジョブです。ホントありがとうね。

ネタバレしない様に感想書いてるつもりだけど、ヤバい箇所はご指摘下さい。

拙い感想文をここまでお読みくださり、ありがとうございます。パンフは買ってるけど、読まずに書いてる(影響されるから)ので、間違いもあるかと存じますが、あくまで個人の感想なんで生暖かく見守ってくださいね。

次は明日3回目の「孤狼の血LEVEL2」か、こないだ観た「日本で一番悪い奴ら」か。9月1日は「ヤクザと家族」のトークイベント行くから、そっちかな?

(20210817鑑賞)


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