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【牡蠣と椎茸のグリル】

~高温で焼くことで、
牡蠣の旨味を椎茸が吸って至高の一品に~ 

                

酒蔵では、いよいよ酒造り最盛期に入りました。
朝、出勤時に遠くから歩いてきますと、
酒蔵からお米をふかしている湯気が立ち登っていくのが見えます。
新酒が店頭に並ぶのはもうしばらく後になりますので、
楽しみに待っていてください。
今月は、新酒に合わせたおしゃれなおつまみのレシピです。
ご紹介くださるのは、Cooking Studio I-e(イーエ)代表・料理研究家の中村美紀さんです。
それでは中村美紀さんの季節のコラムと共にお楽しみください。

*コラムの後にレシピを投稿しております。




<ふくしまごはん歳時記 2022年11月 霜月(しもつき)>

【二十四節気(にじゅうしせっき)とは】
太陽年を日数(平気法)あるいは太陽の黄道上の視位置(定気法)によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を付したもの。

■立冬(りっとう) 2022/11/7-11/21
はじめて冬の気配があらわれてくる頃。銀杏の葉が黄色く色づき始め、紅葉(もみじ)が見ごろとなる。
■小雪(しょうせつ) 2022/11/22-12/6
雨が雪にかわりはじめる頃。木枯らしが枝の葉を落とし初雪が舞う季節。

【季節のコラム】
秋晴れの日々。澄み渡る空気がいよいよ冷え込んできまして、冬の足音を感じるようになりました。
新酒(ヌーヴォー)の季節ですね。お酒大好きなわたしとしては、本当に楽しみです。最近では新酒と、手軽にできるシンプルなおつまみを一緒に合わせるのが流行りで、簡単おつまみのことをフランスでは「アペロ」、イタリアでは「アペリティーヴォ」と呼んだりします。日本酒もワイングラスで飲むと香りが一段とふくよかに感じますし、オシャレな感じがしてちょっとテンションが上がりますよね。
今回は、旬の三陸産の牡蠣と、熊本の青レモンを使って、初冬にぴったりなアペロを作ってみました。魚焼きグリルで作るのですが、市販されている天板を使うとオーブン代わりになるので魚焼きグリルの可能性が広がります。(ホームセンター等に置いてあります。100円ショップなどで売っている、アウトドア用のミニ天板でもOK。)
牡蠣は下処理がとても重要です。こんにちは料理酒を使えば、臭みが全くなく、焼くことで旨味を凝縮したお味に。こんなに簡単にできるとは思えない超おすすめの一品です。ぜひ作ってみてくださいね!
最後までお読みくださってありがとうございました。では、また来月お会いしましょう。

※参考資料:にっぽんの七十二候(枻出版社)
春夏秋冬・土用で暮らす。(富田貴史・植松良枝著 主婦と生活社)
暦生活 https://www.543life.com/seasons24/


■レシピ監修:Cooking Studio I-e(イーエ) 料理研究家 中村美紀
HP: http://www.studioi-e.com/
オフィシャルブログ:ミキティママの「人・食・酒が人生の三種の神器」https://ameblo.jp/cookingstudioi-e/


【牡蠣と椎茸のグリル】   

~高温で焼くことで、
牡蠣の旨味を椎茸が吸って至高の一品に~ 




■材料(4人分)
椎茸・・・4個
牡蠣・・・4個(小さめのものなら8個)
パンチェッタ・・・30g
こんにちは料理酒・・・小さじ1、
青レモンスライス・・・2枚
     *今回は熊本産のものを使用。なければ普通のレモンでOK
塩・こしょう・・・少々
オリーブオイル・・・少々
パセリのみじん切り(あれば)

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■作り方
①牡蠣を洗う
ボウルに水を1リットル程度入れ、塩を小さじ1程度入れて塩水を作り、
牡蠣を入れて黒いひだの部分を丁寧に洗う。
キッチンペーパーなどで水気をふき取り、こんにちは料理酒をまぶす。

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②椎茸にのせる
椎茸の石突を取り、塩をし、パンチェッタ、牡蠣、レモンをのせる。上からさらに塩・こしょう、オリーブオイルをかけ、グリル皿にのせる。(グリル皿がなければ、アルミホイルでOK)

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③仕上げる
グリル中火~強火で8~10分焼いて表面に焼き色がついたら完成。パセリのみじん切りをふってどうぞ。

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■こんにちは料理酒を使うポイント
・牡蠣の臭みを取り、焼いた後の旨味をより凝縮したものにします。

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