人生は最高を追い求めると不幸になる

こんにちは、大成信一朗です。

現代社会で成功するためには、効率良く生きる必要がある。
だから、みんな一番良い選択肢を選ぶ。
しかし、最良の選択肢を選んだはずなのに、幸せではないという人は少なくない。

例えば、アメリカで就職の内定が多い大学生と少ない大学生を数年間追跡調査したところ、内定が多い学生の方が就職した会社に対して不満を持つ人が多いという結果が出た。

なぜ、人は最高の選択をしたにも関わらず、幸せになれないのだろうか?

最高を追うという人生の罠

成功するために最高の選択肢を選ぶ。
しかし、その結果、成功しても幸せではない。
なぜ、このような矛盾が生じるのだろうか?

それは、選ばなかった選択肢に幻想を抱いて後悔するからだ。
例えば、A、B、C、D、Eの5社の内定をもらい、その中で一番給料が高かったB社を選ぶ。
実際に働いてみると、自分が思っていたのと微妙に違う仕事内容だったり、数年経ってもあまり昇給しない。
すると、「A社の方が給料が5000円少なかったけど、あっちの方が自分に合った仕事で、出世して今よりも稼いでいたかもしれない…」など、現状に対する不満から選ばなかった選択肢に幻想を抱いていしまう。
その結果、自分が選んだ選択肢に不満を感じ、幸せになれない。

これは人生を左右する大きな選択だけではなく、日常の些細なことでも同様である。
あなたはスマホを買った時、たくさんの機種の中から性能や価格など総合的に比較して一番良いと思った物を選んだと思う。
買った直後はモチベーションが上がったものの、日が経つにつれて、「やっぱりあっちを選んだ方が良かったかも」と後悔の念が浮かんだという経験があるかもしれない。

それでは、どうすれば幸せになるのだろうか?

満足する方を選べ

選択しなければならない時、最高のものではなく、満足する方を選ぼう。

満足する方とは、自分のニーズを満たしこれで充分だと感じるものだ。
これだと、最高の結果を得られないから成功できないかもしれないと思うかもしれない。
確かにそうかもしれないが、その分、他のものと比較してしまい、後悔も大きくなる。
一方、ニーズが満たせれば良いという考えなら、他のものと比較しようとは思わないから、後悔はしない。
満足する選択肢とは後悔しない選択とも言える。

ビジネスでは結果が求められるので、最高を基準に選ぶのが良いだろう。
しかし、プライベートなら結果を求められることも少なく、感情の方が大事だ。
だから、満足する方を選ぼう。

まずは些細なことで構わない。
今日から選択する時は最高ではなく満足で選ぼう。

大成信一朗

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