【算数】分数、ちょっと寄り道。
分数を覚えたあとに、やろうと思っていたゲームがあります。
やってみたら、予想をはるかに超えて楽しんでくれたので紹介します。
製品を買わなくても、サイコロが20個くらいあればできます。サイコロの「1」が「X」になった特別なサイコロを使いますが、「1が出たらアウトになる」ということだけ気をつければ問題ありません。
ラベンスバーガーの「ストライク」というゲームです。2000円くらいで買えます。
ストライクのルール
サイコロを全員に同じ数だけ配ります。3人なら7個ですが、少々前後しても構いません。ただ、必ず1個は余らせます。
ゲームの概要は、手持ちのサイコロが最後まで残っていた人が勝利です。つまり、基本的には手持ちのサイコロがだんだん減っていきます。運が良ければ増えます。
まず、余った1個を振ります。Xが出たら振り直します。
年長者からスタート(1番手は若干不利)。サイコロを1個振ります。場の中で、サイコロの目が揃っていたら、そのサイコロを自分のものにできます。
サイコロの目が揃わなかった場合、もう1個振ることもできますし、次の人にパスすることもできます。
目が揃ってサイコロをゲットしたら、必ず次の人の番になります。
Xが出たサイコロと、場を飛び出してしまったサイコロはゲームから除外されます。
なお、場にあるサイコロにぶつけるように投げ入れて、目を変えることもできます。
手持ちのサイコロがなくなった人から脱落していきます。
これを、最後の一人になるまで続けます。
基本的にはこれだけのゲームですが、驚くほど盛り上がります。
その理由が、オール・インという特殊ルールです。
場にサイコロが一つもない状態で自分の番が回ってきた人は、手持ちのサイコロを全ていっぺんに振らなければなりません。そして、目が揃ったものだけ回収できます。
このオール・インが、とんでもなく盛り上がります。
「オール・イーン!」
「えー!」
という叫び声が何度も響きます。
分数と確率の話をちらっと
ひとしきり楽しんだら、確率の話をします。
「場にサイコロが◯個あるとき、サイコロを1個振って、目が揃う確率は?」
確率の初歩ですが、低学年にはひとまずこれくらいで。
もう少し分かってきたら、
「場にあるサイコロにぶつけて目を変える方が確率は上がる」(例外はある)
についても確認してもらいたいところです。
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