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いつかあなただった

新しく買ったMac bookのデスクトップを、インドネシアの海の写真にしている。インドネシアには行ったことがないけど、インドネシアの海の写真は手元に4枚ある。もうわかった と言われそうだけど、オンラインゲームで知り合った友人が送ってくれるから。その子が送ってくれる写真はいつもその子がつくったご飯かお菓子か海。大福の写真を送ってくれたこともあった。英語の言葉遣いがすごく明朗で無邪気で可愛い子。友達とhang outするときも落ちこんだ時もあの子は海に行く。写真の海はいつか新潟の海で見た貝殻のうらがわみたいに綺麗なうすいブルーグレイ。

接してると自分の心にもまだやわらかい部分があるんだということを思い出させてくれる人がいる。決して私には似ていないけれど、いつかその人だったことがあるような気がする。そんなことを言うのは恋してるみたいだけど、恋にならない恋みたいな他者への憧れを持て余すとき、大袈裟に感謝してみせるしかないなんて退屈だ。崇拝するのも性に合わない私は思うのだ。いつかあなただったことがあるような気がする。あなたのやさしさや賢さに感動するのに、本当は私の持ち物でもあるかのように慕わしいから。

復職してからは周囲に本当に大事にしてもらっていて、すごく感動するような出会いとか再会もあって、なんだかんだと楽しい。休日に寝てることしかできない なんてこともなくなって、軽井沢まで車を運転してコーヒーを飲みに行くこともできた。やっぱり、おもしろい人と働いている と思いたいな。仕事は真面目にやるけど、つらい思いをすればするほどえらい なんて誰にも言いたくない。私が気に入っている私の部分を好きな人と過ごしたいな。どこにいても、いい時間を、過ごしたいな。


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