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Facebookで拡散中の「新しいハッカーです」は本当なのか?悪意がないのか検証してみた

ここ最近、タイムライン上にチラホラと拡散されている
謎の「新しいハッカー」の出現を警告する文章をご存知でしょうか?

文章の内容は、下のような内容をコピペして拡散して!という内容なのですが・・・

私の友人間でも賛否両論でして、
「これは危険だ!みんなに教えてあげなきゃ!」派と
「これってチェーンメールだろう?躍らされるなよ」って派と
「そもそも、これをコピペさせられてることが、行動をハッキングされてない?」っていう派と、
派閥が分かれて物議を醸しだしています^^;

で、前置きとして、
ちょっと私なりに検証、推測してみたいと思うんですが・・・
(この解説の後、本題に移ります)

まず、このハッカーのおこなうハッキングの内容なんですが、
簡単に解釈すると・・・

自分のコメントの間に、自分になりすました奴がコメントして、
しかもそれは、自分は見ることができず、
自分の友達にしか見ることができない。

自分のコメントというのは、おそらく誰かのタイムライン上での文章に対し、
返信したコメントのことを指すのかな?と思うのですが、
そういう前提で考えると・・・

とても醜く貴方からのコメントの様に装います。

と解説しているところから考えても、
例えば、誰かの文章に自分が返信した内容に対して、
さらに自分になりすましたアカウントが追加で嫌がらせの内容を返信して、
自分と相手の関係を悪くしてしまう。
っていうことなんでしょう。

貴方からは見れなくて、友達からは見れるようです。

これは、おそらくなのですが、
自分になりすました偽アカウントが、
自分をブロックしてるってことだと思います。
ブロックされると、相手の発言が見えなくなるので、
何を書かれても、自分では分からなくなります。

つまり・・・

友達のコメントに返信したら、なぜか自分の偽者が現れて
嫌らしい画像を追加で返信して、
いかにも自分が嫌がらせをした、みたいに残していきやがった!
誰だてめえは!!??

っていうことが起きてるんで注意しろよ!ってことをいいたいと思うんですが、
それが「新しいハッカー」と呼べるのかは疑わしいところで、
この嫌がらせ手法は昔から存在していて、
知らない人にとっては新しいかもしれませんが、
実際は新しくもなんとも無く、
しかも、ハッカーと呼べるような高等な乗っ取りでもありません。

自分の既に持っているアカウントが乗っ取られたというなら
ハッカーと呼べるでしょうが、
Facebookから新規登録して、正規の手順で作られたアカウントは
自分の偽者ではあっても、ハッキングされたわけではありません。
昔、大泉洋とかも偽アカウントが出現しましたが、あれと同じです。

私の推測が正しければ、内容自体は大騒ぎするような内容ではなく、
インターネットが普及しだした頃から存在する、
単なる「なりすまし」でしかなく、
なんで今さら、こんな古典的嫌がらせが拡散されなきゃならんの?
と思うわけですよ。
しかも、言葉遣いもおかしい部分があって、

私の全てのFacebookお友達に

一見、全体的には正しい日本語にも思えますが、
ちょっと、翻訳しました的な言葉遣いが見られます。
英語での表記をしている内容もあったので、
作ったのは外国人でしょう。

で、ここからが本題。
(前置きが長くてすいません)

私が一番気になるのはここです。

シェアでなくコピーを

まあ、確かに手間ひまかけさせる
自分自身のタイムラインへのコピペのほうが
友達連中には見えやすいですし、
より、インパクトはあるんですが、
なんで、あえて、こんな古典的手法を
インパクトを持たせるコピペで拡散させようとしたんでしょう?
この作者の意図は何なんでしょう?

もし、作者に意図があり、FacebookというSNSでそれを実践しているのだとすれば、
「限りない善意」か
「何らかの利益」

もし利益だとすれば、何があるか・・・
これは私なりの推測ですが、
Facebookの検索窓に「新しいハッカーです」と入れてみましょう。

拡散してる人たちの一覧が簡単に見ることができます。
その数・・・未知数です・・・^^;

この一覧が何を意味しているかというと、

「面倒でもコピペして拡散してくれる人たち一覧」
「文章の内容に賛同してくれてる人たち一覧」

上の2つは優しく書きましたが、
もし、私の推測が当たっていて、
何かの利益を求める作者の心中はこうでしょう。

「これをハッカーだと思い言いなりに拡散するSNS情報弱者リスト」

要は「SNSでの行動自体をハッキングされたアカウントリスト」です。
これって、アカウントをハッキングして乗っ取らなくても
その人間の行動を操作して、思うように動かせるんですから、
ある意味、ハッキング行為です。

このリストをどう活用するか・・・
ここから先は推測でも書いてはいけないので書きませんが、
では、なぜシェアじゃなくコピペに限定したのか?

これもいろいろと考えられるんですが、
多分、シェアだとボタン一つで簡単にできるので、
そんな簡単な行動を起こした人のリストよりは、
わざわざコピペまでして拡散してくれた人たちのリストのほうが、
リストとしての質は上がります。
ましてや、この内容に対して、しっかりとしたコメントまで追記して拡散している人は、更に上質な顧客となりうるので、
リストに星マークが付けられてるかもしれません。

中には、わざわざ、リンクまで付けて拡散してる人もいますが

もうね、こんなリンクまで付けられたら
私まで拡散しそうになりますが^^;
リンク先の記事の内容を見てみると、
今回の拡散文章とは、全く別物だということが分かります。

インスタグラム、ツイッター、リンクトイン、ピンタレストを含むザッカ―バーグ氏のアカウントが5日に一時的にハッカーに乗っ取られたとみられる。

Facebookの創始者が、Facebookのアカウントを乗っ取られたなんて
どこにも書いてません。
Instagramやtwitterのアカウントの話です。
もうね、こうなると印象操作合戦になって
マスコミ、週刊誌と大した変わらない醜聞です。

何度も言いますが、私の推測なので、
もしかしたら「限りない善意」である可能性もありますし、
この検証について賛否両論あると思います。

以上、ご清聴ありがとうございました。

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