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長野県に移住したらお金がかかる説について述べたい

吹雪の後のレポートである。
軽トラでは、坂の多い道路を走るだけでも命がけである。

命がけの私であるが、長野県への移住を考えているあなたへ、この厳しい現実をお伝えしたい。

あなたは、長野県に移住して、お金がかからない生活をしたいと思ってないだろうか?

まさか、Youtube などで小屋を作る動画をみたり、古民家をリフォームする動画を観てうっとりしてないだろうか?

だったら、本当に申し訳ない。
今のまま、東京に住むことをお勧めしたい。

いえ、お勧めどころではない。
念願する。

長野県での生活は、お金ばかりかかって仕方がない。
今日だって『綿半ホームエイド』に行ってきて、1リットル107円で100リットルの灯油を買ってきたばかりである。

ついでに電動給油ポンプの電池も買って、塩カルだって2000円で買ったし、水道管の凍結防止ヒーターだの、目張りをするテープだの、すぐに1万はかかってしまった。

東京の冬だったらエアコンだけでも済む。
こんな費用も手間もかからない。

しっかし、話は逸れるが、なぜホームセンターには太っている女性が多いのだろうか?

東京だったら、冬でもタイトに着こなす女性しかいないのに、寒くてもヒラリと軽やかに歩く女性しかいないのに。

『綿半ホームエイド』などにいくと、トドみたいな体型に、トドのような歩き方をする女性しかいなくて気が滅入る。

色合いは、すべて黒っぽい。
確めたわけではないが、あのジャージ素材には毛玉がたくさんくっついていることだろう。

車に乗るときなど、車体が傾くのがわかる。
それを目にすると、心の底から気が滅入る。

たまに、色合いもよくタイトに着こなしている奥様もいるが、許されるものなら拍手して称賛したいくらいだ。
あのような奥様こそが長野県の宝である。

とはいえ、これは女性はわるくない。
長野県が寒いからなのだ。
今日も北風が強かった。

5枚も6枚も着込むから、全員がモコモコになるのだ。
そういう私も『ワークマン』で1980円で購入したパッチを下に着用しているからモコモコだ。

東京で着ていた服など、冬は着れなくなるのだ。
これだけで、移住そうそうに衣類にもお金がかかるのはおわかりだろう。

そうだ、灯油理論についてであった。

ここ長野県では、灯油は欠かせない。
1室で1ヶ月5000円はかかるだろう。

小屋や古民家なんかに住んだものなら、スキマ風だらけで、うすら寒くて5000円じゃあ収まらない。

そうすると、どうしても移住したいあなたは、薪ストーブを使うといいだすのかもしれない。

いいですか!
宍戸錠は、薪ストーブで家を全焼させたんですよ!
UAとかいう歌手だって、薪ストーブで家が全焼ですよ!

しかしながらだ。
あなたは、全焼など問題ではないというのかもしれない。
宍戸錠がやらかしただけだ、と反論するかもしれない。

たしかにそうである。
宍戸錠はやらかす男だ。
誤りを率直に認めたい。

長野県移住ジャーナリスト(自称)として、宍戸錠の全焼は拙速な見解だった。

まず、ひとつひとつ説明したい。
私の独自調査(通りかかり)によると、薪は『綿半ホームエイド』では一束600円はする。

ひと抱えもない量だ。
私も、掘っ立て小屋で薪ストーブを使っているからわかるが、1日持たない分量だ。

チマチマとくべたとしても1日だろう。
灯油のほうが、よっぽど安いのだ。

まあ、薪ストーブであれば、餅を焼いて食べて旨かったりもするが、そんな餅などで私は誤魔化されない。
電子レンジで済む話だ。

それにだ。
いくら長野県だといっても、ここ最近では、煙を嫌がる住人も多い。

畑でスイカのツルを燃やすのにも気を遣うくらいだ。
現に、住宅が多い地域では、薪ストーブの使用は夜間のみと決められている事例もある。

じゃあ、民家がない山奥で、薪を自分で準備して使うと、また、あなたは言うのかもしれない。

わかった。
この際、はっきり言わせてもらおう。

あなたね。
『ポツンと1軒家』見てるね。

『光る君へ』がなんだかおもしろくなさそうだって『ポツンと1軒家』のほうを見てるね。

あなたね!
そんな気持ちで長野県へ移住しちゃぁいけない!
とんでもないことになりますよ!

まあ、とにかく落ち着いてほしい。
力説してしまったが、薪ストーブについては、賢明なあなたは当然にして理解していると思われる。

つたないレポート(駄文)をお許し願いたい。

まさか長野県への移住を考えておきながら、いまさら「やっぱ、お金かかりそうだなぁ」といってるような、あんぽんたんな方ではないはず。

いずれにしても、これらの極秘レポートによって、私の身辺には危険が迫りつつある。

長野県賛美一派から、袋叩きにあうときは、刻々と近づいてきている。

それでも私は、移住希望者の不幸をくい止めるために、長野県の実態をレポートしなければならない。

ぜひ、その意気を買い、レポート代として9,800円ほどのサポートをお願いする次第である。
なんなら、キリのいいころで10,000円でかまわない。

誤解がないように申し添えるが、決して『綿半ホームエイド』で買い物した分を考えての金額ではない。

なんにしても、長野県に移住するのは、私のレポートを読んでからでも遅くはない。
とんでもないことになる。

レポートの続きを待たれよ。

大俵一平





レポート作成に使わせていただきます。 ありがとうござます。