おおてぼ つのめ

ギラつく太陽も、冷たい雨も、こころの中で吹く暴風も、万事汝の肥やしとなれ。 日日是好…

おおてぼ つのめ

ギラつく太陽も、冷たい雨も、こころの中で吹く暴風も、万事汝の肥やしとなれ。 日日是好日。

最近の記事

怒るということ

もともと人間は、生まれたときに「怒る」という感情がない、らしい、と聞きました。 撃ち殺されたら、瞬間、動かなくなったオオカミを見て戸惑うことはあったかもしれませんが、それで即仕返し、という思考展開にはならないのでしょうね。 欲しい結果があり、そのための手段としての怒り。 子どもを学校に行かせるために。 取引先を自分の有利な条件で動かすために。 うまくいかない自分を鼓舞するために(時には自分にも腹が立ちますよね) 腹を立てている人を見ると、  ①いやな気持になるので避ける

    • アドボカシーって何ですか?

      アドボカシー、子供の権利条約 昔聞いた気がするんです。 どこで? 里親研修のどこかで。 それか、虐待防止の取り組みかしら。 もう、その手の業界では当たり前になってる理念か思想かと思っていましたが、とんでもない。 日本で法律になったのが今年だそうです。 子どもには権利がある。と。 どんな権利? 「声を上げる権利」です。これが、アドボカシー、だと。 別に、好き勝手いうのをなんでもしてやるってことじゃないですよ? 言ったからとて、その意見が通るとは限らない。 しかし、子

      • モノがもの申す その3

        前回は、なぜモノが増えてしまったのか書いた。 もったいない気持ちが根底にあったことを書いた。 自分の基準が曖昧だった事も。 買うは易く、手放すのは難しい。 …ともかく。 なかなか片付けられずにいる、その時何が起きているのか。 ⚪︎積んである本・・・「読んで、読んで〜」と呼んでいる… ⚪︎冷蔵庫の食材・・・「そろそろ傷んでくる感じですが…?」 ⚪︎溜まったポイントカード・・・「交換まで後少しですよ」 ⚪︎書きかけの日記・・・「ほらほら、三日坊主が10回続いてますよ?」

        • モノがもの申す その2

          ものを自分のものにすることで、実際、何を考えていたのだろう? もし、仕事場と家の往復だけでスーパーマーケットに寄らなかったら、そんなに物は増えない。 としても、スーパーマーケットで買うのは消耗品なので、そこで何かを買ったとして冷蔵庫や洗面所のスペースを侵略されるぐらいの限定的な影響しかない。 部屋を見渡すと、趣味のものの他に、生活を便利にしそうなもの、豊かな心になりそうなもの、みんなで遊べる娯楽もの、頂きもの、いつか年に数回もしくは起きるかどうかわからない災害時に使うよう

          モノがもの申す その1

          いつの間にか家の中に物が増えて、同じようなものがいくつもいくつも… あれ? 失くしたと思っていたら、こんなところに… ということで、おおてぼは20年ぐらいずっと片づけをし続けている。 片付けるのが我が人生。 万年「捨てる!技術 (辰巳渚 著)」が身に着かない、断捨離難民。 一生ミニマリストに憧れて生きるって?まさか!…かなり実現可能カモ… Oh! my god! でもですね… モノってどうしても増えていくじゃない?     …いや、誰に向けて共感を強要しているんだか 防

          モノがもの申す その1

          涙がでるほどの御飯だったろうか

          ”ごん母”がこの家で夏を送ったのは14回目。ごんが4歳の秋に家族3人でこの家に引っ越して来た。 この家は5DKだった。部屋が多いのは、夫婦が里親を志していたからいずれ必要になるだろうと思ってのことだった。 駅が近かったから、進学塾に勤めていて夜遅く帰ってくる”ごん父”に便利がいいと決めたのだった。 台所のシンク奥は緑のタイル張りで少し暗かったから、住んで半年ほど後に、台所と繋がっている応接間の壁を取り払って壁もキッチンセットも白くリフォームした。 壁の珪藻土は家族で変わ

          涙がでるほどの御飯だったろうか

          変身シーンってみんな好きなの?

          暫く会っていない人に会った時、雰囲気が変わったとして。 「どうしたの?すごく感じが変わったね!」 「なにがあったの?」 と、あなたはその人に聞いたりしますか? おおてぼは、あまり聞かないことが多い。 親しい度合いが  ①週5ぐらいで良く会う   又は、会わなくてもフィーリングが同じで言葉少なく気持ちが通じる。  ②何か月に1度ぐらいで会う   又は、取引先の人、やや損得関係がある人。  ③何年ぶりで会う   又は、講座や趣味サークルで会うSNSアカウント知らない人。  ④親

          変身シーンってみんな好きなの?

          「繊細」の本当に意味する処 その2

          おおてぼが他人から「繊細」という評価を頂戴する意味を考えるにあたり、 HSPの概念を少し借りたいと思う。ニュアンスとしても、何か似ているものを感じているから。 前回記事からの続き まだの方はぜひ そこで、HSPの定義を明確にしておこう。 ①HSPとは? これらの刺激に対して敏感な性質が、結果、 となるそうだ。これらのHSPの人のあるある話、確かに繊細。 ②現在の自分にとってどうか いくつかは確かに当てはまる。 ・特に夜。小さくても話し声が耳に入ると気になって眠

          「繊細」の本当に意味する処 その2

          「繊細」の本当に意味する処 その1

          「おおてぼサンは、繊細だね」と言われてきた。 「おおてぼサンは、弱いから、もっと強くならなくてはね」とも言われた。 なぜ、そう言われたのか… 人と知り合い、自分のことを話すようになり、相手を信頼して本音を言えるようになると感情が高ぶって話を切ってしまうようなことが度々あったから?ではないか、と思われる。 ただ、現実、口論になったことなど、ほとんどない。 そもそも争うのは嫌いだから。 (争うなんてばかみたい、と、感じていた。) 昔、確か… 頼まれて描いたヒマワリの絵。

          「繊細」の本当に意味する処 その1

          「知らんけど」

          「知らんけど」の使いかた。 俳優・着付師の結木 愛さんの記事に共感を覚えたので引用させていただく。 「知らんけど」ってね、おおてぼの感覚で言うならば、 ● 何でもかんでもつけるわけじゃない。 ● 人によって若干ニュアンスが違う気もする。  だから、テレビで芸人さんが使っている用途をなんとなく真似しても、関西人の現地の人たちの用途とズレることがあるかもしれない。 ● 「知らんけど」「知らんがな」含め、やや流行り言葉的であるので、全く使わない人はいる。(ちなみに「知らんがな

          変化は突然起きるのか?

          大きな病気をしたり、理不尽な事件に巻き込まれたりする経験をすると、人生について深く考え、方向転換をしたというようなことを見聞きする。 死の縁を彷徨って生還し、そのスピリチュアル体験を伝えてくれる方、困難を乗り越えて問題解決をしてきた方のご経験には、学ぶことが多く、知らない世界を垣間見させてくれることにもワクワクするものだ。 しかし、解決したい問題を長年抱えているのに 現実の人生において、本を読んだりワークをしても何かすっきりしない、変化が起きていないように感じるものだから

          変化は突然起きるのか?

          ナビゲーションシステム

          車で3時間ぐらいの場所へ定期的に行くことがある。 まずカーナビを目的地にセットして、その通りに行ってみる。 時間通りに目的地に着いた。よし。 何回か同じ道を往復し、慣れてくると、 「ああ、ここは右。」とか、「ローソン見えてきたら、一つ先の十字路を左。」などと覚えているので、カーナビが指示する方向を無視して自分が行きたい方角に行ったりするようになる。 「いや~今日は違う道を発見したよ」と新たな発見を武勇伝のように偉そうに人に話すのだが、順風満帆とはいかない。 「あれ?こ

          ナビゲーションシステム

          居るだけで、いつのまに

          湿気が多いせいなのか、体調不良の人が周りで続出。 この私、ガイドヘルパーの おおてぼ も今日は不調である。 どうやら冷えたのか? 首から目にかけてギシギシしている。 夜半に雨予報ということで、低気圧接近中だろうか。 天気痛という最近はやりの不定愁訴か。 ともあれ、今日の仕事が始まる時間だ。 おおてぼ が担当の時には、 決まってドライブしてほしいCさんと おおてぼ が担当の時には、 決まって本屋に行きたいMさんが 一緒に車に乗って移動するというプラン。 それぞれにヘルパ

          居るだけで、いつのまに

          お節介と突き放し

          障害者ガイドヘルパーのヨモギさん。 スーパーのセルフレジで、 「ん~~~、私、わからないなぁ~~?どうする?」と さじを投げる(ふり?) 「え~~?」ちょっと困ったような利用者で知的障害をお持ちのAさん (ヘルパーさんがやってくれるんじゃないの?) ガイドヘルパー「移動介護従事者」は、視覚障害の方、身体の障害をお持ちの方、知的に障害をお持ちの方の移動を支援するための補助者のこと。 通院、学校や作業所の通所・帰宅時の利用のほか、休日や授業後・仕事終わり帰宅までの余暇活動

          お節介と突き放し

          爽やかな天気と澱む心

          ごん母はいつものスマホアラームで目を覚まし、強い光が部屋に差し込んでくるのを煩わしく思いながら、ごんの出勤前に弁当を作らなければ、と起きだした。 白米は寝る前にタイマーをかけていたから炊けている。水出しで濃い目に入れて作っておいた麦茶を水筒に入れ、氷を入れてお茶完成。ささっとできるおかずを作って弁当完成。 6時半。2階のごん部屋に行き、寝ているごんに「起きや」と声かける。 「わかってる」というので、パンツ1枚の裸で寝ているごんの肩をぐいぐい押してみる。「押すなや」という。

          爽やかな天気と澱む心

          今日も雨で現場が中止、と思いきや

          「ごんちゃん、大工さんになる」 我が家の改修をしてくれた職人を見ながら、ごんはきらきらした目でそう言った。 「大工さんはいいね。いっぱい勉強して建築士さんになろうか」と言った。ごん母は何も考えずにそのように返事して、我が子の成長を夢見た。 それから15年。 ごんは19歳になった。 「おかん、これ見てや。だるいわ~」といってスマホのLINE画面を見せてくる。”今日、雨で中止らしい”と書いてある。社長からか。 「現場、雨っぽいから中止らしいわ。」 折角仕事に行く気にな

          今日も雨で現場が中止、と思いきや