早くも、おせち料理の
注文が始まるどころか
確認の、お手紙が届く
老舗の百貨店
ネットでも、電話でも、対面でも。

ご丁寧にメールではなくて
確認はお手紙で、担当者の
名前と電話番号
高額のおせち料理は、30万円を
超える
だけど、内容は
奇を衒うものではなくて
確かなものをたしかに
作り上げる名店の匠のなせる技
素材をいかした邪魔しない
味付けし過ぎない

おせち料理
久々に我が家にやってくる
感心したのは
老舗の百貨店の対応
メールで返すだけではない
プリントアウトされた
確認内容に加えて手書きの文面
いかにも日本人的ではあるが
心安らぎ、さすがと頷く
わかるひとには、解って頂ける
そうとも捉えられる

まだ、9月
だけど仕掛けは早いは
それだけ丹精込めて
大量受注はしないが
つくる
それと
大晦日に必着とは
限りませんと。
交通事情や天候によれば
遅延する場合とも何度も
確認するように言われた
関西方面で事故があつた

要するにクレーム
心してますよ
それくらいは、客として
流儀は心得てます

全く厭な時代で
何でもかんでも客だからと
正当性ばかり主張する
ひともいますが、心配しないで
ください
おせち料理注文ひとつ
であつても人間と人間の
やりとりです

デジタル化すれば
すべて解決ではない
こころと身体をもつ
人間のなせる業を忘れてません
遅配をここぞと
ばかりに攻めたてるひと
ばかりが日本人ではない
安心してください

時代の変遷に逆らうものでは
ないが、忘れてはいけない
流儀や礼節それに
失態を、赦すこころを
持ち合わせてますとも
日本のおせち料理ですから