生きて踊ろう
2021年になりました。
1月1日の朝。
見上げればスコーンとした青空で、ただ、振り向けばわたあめみたいなフワッとしたこころもとない雲が、低くたっぷりと漂ってた。
実感が伴わない元日にふさわしい、ちょっと夢みたいな空だった。
大晦日は紅白を観て、ジャニーズのカウントダウンtvを観て、ジャンプして年越しする。
我が家の慣れ親しんだ、いつもの過ごし方だ。
ジャニーズメンバーの名前を、母はスラスラと言い当てて。それには面食らったけれど。
紅白では星野源が「うちで踊ろう」を歌っていた。
初だしの2番につい目を凝らして、歌詞を追いかけながら聴き入ってしまう。
飯を作ろう ひとり作ろう
風呂を磨いて ただ浸かろう
窓の隙間の 雲と光混ぜた後
昼食を済まそう
・・・
生きて踊ろう ぼくらずっと独りだと
諦め進もう
ほんとうに平凡な日々をひねりなく歌い、過ごそうと言う。
そして当たり前の事実を淡々と告げる。
人は独りなんだと。
諦めるけど、そこで思考を停止するなと、進もうと言う。
寂しい現実だけど、淋しくはない。
独りを受け入れて、それぞれの愛を重ねようと歌う。
星野源は「歌で世界は救えない」と豪語していたけど、そんな彼の姿勢が好きだ。
それでも彼の歌には「何か」が祈られているようで、好きだ。
わたしも独りを十分知りながらも、それを重ねられる人になりたい。
#日記 #星野源 #紅白 #うちで踊ろう
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