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万年シルバーが語るヒドラ年のカードの思い出:その2

ていうかもう新カード全部出てるじゃんねきみたち…
前回の記事(深淵に眠る海底都市)はこちらから。

紹介順は、デーモンハンター→ドルイド→ハンター→メイジ→パラディン→プリースト→ローグ→ シャーマン→ウォーロック→ウォリアー→中立 となります。
(デスナイトが登場したのはヒドラ年の3拡張目、2022/12/7登場かつ次に紹介するリッチキングの凱旋からだ。決して緑疫病Botが嫌いってわけじゃないぞ。)

ナスリア城殺人事件(Murder at Castle Nathria)

デーモンハンター

遺物カード
突然生まれたタイプの呪文カード。使用すればするほど同タイプの呪文が強化されていくというもの。今回追加された場所(フィールドに配置し、任意のタイミングで効果を発動できるタイプのカード。本来ミニオンは7体まで置けるが、場所を配置すると6体までしか置けなくなる。連続で場所の効果は発動できず、2ターンほど経過してから再度使用できる。使用回数はカードごとに耐久値が設定されている。)は、起動したターン中に使用する遺物が2回使用されるというもので、当然使用回数も加算されるためこれを序盤に引けるか否かが遺物デモハンの肝だった。引けなかったら負けまであった頃もしばしば。一番悪さをしたのは当然2ドローかつ引いたカードのコストを(n)減らす次元の遺物。最初から1コス軽減がついているが、後半になるとドルイドもびっくりの踏み倒しを見せる。当然コスト軽減を絡めたOTKなんてのもあった。遺物カードとまとめて記載したけど、印象に残ったのは次元の遺物以外にはないかな…

検事メルトラニクス
相手は次のターン左端可右端の手札しか使用できないというデジタルカードゲームらしさ溢れる効果のレジェンド。当然相手の手札が2枚以内なら効果はないが、手札を大きく抱えるコントロールタイプには効くことがあるかも。刺さる事はあるにはあるだろうが、わざわざデッキにいれるほど強力かと言われるとそうでもないので嫌がらせが好きなタイプの人しか使わないであろう一枚。

ドルイド

偽草の証拠
ドルイドにシンプルに強い発見を寄越し過ぎでは?ワタリガラスの偶像…有意義な探検…呪文発見なので、要らないカードが出にくいのと、発見したターン中限定ではあるがコストが2も減るのが魅力的。

ヴィドウブルームの種まき男
マナ加速に飽き足らず、自然呪文もついでにドローのコントロールだと入れ得タイプの男。4コスでこいつを出し次の6コスで引いた滋養で更に加速…が定番ムーブ。コーナーで差をつけろ!「後必要なのは…死だ」

トピアー・シュラッバガッザー
~この対戦中~というキーワードが弱かった例があまりない。一度場に出してしまえば"自然"とカテゴライズされた呪文を使用する度に、3/3急襲のミニオンを召喚できるというもの。別にほっといても消えないので盤面に空きがあるなら損しない。2つ上で記載した偽草の証拠も自然呪文なので更に自然呪文を発見した時に得した気分になれる。トピア―は草でできたドラゴンなのだが召喚するのも草でできたドラゴン。少し可愛い。

精霊総動員
ランダムなドルイドの呪文を8回使用するというものだが、あまり盤面に作用する呪文は今はなく、ヨグボックスのような期待値がない。大当たり!で持ってきてもたいして喜べないタイプ。適者生存があった時期だったらいくらでもガチャの上振れが期待できたんだよね…

ハンター

被告側弁護士ナサノス
ハンターといえば断末魔。九生あり内蔵でえらい!ミニオンもついでにもらえるところが吉田。シルヴァナスの知り合いってこんな顔色のやつしかおらんのか?

巻き添え被害
運が良ければ15ダメージがフェイスに入る驚きの打点カード。8コストの重さはあるがロマンのあるカード。でもせめてミニオンが居ない時の挙動はなんとかなりませんか?と思いました。いやそれはそれで強すぎんだけどね

メイジ

硬いアリバイ
タイムを優しくしたようで全然優しくなってない只の遅延カード。次の自分のターンまで1度に1ダメージしか受けないってなんなんだよ。後々リワインドで使い回せるようになったのもさらにカスさを増した。でも僕はフリーズメイジ使ってました。

不可避なる終末のケルスザード/骨々ドカン/未解決事件
ケルスザード自体が好きなのでこいつも使ってました。カウントの計算はめんどくさいがこいつでリーサルできるとHSうまお。足発の骸骨単体の評価としては俺の狙ったところに飛ばないから嫌い。骨々ドカンは自分の骸骨も砕いてなんとか7体出すのが好き。

パラディン

裁判所命令
デッキのコストを高い順に並べてから1ドロー!?頭に並ぶのは元10コストの0コストカードになるというバグに見せかけた仕様。マジふざけんなよ…後々コストも上がってドローも取り上げられたりろくなことにならなかったカード。ピュアパラディンが好きだったのはドラゴン大決戦ぐらいのやつかな…

女伯爵
ピュアパラディンの強さをギャンブル性をもちつつ更に押し上げたアホみたいなこと書いてるカード。招待状は2コストの呪文でレジェンドを発見できるがそのコストはなんと0。女伯爵が発見で出ることはないが、それでもかなりのバリューが期待できる一枚。そしてフレーバーテキストは何故かルガール。

女伯爵

2022年。 KING OF LEGENDSを開催する。 なお、今大会は特別ルールとして 3人1組のチーム対戦形式にて取り行なう。 以上・・・・・。[D]

雄叫び: 自分のデッキに 中立カードがない場合 「レジェンド招待状」3枚を 自分の手札に追加する。

女伯爵

プリースト

贖罪の大聖堂
バフとドローがセットになった場所。アグロでもコントロールでも強い。なんでプリーストにこれなんだ…アンデッドプリーストは長い事君臨していた気がする。主要なカードが出てくるのは次の拡張なんだけども。

犯罪心霊捜査官
プリーストの泥棒カードが久々にいくつか見られた年だったが、コイツ自身が過去のカードをモチーフにしたカードと言うところが好き。「秘密諜報員だ!道を開けろ!!!」

ローグ

二枚舌
相手のマナカーブ通りの動きを制限させる…なんて使い方は想定されてないであろう久々のローグの秘策追加カード。2コス予約2ドロ―と考えるとかなりお得。

偽証
別のクラスの秘策を次の自分のターンに発見するという回りくどいけど強力な秘策。何と言っても秘策をトリガーにするカードを用意に使えるところも魅力。基本的にはメイジの秘策が発見できるとありがたい(3コストのバリューでお得だから)

鋸歯の骨針
ミニオン一体に3ダメージ+倒した場合は次のカードのコストを2減らす、ローグの除去+段取りみたいなカード。このカード自体2コストなのだがローグ自体カードを使えば使うほどお得みたいなカードが多いのとコンボのキーワードもあって入らないデッキはないといったカード。
フレーバーテキストによるとドラカさんのお手製のようだがこの1年で一体幾らの骨を消費したのであろう…

積石の墓地/ネクロロード・ドラカ/走り書きの速記者
ミラクルローグの1セットが落ちる!ふんだんなドローと強力なボードコントロールでひっくり返すこともしばしばあったが今回できれいに消えてくれることにかんしゃあ。積石の墓地(ターン中に使用した手札の枚数分のスタッツのミニオンを召喚)の召喚したトークンに隠れ身がついてたのってやっぱ狂ってるわ。ドラカはターン中に使用したカードの枚数分攻撃力が増加した耐久3の武器を装備する。段取り→骨針→骨針→積石→コイン→コイン→走り書き(ターン中に使用したカードごとに1コスト減る)→走り書き→ドラカでなんと10/10、4/4x2、3/4+11/3の武器…合間にドローソースも挟まると此れより成長することもある。自分がやっても大体は5,6枚止まりなのだが、やはりデッキの内容を完全に把握することとトラッカーの導入が必要だな…と使ってて思ったデッキ。

シャーマン

始原の波
進化退化光線。もっぱら退化目的で使われた気もしないが。

石工
大トーテム・アイソアが落ちたと思ったら追加されたトーテムシナジーカード。こいつも”この対戦中”味方のトーテムは攻撃力+2を得る。と場に一度でも手札から出せば対戦中にずっと効果が発動するタイプのカード。この拡張ではトーテムを召喚するカードがいくらかあったので、わりかし見るタイプのアーキタイプであった。


ウォーロック

悪徳の図書室/災運の陰風/隠布王ラファーム
ナスリア出でてくるキャラクターの殆どはストーリー上でも死んだ扱いのキャラクター。ラファームはテキストでも念入りに死んだことにされているが初登場したときの能力やいつの間にかエリーズのスタンスをパクったレジェンド変化の効果は捨てて何故かインプシナジーに行き着いた。ボイスと登場時のBGMが好きだから使っていたところもあるが、なぜインプなのだろう。
「遂に!忠実な部下共だ!」(実に!かもだけど)

ウォリアー

アニマ抽出者
面倒くさい感じのシステムミニオンに余計な体力つけるなよな?と言いたくなるスタッツ。大体というかほとんどのデッキは2ターン目に4点は出せない。全体打点と相性がいいのもムカつく。コイツ自身を味方のミニオンに含めてるのも最悪。

イカれたゲス
なんで突撃(急襲の上位互換でこのキーワードが発動している場合、敵ヒーローも攻撃できる)をつけた?ダメージを受けている間という制約はあり、他のカードと合わせて使う必要があるが、いやほんと急襲じゃダメだったの?と思ったカード。疾風付与とかなくてよかったなホント!

殺意の魔剣リモーニア
カードデザインとしては最高だが使われると理不尽さを感じる1ターン3回行動。5/10のスタッツだが、急襲が付いているので攻撃力2のミニオンを攻撃後、5/8の武器へと切り替わる。その後、ヒーローが行動していなければ武器を振り、再度5/7のミニオンと切り替わり、その後ミニオンの方のリモーニアは再度攻撃権が復活する(急襲ミニオンとして再召喚される)ので、またトレード後に装備した状態で待機できる…といったもの。こいつにハンドバフが乗っている場合、そのスタッツも維持されるのでかなり面倒。

中立

猟奇的な料理人
アグロデッキにあって嬉しいドロー補助カード。クエストドルイドだと強かったなぁ…といった印象。

レナサル太子
試みは面白いけどクソさを加速させたデッキ構築そのものに影響するレジェンドカード。こいつを1枚入れないといけないので+9枚好きなカードがデッキに追加できたわけだが当然デッキがかさばると事故も増える。しかしガチガチに考えられたコントロールデッキであればいなすことも可能。というかこのカード、最初は体力も40にセットされるとかで完全にアグロ殺しの一枚であった。安易なゲームの長期化は全く持ってつまらないと感じさせてくれた一枚。間違いなくナスリア城を象徴する3枚の内1枚。

多くの子供は成長の過程で反抗期を迎えるものだが、レナサル太子の場合は親どころかあらゆるルールに反抗するエクストリーム反抗期だった。

自分のデッキ枚数は40。 自分の開始時の 体力は35。

レナサル太子

狂乱公爵シオター
自分の手札と相手の手札を発見して交換。一方的なシャークトレードを仕掛けれるどころか相手の手札3枚も覗ける。コンボの邪魔でもなんだろうと出すだけで何かが発生してしまうカード。もちろん自分が損することになることもあるかもしれない。だがこのカードは最初は4コストであった。それから二回ナーフされて6コストに。この時は流石に減るやろ…と思ったがそれでもコントロールデッキやハイランダーデッキには1枚刺されている。なんで疑似ハンデスみたいなカードを追加してしまったんだ…コンボ妨害なんてドブネズミだけで十分だよ!と思ってたらドブネズミも帰ってきてた。まとめて落ちろ!!!!ナスリア城を象徴する3枚の内2枚目。

獄吏王
自分のデッキを破壊するデメリット!そして強力な効果!!!無敵のキーワードは特殊で、プレイヤーがカーソルを合わせることができない+ダメージを無効化するというもので、並大抵の呪文では除去できなくなる。盤面全体をリセットする呪文が必要になるが、持つヒーローは限られてくる。
しかもこいつが登場した後自分と相手のデッキを交換するなんてカードも生まれてしまったのでデメリットを一方的に押し付けるコンボなんてのも発生した。いやなんでそんなカード作るんですか?当然嫌われすぎて味方全てではなくこいつだけが無敵になるようナーフされてからは一度も見てません。
ナスリア城を象徴する3枚の内3枚目。こいつはミニセットのカードだからそうじゃなくない?ってツッコミは禁止。

雄叫び: 自分のデッキを 破壊する。 味方のミニオン全ては 無敵を獲得する。

獄吏王(ナーフ前)

次はリッチキングの凱旋(March of the Lich King)について語っていくぞ。
終わったよ。

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