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二足のわらじはまだ履けないけれど

プロデューサーとディレクターという二足のわらじを履いた今年度

今年度は、仕事で研修担当として企画立案、講師との調整、開催準備から当日の運営まで一手に担ってきた。
つい最近、その集大成ともいえるイベントの日を迎えたわけだが、燃え尽き症候群になりそうなくらい頭の中を無にして働いた。
当日は、緊張とか不安とか期待さえも頭の中からはなくなって、ただただその時間を淡々と過ごした。
その最中で考えていたのは、プロデューサーとディレクターの二足のわらじを履くのはとても労力の必要なことだし、労力以上に能力のいることなんだということ。
まだまだ私には力不足だけれど、この力のなさを実感できたことがよかったということだった。
いつか私は2枚目の名刺を持ちたいと考えているから。

私は私を試したい、そして成長したい

私は2枚目の名刺がほしいと思っている。
それはいわゆる副業、いや、複業なのかもしれない。
そもそも私が複業を求めているのは、もっと自分の能力を試したいからだ。
組織の一員としてではなく、自分の力でどんなことの役に立つのか試して、その力で対価を得られるくらいに成長していきたい。
そう思っている。
もちろん、今の仕事に対して満足していないことも事実なのだけど。

実は無謀だと言われていた今年度の計画

去年の今頃、同僚からこの研修計画は無謀だと指摘された。
でも、私にはやり切る算段があった。
走り始めれば何とかできるだろうと思えていた。

確かに途中で投げ出したい気持ちになることもあったし、やっぱりやめておけばよかったと思うこともあったし、怖くて不安な気持ちもあった。
それでも自分の力を信じてやりきることに決めた。

粘土をこねるのがプロデュース、作品に仕上げる段階がディレクション

今回、私はプロデュースから現場のディレクションまで担当したわけだけど、プロデュースが上手くいけば、現場のディレクションはそう難しいことではないと思っていた。
でも、確かにそのとおりの面もあるのだけど、ディレクションはプロデュース以上に細やかな配慮が必要だった。
プロデュースはどちらかというと大胆さが必要だ。
企画を考える段階でもそうだし、それを実行していくために人を巻き込むこと、ある程度の形をつくるにはまるで大胆に粘土をこねるような作業が必要だ。
そして、ディレクションではこねられた粘土を目標とする形に整えていかなければならない。
粘土がよくこねられて適当な大きさにされていなければ、扱いは難しくなるし、これもとても大切な作業だ。
でも、完成度を高めるためには精細で緻密な作業が必要なのだ。
ちょっとこの辺りが甘かった。
やり始めたときにはまだこの辺りの違いがよく分かっていなかった。

2枚目の名刺を持つために

私にはどんな力があるのか。
それを今の肩書とは違うどんなことに生かせるのか。
2枚目の名刺を持つためには、それをよく見極めないといけない。
今の私は組織の一員であるという肩書しかないけれど、私にはこんなことができて、こんな風にお役に立てます、と言えるようにしていきたい。

2枚目の名刺に向かって走り続ける

どんなに苦しくても、困難でも私はやり遂げた。
もちろんたくさんの人に助けられたし、信頼できるキーパーソンに出会えたことがとてもラッキーだったことが、ここまで走ってこられた大きな要因である。
でも、人と出会うという幸運さも私を構成する一つの要素なのかもしれない。
勇気を持って走り続けていると、手を差し伸べてくれる人が必ず現れる。
その人とつながって、また新しい道が開ける。
挑戦することで自分の世界が広がっていくことを感じている。
そして、それが2枚目の名刺に少しずつ近づいていると信じている。

いつか2枚目の名刺ができたら

いつか2枚目の名刺ができたら、そのときはここで披露できたらと思う。
その日がいつ来るのか今はまだ分からないけれど、近い将来その日が来るように、また明日からも走り続けたい。

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