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想定外の小学1年生ライフを振り返る(登校編)

毎朝学校まで送ってます。

まあ、学校にたどり着けていれば何でもいいんじゃないかな。
それがいろいろ試行錯誤した結果、ほぼ毎朝車で送っている私の究極の答えのような気がします。

学校に行けてればそれでいい

まもなく小学1年生が終わります。
登校は、車で送っていくことがほとんどで、自力で歩いていくのは週に1日もありません。
最初は、ランドセルを背負って登校することを子ども自身も親の私も楽しみにしていました。
しかし、いつの間にか、今のようなことになってしまいました。
それでも、「毎日学校に行っているのだから、まあいいか」と思っています。

泣かせてまで不毛なやり取りをするのはやめた

「歩いて行きなさい」
「一人で行きなさい」
「みんな自分で行っているよ」
何度この言葉を発したか分かりませんが、こう言う度にうちの子は「ひとりじゃむり…」と涙を流すのです。

あるときからこの不毛なやりとりをするのをやめることにしました。
とりあえず、私が付いていけば学校に行って、学校生活をがんばれるのならば、それでいっか、と私が開き直ったのです。
そもそも学校にたどり着かなければ、学校生活は始まらないのですから。

何で自力で登校できないのか

自力での登校ができなくなったのは、本人の元々の性格と、それに加えていろいろ些細なことが重なったからだと思います。

近所に同学年の子がいないことがまずネックでした。
登校班のない学校なので、みんな自由に友だちと連れ立って登校しているのですが、いっしょに行くような子が通学路の途上にはいないのです。
途中からは、時間が合えばいっしょに行ける子は、最近になってようやくできたようですが、2学期くらいまでは友だち同士で歩いている子に途中から声をかけるようなことはできなかったみたいです。

また、最初の1か月ほどは近所の上級生が迎えに来てくれていたのですが、途中で連絡もなく(これは親の連携不足だったのかもしれません)、来られない日があって、親子ともにハラハラしました。

そして何より、入学早々学校に行くことが楽しくなくなってしまっていたこともあります。
行きたくないところに向かって、大きいランドセルを背負って、一人で坂道を上り下りするような苦行は誰だって嫌ですよね。
実際に、学校への行き渋りを見せた時期もありました。
(学校への思いは今でもあまり変わらないのですが、今では学校に行くことが良くも悪くも義務というか習慣のようになってきた気がします。)

今、本当に望むことは?

私自身が、いつまで経っても自力での登校ができないことに、一時期はだいぶイライラしていました。
でも、あるとき気づいたのです。
一人で登校してほしくて、朝からその説得に時間を費やしてエネルギーを注ぎたいのか、それともまずは学校に行って学校生活を送ってほしいからそのために私にできることをするほうがいいのか、それを考えることにしました。
実際に、友だちのいない道のりを、行きたくもない学校に向かってとぼとぼと歩いている姿を想像すると心が苦しくなりました。
そんな時間を過ごすならば、安心して登校できる手段をとった方がいいのではないか。
そう考えたら、無理やり自力での登校を勧める気持ちは小さくなって、送っていくことに迷うことはあまりなくなりました。

今はこれでいいし、これからは分からないけど

今でも、毎日車で通学させることに違和感がないと言ったら嘘になります。
でも、毎日学校に行ってくれるだけで充分だという思いも嘘ではありません。
またそのうち転機は訪れるかもしれません。
そのときはまたチャレンジしてみようかな、という気持ちは忘れずに、残り少ない小学1年生の登校に付き合っていきたいと思います。


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