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神々の住む土地、ギリシャ(1) サントリーニ島1 (Fira, 2014.8)

※この旅日記は2014年夏のものです

ギリシャへ行きたい。神殿をこの目で見たい。青と白のサントリーニ島に滞在したい。ギリシャ猫の写真を撮りたい。

漠然とした「行きたい気持ち」を友人と話し合いつつ、行くなら今だと計画を始めた。

小さい旅行代理店に航空券・送迎・ホテルの手配のみ依頼するタイプのパッケージツアーを申し込んだものの、(口コミがかなり低かった)指定ホテルではなく別ホテルへの変更を交渉し、延泊を申し込み、メテオラまでの電車チケットとガイドの手配をお願いする、というほぼオリジナルのプランになった。

旅行時期:2014.8
同行者:友人
テーマ:美しい景色を堪能する、猫と戯れる

現地滞在は5日強、その内訳は以下のとおり。

■Day1(Fri.) 前日夜NRT発→サントリーニ島フィラ着
Day2(Sat.) サントリーニ島(イア)
Day3(Sun.) サントリーニ島(フィラ)
Day4(Mon.) サントリーニ島→アテネ
Day5(Tue.) アテネ
Day6(Wed.) メテオラ
Day7(Thu.) アテネ→NRT着

夜成田空港を発ち、12時間強のフライトの末に現地時間早朝アブダビ空港到着。数時間後アブダビ空港を発って昼過ぎにアテネ空港着。夕方アテネ空港を発って17時にサントリーニ島空港着(フライト時間計18時間半、乗換時間計8時間)。
時間と体力に余裕のある時期だからこそ出来たプランだった。

早朝のアブダビ空港はがらんとしていた。ネオンサインの眩しいカフェで、友人とひたすら時間を潰した。中東系だけあって、機内も空港内もとにかく寒かった記憶。

昼過ぎにアテネ空港に到着し、夕方の便でサントリーニ島へ。オリンピック航空というギリシャらしいネーミングの航空会社で、機体はとても小さかった。

眼下に広がるエーゲ海と雲海を眺めながら50分ほどでサントリーニ島空港に到着。

※2014年の日記に「空港からの送迎、赤毛のお姉さんアフロディーテさんがお出迎え」って書いてあったが、2022年現在全くお姉さんのことは覚えていない。

送迎は我々だけではなく、日本人(アジア人?)数組まとめてだった。ミニバスに乗り込んで出発。我々が泊まる「エルグレコホテル」は空港から一番近いところだった。大半は元々のプランで提示されていた某ホテル宿泊だった様子。

ホテルにチェックインすると、ミニカーのような乗り物に乗って宿泊するヴィラ(?)まで送ってくれた。かなり規模の大きいホテルで、プールが大きく宿泊客は欧米系が多い印象。

ヴィラは広くはないけれど、クリーム色の壁とベッドにブルーの枕が添えられており、とても居心地がよく美しい空間。差し込む光がとても美しい。

一息つきたいところだが、着替えてフィラの街へ。

サントリーニ島には大きく分けて2つの都市がある。ホテルのある中央西部のフィラ(繁華街)と北西部のイア(夕暮れの景色が有名)だ。
到着日はすでに夕方なので、ホテルからほど近いフィラの中心街を散策することにした。

ホテルから出たところ。

道中、マリカーらしきものに乗る人々をよく見かけた。

10分ほど歩く。途中、明日イアに行くために乗るバスをバスターミナルで確認。坂道を登ると教会があった。そこから見える景色-街並みと海の綺麗さに息を飲んだ。

暑そうにしているホテルマン

猫が1匹だけいて、写真を1枚撮った。

余談。数日後、「あの猫の動画を撮っておけばよかった・・」と後悔した。猫動画を作ることも旅の目的の1つだったからだ。サントリーニ島は猫が多いと聞いていたし、岩合光昭さんの番組でそのイメージが定着していたので、これからいくらでも猫に会えると思ってスルーしてしまった。が、8月のサントリーニ島は猫には暑すぎるらしく、日中帯は猫も犬も姿を見せなかった。時々犬が暑さで伸びてたくらいだった。

謎のアート、至る所にあった

西日が海や白い建物を美しく照らす中、フィラの繁華街(中心街)を散策。ブーゲンビリアがたくさん咲いていた。

日本人と思われる絵描きが似顔絵を描いており、繁盛していた。

そして、やはりお土産屋さんが多かった。トートバックやマグネット、銀のアクセサリーをはじめ、種々多様な土産物があった。

ギリシャ国旗でも使用されている白や青の服が売られているのをよく見かけた。日本では珍しいところでは水着が数多く売られていた。可愛いデザインのものは高いけれど、リーズナブルなものだと3000円程度だった。

old portへの看板が2つ設置された後、各ショップが無尽蔵に矢印型広告を設置した模様

そろそろ何か食べようかということで、味を優先してレストランに入るか景色を重視してカフェのようなところで食べるか迷った結果、眺望優先でカストロというカフェに入店。

海と街が一望できて最高のスポットだった。徐々に暗くなっていく夕暮れの時間をただひたすらゆっくり過ごした。

ここで飲んだオレンジジュースがとても美味しくて、忘れられない。

料理はムサカとシェフ’sサラダの量が多く、なかなかピザまで辿り着けなかった。あと、何人かに日本人?と聞かれたのだが、何だったんだろう。

徐々に月が見えてきた。お店の人に写真を撮ってもらったりして和やかに過ごした。

この店の面白い点(唯一の弱点?)は、ロバが通る道が真下にあり、頻繁にロバが行き来しているため、通り過ぎるとロバの臭いがかなりきついこと。(とはいえ、それもエンターテイメントの一つとして面白がっていた記憶が)

すっかり暗くなり、名残惜しい気持ちもありつつ景色を見ながら帰宅した。石畳なのでかなり歩きにくく、スニーカーやビルケンのサンダルで来てよかった。

街灯があるためホテルまでの道もそこまで暗くはなく、途中カルフールを発見して水やジュースを買って帰った。カルフールのジュースは美味しかった。

ホテルに着いた後はまったりしていたようなのだが、なぜかこんなク◯コラがカメラロールに保存されていた。パトリック・・似合うけど、なぜ?誰に送ったんだろう・・全く覚えていない。

友人と明日のプランなどを立てて、零時すぎに寝た。