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#006 サッカー試合開催日の交通負荷分散実証実験レポート(速報版)


みなさまこんにちは、OpenStreet(株)データサイエンス課です。今回は2022年1月27日に行われた、シェアサイクルによるサッカー試合開催日の交通負荷分散実証実験現地レポと、実験の検証状況をお伝えします。

■どんな実証実験?

この実証実験の目的は主に次の2つです。

・試合観戦者の移動の利便性向上
・埼玉スタジアムの最寄駅(浦和美園駅)周辺の交通負荷の分散・緩和

埼玉スタジアム2002から最寄り駅(浦和美園駅)まで歩いた際の所要時間は16分。(ただ試合の日は混雑するため、さらに時間がかかることが見込まれます。)

今回は、サッカー試合観戦後の帰宅交通手段として、シェアサイクルを活用します。

・埼玉スタジアムに隣接する大門上池調節池広場に500台配備
・東川口駅・東浦和駅※の近傍に臨時シェアサイクル返却ステーション設置  
 ※両駅とも浦和美園駅と沿線が異なり、人流の分散が期待できます

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500台配置!圧巻の超巨大ステーション

本実証のプレスリリースはこちらです。

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■電動モビリティー充電ガレージ「E-Cube」が駆けつけてくれました!

現地には、シェアサイクルに加えて、JRコンテナを活用した電動モビリティー充電ガレージ「E-Cube」も駆けつけてくれました。E-Cubeは移動式設備のため、今回のような臨時ステーションにおいても自転車車両に再生可能エネルギーの給電が可能です。

シェアサイクルのバッテリーは太陽光発電を使い環境配慮型
本実証実験で使用するシェアサイクルのバッテリーは太陽光発電モジュールを備えた電動モビリティー充電ガレージより給電します。再生可能エネルギーで発電された電力を使うことで、脱炭素型の移動を実現します。

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超小型EV「C+pod」も現地に”応援”に来ていました(本臨時ステーションでは展示のみです)

■現地からSNSでも発信!

このような大規模な交通実証は、当社としても初の試みとなります。当社SNSなどを通じて積極的に情報発信を行いました。

▼埼玉スタジアムから臨時ステーションまでの道のりを動画でご紹介

■実証実験キックオフ!

サッカーの試合が終わった後から、私達の本番が始まりました。

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埼玉スタジアムを背景に、利用者を待ち構える車両の群(500台)…

試合の終了した21時頃から続々と臨時ステーションに利用者がいらっしゃいました。実証初日である今回は計100台の貸出利用がありました。

今後の 交通負荷分散証実験 対象試合
 2021年2月1日(火) 日本対サウジアラビア@埼玉スタジアム2002

次回、2月1日も500台体制でお待ちしています!

■データで見る:最寄駅の混雑緩和に繋がったか?

実証から一夜明け、データサイエンス課では利用データなどをもとに本実証の効果検証を開始しました。本記事ではその一部(速報)をお伝えします。

ご案内していた走行ルート

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実際の移動ルート

車両の利用状況から、当初の期待通り、埼玉スタジアム 最寄駅である浦和美園駅を超え、本実証の臨時ステーションである東川口駅・東浦和駅近傍に向けた移動が多くみられました。

また、より遠方の別沿線(大宮駅・浦和駅方面)や、さいたま市内や隣接他都市の常設ステーション(本実証に依らず常設されているシェアサイクルステーション)への利用も複数件みられました。

引き続き、シェアサイクル以外の人流データ等も活用し、本実証が交通負荷分散に繋がったかの精査を行って参ります。

■次回、2月1日(火)もシェアサイクル使えます!

次回、2021年2月1日(火)も、サッカー観戦帰りの混雑対策に電動アシスト付き自転車を貸出します!

今後の 交通負荷分散証実験 対象試合
 2021年2月1日(火) 日本対サウジアラビア@埼玉スタジアム2002

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今回利用を逃してしまった方も、ぜひ次回の利用をご検討ください。利用方法については、下記キャンペーンサイトをご確認ください。


■最後に…

試合が終わった後から、私達の本番が始まりました。

そして、データサイエンスチームの試合はまだ続いています(1月28日時点)

データ分析、頑張ります。一緒に交通分析、しませんか?


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※本件に係る取材や研究のお問い合わせは当社HP下部の「Contact」よりお願いいたします。
制作:OpenStreet株式会社 https://www.openstreet.co.jp/

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