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【瀬戸内旅⑤(終)】倉敷、文化的に豊かすぎる

おはようございます。

最終日4日目は、岡山県倉敷です。


台風で被害を受けたという話を聞いてから、行ってみたかったところです。


自然史博物館

ホテルの近くに倉敷市立自然史博物館があったので、朝一で立ち寄ってみました。

なんと大学生は50円。高校生以下は無料。一般でも150円と破格です。
受付の人に50円玉を一枚渡すのが申し訳ないくらいでした。

建物自体は地方の古びた公民館みたいな感じだったし,人気もなかったので、全く期待してなかったんですが入ってみてびっくり。

えげつない量の標本がありました。

日本全国の昆虫、世界中の蝶、マンモスの骨格、野鳥や動物の標本、植物、岩石、鉱石....

写真を撮り忘れたのでお見せできないのが残念です。

学芸員さんすごくないか....
パンフレットには、「なんでも聞いてください」とのこと。
えー、優しい。いいの...?

これが50円か..倉敷市民贅沢だ...
ここで子育てしたい

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(これはお隣の市立美術館。丹下健三作だから撮ったけど、自然史博物館の方撮っておけば良かった。泣)


川下り

てくてくメインの水路へ。

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うにゃー、映画のセットみたい。


まずは川下りです。

早めに行ったら先頭に乗せてもらえました!

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穏やかな船揺れと風にたなびく柳が気持ちいいです。

船頭さんが解説しながら川を一周してくれます。

いわく、もともとは江戸幕府の天領。
幕府に収めるコメをここから船で運びだし、帰りは油や綿を積んで帰ってきたらしいです。

そのため川の両脇には豪商の倉が立ち並ぶ、まさに倉敷。

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大原美術館

その豪商の一つ、大原家の孫三郎さんはクラレやらクラボウやらを作った方です。

西洋画に入れ込んだ彼が作った日本初の西洋美術館が、この大原美術館です。

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立派な神殿。
世界恐慌下で周りに反対されながらも建てたらしいです。

下調べをしているときにおススメに出てきたので入ってみましたが、
豪華メンツがそろっててびっくり。

エル・グレコ、モネ、セザンヌ、ピカソ、ゴーギャン、ロダン、藤田嗣治、岸田劉生、、、、

特にエル・グレコが好きなので、見られてうれしいです。


これが地方都市で見られるなんて、、、倉敷、おそるべし。


フルーツパフェはご飯

岡山って、桃太郎のイメージしかなかったけど、フルーツが有名ということで、お昼ご飯はフルーツパフェにしました。

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フレッシュなフルーツが食べられるなんて、岡山県民がうらやましい。


無料観光ガイド

普段は自分のペースで回りたいから、ガイドツアーはいかないけど、今日は夜の新幹線まで時間があるので、観光案内所の無料観光ガイドに参加してみました。


1時間くらいだったけど、すごく勉強になりました。


江戸幕府の天領だったこの町は、明治維新で衰退。

そんな中、観光地化しようとしたのが、またもや大原家の総一郎さん。
留学中訪れたドイツでその街並みに感動し、倉敷も整備しようと動いたらしいです。

道幅を広げ、電柱は地中化し、柳が植えられました。

幸い戦火を逃れたこともあって、倉敷は今も見事に江戸時代の姿を保っています。大原さんグッジョブすぎる。

さらに音楽家であるその娘さんのおかげで、地方都市であるにも関わらず良質なコンサートが開催されるとか。

すごいな倉敷。豊かすぎるぜ。


夜景

ガイドさんが、夜景がきれいだと教えてくれたので、暗くなるまでぶらぶらすることに。

お夕飯は、蒸したちらし寿司「ぬく寿司」にしました。

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温まるぅ。


そして日没。

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バイバイ、倉敷。



おうちに帰るまでがひとり旅


岡山駅で、お土産を買いました。

レモン、桃、きびだんご、ジーンズ、マスキングテープ...
お土産の選択肢の広さが、この土地の豊かさを表している気がします。


新幹線に乗車。

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瀬戸田レモンチューハイときびだんごで、初のひとり旅の打ち上げです。

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旅にトラブルは付き物って言うけど、スムーズだったなー。やりたいこと全部できたし。私って意外と旅のセンスあるのかもしれん。


初めての広島、岡山。
瀬戸内は、海とフルーツが好きなわたしには天国みたいでした。文化的にも豊かだし。

自分が知らないだけで、すごいものってたくさんあるんだと知りました。(無知の知)

結論、瀬戸内海に別荘が欲しい。

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これからはもっとひとり旅しよ。

そのためにはもっとバイトしなきゃだね。






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