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〈ゲーム感想〉【Cats Organized Neatly】猫詰め放題の箱詰めパズル


猫詰めパズルがしたいなぁ

(ネタバレあり)
その昔、“猫鍋”という画像がバズりました。土鍋にすっぽり猫がハマってるやつです。猫のネット文化はその後も留まること無く、液体化する猫や宇宙猫、そして近頃の猫ミーム。

そんな所狭しと猫画像が現れていくこの世界で発売された、箱に猫をぎゅっとしきつめるパズルゲームが『Cats Organized Neatly』です。

その名の通り、整理整頓された猫のゲーム。

ちなみに犬バージョンはすでに発売されており、鳥バージョンも2024年発売予定とか。


イラストレーション − 描かれた猫

お題の枠の形に収まるよう色々な形のパズルピースをはめ込んでいく、パズルとしては定番のゲームルールです。いわゆる“箱詰めパズル”。

で、そのパズルピースが全部猫。

猫図鑑を完成させよう。

ピースの一つ一つに大きかったり小さかったり、太かったり細かったり、それ猫?という姿だったりが、手書きのイラストで描かれています。

そんな猫ピースを掴むと、NyaaとかPrrrrとかの鳴き声とともにちょっと表情が変わるのです。

これが良い。このゲームを買ってよかったトコ。

無意味に掴んだり放したり、手持ちぶさたにグルグル回したりしてお題クリアの糸口を探します。

パズル内はもちろんメニューやリセット、至るタイミングでぐにゃぐにゃの猫イラストが登場。

猫…??

更に一匹一匹に名前とちょっとした説明がついており、一覧から確認できるのでパズルに疲れたらなんとは無しに眺めて落ち着くのも醍醐味です。

お気に入りはこの子。

CATAANG(キャタアアン)
彼が出てくるステージは大体難所。

あとこの子。

LOAF(ロ-フ)
ミートローフの"ローフ"。

難易度 − 猫の手を貸してくれ

見た目のゆるさとは裏腹に、結構難しくって…。

お片付けとか大得意ジャンルじゃん、シンデレラフィットもプロ級だぞ。とかのたまって手を出したのですが、全80ステージあるこの作品には結構つまるポイントがあるのです。

挙げ句、どうしてもこの子が収まらん!!

セオリー通り四角く四角く作ってたのに…。

ということが頻繁に発生し、ヒントを求めて幾度もその指がインターネットの検索窓に向かいそうになります。(さすがにネットで検索したらヒントどころか答えが出てしまう。)

しかし残念なことに、ヒント機能は一切ありません。

自力でクリア出来ない難易度ではないのですが、それでも悩みました。後々、一番時間がかかったステージを検索したら、結構同じ面の同じ理由で止まっていた方の感想がいくつか見かけられて思わずニッコリ。一方的な仲間意識が芽生えました。

さて、ムズカシイムズカシイ言ってますが、難易度には波があります。後半になるにつれ比例して難しくなるわけではなく、基本的には気持ちよく解けるお題ばかりです。その合間合間にしっかり考えないといけないものが混ざっているってトコでしょうか。

複雑そうに見えて意外とすんなり…の例

この塩梅がとても良い。たしかに後半になるほど高難易度の問題が続けて出されていくと心が胃もたれを起こしかねません。

ただ一度は解けたけど二度と解ける気がしないものもありましたね…。

このステージ、二度とできないと思う。

そんな中でなんとなくやっていた解き方。

このゲームルールで真っ先に思いつくのは、大きなパーツから埋めていって残った隙間に細かいパーツを当てはめていく方法です。これは割と効率が良く、これで解けるお題もよくあります。

しかし、おぽのとしてはまず“鍵となるパーツ”を見つけ出してから、それを基準に組み立てるとすんなり進む事が多かったです。

“鍵となるパーツ”ってのは、上で述べた「どうしてもこの子が収まらん!!」っていうヤツが該当します。

デカいヤツの置く場所は大体決まってるんで、鍵の置き場所を先に決めちゃったほうが早い!というのがモットー。


落ち着いたBGM、心地よい猫の鳴き声SE、シュールな説明文、時間の許す限りいくらでも悩めるパズル。

シンプルでゲーム自体には目新しさはありませんが、そんなことは気にならないほど楽しめます。

確かなパズルの手応えと猫イラストの魅力、そしてリラックス効果がこの作品から存分に味わえました。

言語選択もかわいいなぁ。


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