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〈雑感〉【ポケモンSV 番外編】仲間もお供ももちつもたれつ

どうしても欲しいと思うと暴走するよね


(ネタバレあり)
ポケットモンスター、縮めてポケモン。先月にDLCの後編ゼロの秘宝・藍の円盤が配信され、ついにこの作品も終わりか…と感慨に耽っていたところ、まさかの“番外編”という位置づけの追加ショートストーリーが配信されました。

今回はその番外編の感想を語っていきます。

DLCの二つの冒険を経た主人公を待ち受ける、新たなポケモンの影。公式アナウンスが来たのに受取場所が若干わからず困った「まぼろしのモモン」を手土産に、おぽのはキタカミの里に戻ってきました。

前編・後編の感想はこちら。


足の早い物を持ち歩くな

立派な桐の箱に入れられた間違いなく高級品の木の実をもって、なんとはなしに里唯一の商店にひっそりと置かれている桃型の置物を調べることで番外編がスタート。

DLCでは一切会話にも出ずおとなしかったネモペパーボタンの仲間たちがついに動き出します。キタカミ坊やのスグリからまた遊びにおいでよと誘われたことをきっかけに、パルデアの四人と一匹で遠く離れたキタカミの里へ旅行に出かけることになりました。

これが友達との距離感。
アギャッスさんが出てこなかったのだけが残念です。

藍の円盤のあとすっかり毒気の抜けたスグリと…面白お姉ちゃんじゃないか久しぶりだな!

惹かれあうバトルジャンキー。ここはじきに戦場になるぞ…。

民泊ではなく公民館が完全に遊びに来た人の宿泊施設になってる。でも山奥の町ってこういうオリエンテーション向きの施設ありますよね。小学生の頃学校行事で自然の家的なところに行きましたわ。

なんとなく卒業旅行ぽさを噛み締めながら、ネモがバトルを仕掛けたり、呪いと戦う意思を見せたり、あとネモがバトルを仕掛けたり地元のスグリとの交流を楽しみました。


これが、ポケモンなりの村ホラー

ネモが突然失踪したことにより和やかな空気は打ち砕かれ事態は急変します。

何だこのトンチキソング!?

腋をパタパタさせてその場で足踏みするおじさんおばさんとのダブルバトルが勃発。何を書いてるのかわからないですが本当にその通りのことが起こったんです。

その奇行とポケモンバトルの脈絡がなさすぎて怖い。

とりあえずスイリョクタウンの村人がほぼ同じようにキビキビと意味のわからない言葉をつぶやき、腋をパタパタさせています。これが、キビキビパニック…?

おかしくなった村の人たちというと、ポケモンバトル以外で襲いかかってくることがないのがさらに怖い。

あ、すみません…普通に会話できるかと…。

異様な光景を目の当たりにしつつ、スグリとおぽのは闇に消えたネモを探します。ペパー、ボタンはお留守番。…いやこの状況でそのパターンはお約束が過ぎるぞ。

キタカミセンターに向かうとスグリのおじいちゃんおばあちゃんに合流。聞けばゼイユもどこかに消えてしまったそう。 (←訂正:ゼイユは踊り疲れて寝むってました…存在しない記憶でした。)

…わかりました。これはもう間違いなくゾンビパニックホラー系のあれです。ホラーの文法に則れば、老夫婦はすでにどちらかが感染しているのが常。

ほらみたことか!

そのおモチどこから出したの…?とかあとから気がつくと怖い系の現象も織り交ぜつつおじいちゃんもしっかり感染。

とりあえずポケモンを倒すと大人しくなる原理は謎です。ただ見た限りこの呪いの動きはたぶん翌日に肩と足腰にクるタイプなので、せめておとなしく佇ませてあげたい。ご老体をいたわりつつ撃破。

スグリもホラーの様式美「次は俺の番だ!」ってヤケになるミッションをこなしました。

しかしこれは良い子のポケモン。しっかりと主人公による励ましでスグリに立った死兆星フラグを折っておきます。

ただ、これ励ました側が身代わりになるタイプの励まし方なんだよな。

キタカミの新銘菓

たしかに。話の展開はポケモンっぽくないね…。

ペパーとボタンからの緊急コールにより急ぎスイリョクタウンに戻ったスグリとおぽの。そこで今回の元凶っぽい謎のポケモンに出会います。

出会い頭にパカッと真ん中が割れたと思ったら大量の紫のモチ?を射出。

スグリのおばあさんが持ってたやつなので、間違いなくこれが、ウィルスとかそのポジションのやばいブツです。飛んできたモチを器用に口でキャッチして食べたペパーとボタンによると意外にも甘みがあって柔らかいのだとか。

"すあま"とかそういうのに目がないおぽのもちょっと気になります。キビキビって言っているからこのポケモンのフォルムと併せて考えると「キビ団子」なんでしょう。じゃあ絶対うまいやつ。

見てから回避できる主人公は何者なんだよ。

モチを食べてしまったペパーとボタンは案の定キビキビ言い出して、キビキビ言っていないこちらに襲い掛かってきます。ダブルバトルで。

いやもう直に攻撃して来いよ!!

ポケモンの世界ではポケモンバトルですべてを決めるルールなんでしょう。ポケモンも律義にそれを守ってくれるので本当に助かりますわ。

とりあえず記念撮影しとこ。

ペパーとボタンが本編で遊んでた時よりもだいぶ強化されていました。鍛えたメンバーの初お披露目がこんな愉快な感じのBGMでよかったのかな…。

チャンピオンタッグなのでもちろん苦戦なく二人を突破。それを見たショッキングピンクの謎のポケモンがあの「ともっこプラザ」を目指して逃げ出しました。

すぐさま追いかける二人。あの壊れたともっこ像の前で謎のポケモンと相対します。

しかしそれを阻むのは謎のポケモンによって操られた村の人々と…

操られても闘争を求めるタイプ。

スグリがその他大勢を相手取り、おぽのがネモと一騎打ちすることに。

…ん?スグリの負担大きくない??

ネモは手が抜けない相手ではありますが、操られた村の人々の中には先ほどのペパー、ボタンに加えてゼイユまでいるのです。さすがに無茶が過ぎます。

となるとさっさとこの騒動を収める必要がありますね。ということで、ネモのポケモンを全力で倒します。バトル中ちょいちょいいつものネモな発言が漏れ出ているので、やはりチャンピオンの風格を感じました。


毒を食らわば皿まで

ネモ撃破後、ついに今回の新ポケモンとの決戦。

さすがに最強の切り札が落とされるとは思ってなかったらしい。

このポケモンが誤算だったのはおぽのを最初に狙わなかったことだ。新ポケモンを見つけるとすぐに目的を見失ってふらふら徘徊するタイプだから、その姿を見せるだけで無力化できたんだぞ。ただしそのあと必ず血眼になって探されるし大量のボールは投げつけられるがな。

ハチマキかわいいね。

新ポケモン、モモワロウ。

後々で知りましたがこのポケモンがスカーレット・バイオレットにおける、ミュウのような、「幻のポケモン」ポジションなんだそうです。シナリオ付きで登場するなんて好待遇。時代の流れを感じますね。

さらにさらにこれも後から知りましたが、ゼロの秘宝・前編『碧の仮面』においても若干その存在がほのめかされていたのだとか。下の絵の右上端にちらっと写る影。これこそがモモワロウであり、ともっこたちの親分ということ。

アハ体験。

となると…決戦はやっぱりオーがポンの出番…

えっ…。

これまで見たことないほど怒り猛っているオーガポンLv100。因縁どころか会わせちゃいけない相手だったかもしれません…。

モモワロウはともっこを束ねるモノとして、当然毒タイプを持っているのでオーガポンに対して相性有利です。しかもその特性は「どくのくぐつ」という専用のもので、毒状態にした相手をさらに混乱状態にするという代物。本当ならデカヌチャンとか毒の効かないポケモンで戦うのが安定します。

しかしここで退いてしまっては元の木阿弥。ぶっとばしてすっきりした状態で仲間入りをしてもらいましょうね。

全力で行かせてもらう。
眼も小っちゃくてかわいいね。

ということで無事ゲット。操られていた人々も元に戻り、キビキビパニックは終焉を迎えたのでした。(毒のモチを食べた人たちのお腹が気になります。すごく壊してそう。)

これにてストーリー周りはすべて完結…ってことなんでしょうね。

今になってよくよく考えてみると、道中戦ったトレーナー(ペパー、ボタン、ネモを除く)人たちって、毒、飛行、炎、虫…ってみんな草タイプの弱点がつけるタイプなんですよね…。そしてモモワロウたちが狙っていたオーガポンのタイプは…。

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