Masataka Nakajima

メガネ・サングラスの製造・卸売・小売業・企画「有限会社スクランブル」代表 アイウェアブ…

Masataka Nakajima

メガネ・サングラスの製造・卸売・小売業・企画「有限会社スクランブル」代表 アイウェアブランド「GROOVER」「XAZTLAN」CEO&デザイナー メガネナカジマ 店長(神奈川・川崎) 陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLANオーナー(東京・表参道) 東京セイスターグループ理事

最近の記事

ずっとシックリこなかったスポーツビジョントレーニング。その前に「THE VISION」

スポーツビジョントレーニングの効果を疑っているのではない 1999年くらいからスポーツビジョントレーニングの本を読み始め、スポーツビジョントレーニングの講座などを多く受講してきました。それこそ特別視機能研究所の内藤貴雄先生の講義も受けましたし、坪田ラボの坪田先生の講義も受けました。「レーシック術後のスポーツビジョンの向上が見られるか?」や「高校野球のチームごとスポーツビジョントレーニングして成績は向上するか?」など色々な情報をかき集めました。当時、千葉ロッテマリーンズでコン

    • 毎日、メガネ屋 2024.03.13~テレビ・映画撮影現場のレンズの反射と写り込み~

      20年以上前から、映画やテレビドラマの小道具として使われるメガネレンズのカスタマイズを頻繁に承っております。以前は特撮っぽいミラーレンズへのレンズ交換や、キャラモノのカラーレンズの交換などが多かったのですが、最近はカメラの進歩が著しく「レンズの反射」や「写り込み」の対策を依頼されることが増えました。 メガネのスタイリングみたいな華やかな仕事は来ない 国内外のメガネブランドに日本でもかなり詳しい方だとは思うのですが、「メガネをスタイリングしてください」みたいな仕事は来ません

      • 毎日、メガネ屋 2023.06.12~メガネ屋を一軒作っていました~

        久しぶりに「毎日、メガネ屋」を書いています。 コロナウィルスの感染拡大も落ち着き、皆様もご不自由な生活から少しづつ解放されてきているかと思います。 私も今春4月1日より表参道に「陽ハ昇ル GROOVER×XAZTLAN」という、自社製品を販売するメガネ店を開店しました。知人のご厚意によって物件を借りて出店することが出来たのですが、5坪ながらのお気に入りの空間を手に入れました。この"5坪"のメガネ店は、私が目指していた理想の形なのであります。 アメリカで見た小さなサングラス

        • 毎日、メガネ屋 2022.07.31~もしメガネ屋になりたいと想っているあなたへ~

          もしかしたらいるかもしれない、メガネ屋になりたいと想っている方へ今回はnote.を書きました。 なぜメガネ屋になったか、今も良くわからない 先日、雑誌「HailMary Magazine -ヘイルメリーマガジン-」の"生涯現役プレーヤー"というインタビューを受けました。メガネ屋になって24年目。私の師匠や父を見習って70歳まで現役を続けるとすれば、ちょうど半分くらいが過ぎるタイミングの現在です。 私はまだ半分くらい現役生活が残っていると考えているので、"生涯現役プレーヤ

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          さよならジャック・デュラン

          先週、イタリアのメガネ界に精通している、プラトーイの石渡さんから「ジャック・デュラン氏が亡くなった」と連絡がありました。フェイスブックで友達となっているイタリア人が、いやにジャック・デュラン氏の写真を多くアップするなと思っていましたが、イタリア語が読めないので気づきませんでした。 ジャック氏は1970年代からメガネ業界に携わっていたそうです。アラン・ミクリの起ち上げに携わり、1996年からはスタルクアイズのプロダクトマネージャーも務め2008年にJacques durand

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          空想のような?メガネの"困りごと"

          スタッフから"青汁王子"こと三崎優太さんのYouTubeを観てみれば?と勧められました。「【青汁の虎】次世代の経営者を生み出す新企画始動!」という、三崎さんがスタートアップに出資する番組をYouTubeでやられています。 私は現在、スポーツサングラスブランドを立ち上げていまして、以前も私が運営するウェブメディア「boot」でも書かせて頂きましたが、「前澤ファンド」にも応募し出資者を模索しているところです。現在は少しステージが変わり、もうちょっと自己資金で頑張ってみようと思っ

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          毎日、メガネ屋 2022.01.03~新春!"眼鏡市場"の本を読んでみた~

          例年よりも少し長めに年末年始の休暇を頂いており、年始から本屋を眺めていました。そこで「スゴイぞ! 眼鏡市場 ~メガネトップ業界売上NO.1の秘密」なるメガネ業界売上NO.1の「眼鏡市場」社長の富澤昌宏さんが書かれた本が目に入りました。この手の同業者の著書で面白かったり、為になった試しがないので手に取ってみるも一度はスルー。しかし、長めの休暇で心に余裕があったのか買ってみることにしました。 上場廃止後の動向が見えづらかった2013年に「眼鏡市場」さんは上場廃止しています。廃止

          毎日、メガネ屋 2022.01.03~新春!"眼鏡市場"の本を読んでみた~

          毎日メガネ屋 2021.11.21~大不況のスポーツサングラス市場のなか立ち上げたXAZTLAN(ザストラン)~

          10月20.21日と2日間に渡ってTRUNK HOTEL(渋谷)にて、GROOVER&XAZTLANの新作発表会を開催いたしました。前の記事にも書きましたが、B to Bのメガネ展示会は徐々に来場者やバイヤーの買付額が減っており、2019年の消費増税後はそれはそれは寂しい感じになっておりました。コロナウィルスの感染拡大によって、私達も展示会を2年間も開催出来ずにいました。10月に入り緊急事態宣言が緩和され、今回は2年振りとなる新作披露の場となりました。 2019年の秋ま

          毎日メガネ屋 2021.11.21~大不況のスポーツサングラス市場のなか立ち上げたXAZTLAN(ザストラン)~

          毎日、メガネ屋 2021.10.11~VマガジンJAPANを創刊した理由~

          Vマガジンジャパンの出版権を獲得したかった理由 2015年秋に「Vマガジンジャパン」(ネコ・パブリッシング)は創刊しました。Vマガジンは香港発のアイウェアマガジンです。 香港Vマガジンは特にヨーロッパとのコネクションが強く、2010年以降はアジアのアイウェアシーンを牽引している側面が非常に強かった雑誌です。「強かった」という過去形になるのには、今現在、雑誌は世界的に不況であり、Vマガジン香港も例外なくその荒波に晒されているわけです。日本版Vマガジンも一昨年より、思い切ってフ

          毎日、メガネ屋 2021.10.11~VマガジンJAPANを創刊した理由~

          毎日、メガネ屋 2021.09.12~秋の展示会に想ゥこと~

          かつては"アジア最大の眼鏡見本市"だった「iOFT」メガネ業界は秋に「iOFT」という大きな展示会が行われます。「メガネベストドレッサー賞」なるアワードが発表されるので、テレビのワイドショーなどでご覧になられた方もいらっしゃるかと思います。 私が"メガネ業界"に入った20数年前の「iOFT」は、それはそれは活況でした。平成の大不況の最中であるにも関わらず、見まごうばかりの出展社と来場者で、バイヤーもアポイントなしでは買付が出来ないほどでした。 90年代後半は、日本発のメガ

          毎日、メガネ屋 2021.09.12~秋の展示会に想ゥこと~

          毎日、メガネ屋 2021.08.11~南極観測隊のサングラス~

          南極観測隊のサングラス 2008年の第50次南極観測隊から約10年に渡り、メガネナカジマでは観測隊員の特注サングラスを製作しておりました。それまで観測隊のサングラスは、それなりに価格が高いサングラスが一律で支給されていたのですが、実際の極地では使い物ならなかったそうです。 私が携わっていた期間の南極観測隊は3つの隊が編成されていました。南極で1年を過ごす”越冬隊”、夏の間だけの"夏隊"、そして3ヶ月間、南極でテント生活をしながら隕石を探す"セールロンダーネ隊"。このセールロ

          毎日、メガネ屋 2021.08.11~南極観測隊のサングラス~

          毎日、メガネ屋 2021.07.13~東京オリンピック2020とスポーツサングラス~

          東京オリンピック2020とスポーツサングラス 東京オリンピックの開催が間近となりましたが、純粋にオリンピックが待ち遠しいといったムードで無くなっているのが残念でなりません。 2008年の北京オリンピックで、メガネナカジマはマウンテンバイク選手のサポートしており私も現地入りしました。「世界最大の草大会」と言っていた方がいたのですが、それは言い得ていて路上でサングラスのメンテナンスをしたり、声を掛けられた見ず知らずの海外選手のサングラスもメンテをしたりしました。挙げればキリがな

          毎日、メガネ屋 2021.07.13~東京オリンピック2020とスポーツサングラス~

          毎日、メガネ屋 2021.06.16~中島正貴と有限会社スクランブルがやっていること~

          中島正貴と有限会社スクランブルがやっていることメガネナカジマの店頭に私は毎日います。 今は出張もないので、毎日メガネ屋です。 店舗隣のビルの3階に加工室があって、そこに籠もってレンズ加工やフレームの修理をする事も多いのですが、メガネ屋のオペレーションの全てを日常の業務としながら働いています。 私の会社は「有限会社スクランブル」というのですが、メガネ関連の事業を複数やっておりまして、"個人経営"っぽいメガネ屋風情が色々とやっているので、社長である私はメガネ屋稼業をほっぽらか

          毎日、メガネ屋 2021.06.16~中島正貴と有限会社スクランブルがやっていること~