【桜井レイジ】

お笑い芸人やってます。                オレンジピストルの桜井レイジで…

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お笑い芸人やってます。                オレンジピストルの桜井レイジです。

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ガードの下からアフォガード

苦いものが苦手だ。 ピーマン、ゴーヤ、カカオのパーセンテージを売りにしているチョコ。 苦いチョコに関しては意味も分からない。 食べ物で遊ぶな、と思っている。 そんな私が最も嫌うもの、 それは、 コーヒーだ。 初めて飲んだ時のことを憶えている。 「ガソ…リン…?」 ガソリンだと思った。 ガソリンなど見たことも、もちろん飲んだことも無かったが、 ガソリンだと思った。 とにかく飲み物ではないと思った。 コーヒーの苦手意識は、 私の中でどんどん強くなり、 ジャブで距離を測り

ガードの下からアフォガード

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  • 【エッセイ】まとめ
    8本
  • 【漫画】まとめ
    5本

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    【漫画】語る人

    【漫画】語る人

    ドロドロのおしるこ

    白い肌を黒紫の液体が滑り落ちる。 幾度となく底の見えない沼へと突き落とすが、 それを汚すことは叶わない。 「ちょっとばぁちゃん!このおしるこ、サラサラ過ぎるって!!」 「おしるこサラサラ過ぎて餅にあんこが付かないよ! 餅に撥水コーティングしたみたいになってるから!」 毎年正月になると、おばあちゃんがおしるこを作ってくれる。 おばあちゃんのおしるこは、 いつもサラサラしていた。 それは、本来なら正解なのかもしれない。 だけど私は、どうしてもドロドロのおしるこが食べた

    ドロドロのおしるこ

    人生をしてみた

    『人生は選択の連続である。』 はてさて… 私は、選択をしていない気がする。 自分のしたいようにしてるだけだ。 例えば、何を食べるか考えるとする。 カレーが食べたければカレー屋に、 ワカモレが食べたけりゃ、ワカモレ屋に入るだろう。 食べたいものを食べる。その一本道だ。 このように自分の欲に向けて敷かれたレールを進んでいるだけで、そこに選択の余地はない。 これはマズいよねぇ… だってさぁ… 選択をしていないってことは、 「人生」をしていないという事だもの。 私はお笑

    人生をしてみた

    初めて一人でどっか行った日

    (一人でどっか行ってみたいな…) そう思った時には、ペダルを漕いでいた。 私は、いつだってそう。 無意識のうちに決断をしている。 ところで無意識のうちの決断は、 はたして決断と言えようか? それはもう本能かもしれない。 桜井レイジの本能。 ちなみにこの文章も無意識で書いている。 本能エッセイだ。ホッセイだ。 と、ここまでは自転車で言うところの、 おばちゃんやりがちケンケン助走である。 ここから加速していく。 加速ホッセイ(ビュンビュビューン) Let's

    初めて一人でどっか行った日

    ポケモンに友達の名前を付けた

    ポケモンは人生のチュートリアルである。 友情、成功、挫折、正義、絶対悪、愛…etc. 全てをポケモンから学ぶことが出来る。 子供の成長は早いとボヤく大人が沢山いるが、 それはポケモンが成長を促しているからに他ならない。 得意げに子育て論を語る、背景に観葉植物を置いている大人も一定数存在するが、 良い子供に育ったのは貴方達の力ではない。 ポケモンが子供を育てたのだ。 そんな知育ゲームとも言えるポケモンには、 とある機能がある。 それは、ポケモンにニックネームを付けられるこ

    ポケモンに友達の名前を付けた

    全人類スケベ化計画

    皆さんは「スケベ」だろうか? ピッピッピッ おい。 110に電話しないでくれ。 いや、しないでください。 警察だけは勘弁してくださいっ!!!!! ふぅ。 落ち着いたところで、弁明させて欲しい。 多くの人は「スケベ」に対して、 【性的な好奇心が非常に強い人】という認識をしていることだろう。 そして、『性的な』という部分に重きを置いて考えているため、良い印象は全く無い。 しかし、「スケベ」の本質はそこではない。  『好奇心』 これこそが「スケベ」の本質であり

    全人類スケベ化計画

    キャラメルコーン~君がくれたもの~

    久々にキャラメルコーンを食べた。 口の中で、ジュワッと溶けて、膨大な糖が脳内に流れていく。 キャパシティを遥かに凌駕する糖により、脳の回路はショートし、私は奇声をあげた。 『アビャビャビャビャビャビャ!!!!!』 薄れゆく意識の中、キャラメルコーンの袋をまさぐる指先に何か硬いものが当たった。 (ソレヲ…クチニ…ハコベ…) 微かに残る【私】から腕、そして手に電気信号が送られる。 もはや意思はなく、機械的な動きで硬い何かを指でつまみ、口に運んだ。 カリッ 口内で砕かれ

    キャラメルコーン~君がくれたもの~

    青春を取り戻せ!!!

    ある日、ふと思った。  (ハイタッチしたことあったっけ?) 私は脳内コンピューターに検索をかけてみたが、ハイタッチの検索結果は0件だった。 (俺、ハイタッチしたことないんだ…) …悔しいじゃない! ハイタッチをしたことが無いというのは、つまり、感情が高ぶるほどの達成感を仲間と味わったことが無いという事になる。 「キィー!!!!!」 私は悔しさのあまり、ハンカチを口に咥え、手を使わずにブリッジをした。 勢いのあまり、頭の三分の一が地面にめり込む。 すると、頭から根

    青春を取り戻せ!!!