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メンタル崩壊公務員、ポケモンSVに救われるの巻

おはようございます、休職中なので連休中という自覚が足りないおれんじ*です。

採卵が終わったら推しの話をする…などと言っていたような気がしますが、推しキャラに絞った話をする前に、まずは箱そのものから語らないとなんだか気が済まないので、箱のほうから書いていきたいと思います。

つまりこの記事↓のスピンオフということです。

わたしのポケモン遍歴(SV以前)

実は、わたしは元々ポケモンSVをプレイするつもりではありませんでした。12月に発売された時も、なんか人気っぽいな、ぐらいにしか思ってませんでした。キャラクターについても、うっすらナンジャモだけ知ってる程度でした。

そもそもわたしのポケモン遍歴、
赤→ピカチュウ→金。
以上。
…だったので、ポケモンといえばキッズ時代にプレイした記憶しかありませんでした。

そもそも高校受験期~結婚前という長期にわたって「ゲームをプレイすること」そのものへの興味が薄かったんですが、ゲーマーな夫と結婚して自分のSwitchを手に入れたことにより、ゲームへの興味が出てきた感じです。

とはいえ結婚後に発売されたポケモンでも、剣盾やアルセウスはスルーしてしまってたんですが…。ちなみに夫婦ともスルーしてました。自分(たち)の性質だと社会生活とポケモンを両立させるのは難しそうだな、って何となく思ってたんですよね。クリアまでに時間かかりますし。オスシ。

仕事に行けなかった1月、SVとの出会い

かくかくしかじかで(詳細は上記リンクの記事参照)、今年1月からわたしは仕事に行けなくなってしまいました。

ちょうど仕事に行けなくなりはじめたころに、夫婦でポケモンSVの実況配信動画をいくつか観始めました。元々は自分たちがプレイする前提ではなくて、プレイしないつもりだから実況配信で楽しもう、と思って観てました。

実況配信で見ているだけでも、主人公のビジュアルを細かく選べて、フィールド上にポケモンが歩き回っているなんて、こどもの頃にプレイしたポケモンとは大きく違うな、と思いました。むしろこどもの頃に、ポケモンのゲーム上の世界がこうだったらいいな…と憧れていたものが、技術の進歩によって現実となっていて感慨深かったです。

さて、わたし自身の問題に話を戻すと、「仕事に行けない」という事実は確かに存在しているのに、精神科の受診予約がかなり先の日程にしか取れず、診断書にたどり着けない時期がありました。この間正式に休職扱いにはならないので、ずっと年休で休み続けるという宙ぶらりんな状態でした。この宙ぶらりんな状態を続けたせいなのか、精神科の予約日の数日前には、日常生活や日常のコミュニケーションが難しいレベルの精神不安定のピークに達してしまっていました。

夫もその時期のわたしに対する対応に困っていたとは思いますが、わたしが「ポケモンSVの実況配信を観ているとき」だけは楽しそうにしていることに気づいていたようでした。
そこで夫が「どうせなら自分たちでソフトを購入してやってみよう」と助け船を出してくれたので、わたしたち夫婦はポケモンSVをプレイすることになりました。(夫がスカーレット、わたしがバイオレットを選びました)

休職中にポケモンSVをプレイして

前置きが長くなりましたが、ここからやっとポケモンSVをプレイしての感想です。

……と言いつつ、もはや3ヶ月半前にプレイし始めて3ヶ月前にストーリーをクリアし、2ヶ月半前には図鑑完成までしてしまってるので、当時の細かい心情までは思い出せなくて、もし当時書けてたら書いていたはずの内容より明らかに薄い内容だという自信があります。なぜ当時からnoteやってなかったんだろうか…。
あと、わたしはゲーム画面スクショ撮り忘れ選手権で上位入賞できそうな人間なので、この感想文にスクショ画像挿入はありません。ガチで文だけです。見にくくて申し訳ありません…。(本題に入る前の言い訳が長い)

※大きなネタバレは避けるつもりですが、ネタバレと意識しないままうっかりネタバレを書いてしまっている可能性があるのでご注意ください。

プレイ初日、まあここまでの経緯からすると当然(?)なんですが、「年休で仕事を休んでる人間が今までほとんどやってこなかったポケモンに今更手を出すとは何事か?」と思いながらプレイ開始してました。現実から全く抜け切れてない。

…とはいえ、いざプレイし始めると、いきなり主人公のキャラデザに凝り始めるし、序盤に登場するポケモンを全種類捕まえようと意気込んで、おおよそ捕まえてましたね(普通にハマった)。ちなみに最初の御三家はニャオハを選びました。

ポケモンSVは学園生活が舞台となっていて、主人公はアカデミーの学生となり、課外授業として、パルデア地方全体を舞台に「宝探し」を行います。この「宝探し」の旅の中でゲームのストーリーを進めていくことになります。

ストーリーは大きく3ルートに分かれていて、今作では、こどもの頃から馴染みのある「ジムバッジを集めてポケモンリーグで勝利すること」が3ルートの中の1つでしかないことにまず驚きました。
あと2つは「ヌシポケモンと戦って秘伝スパイスを集める」ルートと、「学園の問題児集団『スター団』を解散させるために戦う」ルートです。

この3ルートはどんな順番で回るのも自由…ということにはなってますが、レベルは固定されていて、適正なレベルのヒントはマップ上に書いてあるので、生真面目に割とレベル順に回りましたね…。変な順番で回って負けたくない、という謎の負けず嫌いを発揮してました。あとから思えば、変な順番で回って負けても、それはそれでネタになりそうなのにもったいないことをしたなあ…。

ちなみに3ルートともクリアしたら、その先のルートが出てきます。ここでのストーリーの収束のさせ方が好きです。(ふわっとしたネタバレ)

この記事では大きなネタバレをしないように書いていくので、ルートごと、そして登場キャラごとの詳細には触れませんが、なんと言っても全てのキャラが魅力的だと思いました。悪役はいても悪人はほぼいない…という感じですね。(ネタバレの核心部分の約1名、悪人とも解釈できるかもしれませんが、周辺のエピソードから読み取ると100%の悪人とも言えないのがまた切ない…)

ストーリーの進行とともに(主人公と親密になった結果?)印象が変わるキャラも多く、キャラにリアルな人間味を感じました。こういう人現実にもいるなあ…とちょいちょい思ってました。

こども時代に金銀までしかやってこなかったので、以前はポケモンに登場する人間キャラへの思い入れはほとんどなかったんですが、SVではネームドキャラ全員に思い入れがありますし、なんならモブキャラの一部にも思い入れがあるぐらいです。

ちょうどわたし自身が現実世界で道に迷っている最中にポケモンSVをプレイし始めた…ということには、すごく意味があったと思います。

プレイし始めて数日後には、やっと精神科にかかって診断書を出してもらい、正式に休職することができました。休職し始めた時点で既にポケモンSVをプレイしていたことで、家でひとりマイナス思考のループにハマってしまう…という事態にならずに済みました。

そして元々「クリアまでに時間がかかる」と思っていたから、結婚後ゲームをするようになってもポケモンシリーズをプレイすることがなかったのですが、今回はこの「クリアまでに時間がかかる」という特徴にこそ、わたしは助けられたのだと思います。実際にポケモン図鑑完成までには1ヶ月弱掛かっていて、その間、家事や通院以外の時間はほぼポケモンSVをプレイしていました。プレイ中は常に何か目標があり、目標に向かって打ち込みながらも、誰か他の人から急かされているわけでもない状態だったので、わたしの精神衛生上とても良かったと思っています(わたし個人の性格によるものでもありそうで、全ての休職中の方に当てはまるわけではないとも思いますが…)。

そして夫とわたしとでそれぞれバージョン違い(スカーレット/バイオレット)をプレイしていたので、夫婦の楽しいコミュニケーションツールとしての働きもあったと思います。図鑑を完成させるために、それぞれのバージョンにしか出てこないポケモンを交換したり、通信して同じフィールド上で協力プレイをしたり。
そしてそもそも夫婦間でポケモン歴に差があったので(夫はBWまでやってました)、浦島太郎状態のわたしに夫がポケモンの知識を色々と教えてくれました。

クリア後は、
わたし→キャラどハマり勢
夫→ネット対戦ガチ勢
…と異なる方向性で沼にハマっていきました
が、だからこそそれぞれの方面についての深い情報交換ができているのも面白いなあ、と思います。

SVの好きなキャラを語る(語りすぎ)

クリア後も「キャラどハマり勢」として沼にハマった…と書いたからには好きなキャラにも触れておくべきですね。ただしこの記事ではネタバレなしで書いていきます。この記事では(重要)。

上でも書いたように、なんならネームドキャラ全員について語れるほど思い入れがあるのですが、特に好きなキャラを挙げていきます。

手始めにポケモン部門からいきますと(人間キャラじゃないのか)、ベタですが、パモ→パモット→パーモット族が好きです。パモさんに初めて遭遇したころ「令和のでんきねずみ」と呼んでいたのですが、ピカチュウ系統とはまた異なる魅力がありますね…。手?前足?が大きくて毛がもふもふしていてニコニコした口元もカワイイカワイイネ…。進化したら格闘タイプが入ってくるのも好き。ネタバレになるので詳細には触れませんが、パモット→パーモットへの進化方法が特殊だったのも旅のいい思い出です。

次に学生キャラ部門。本当に選べないぐらいみんな好きなのですが、しいて選ぶならペパーですかね(やっぱりベタに走る)。一緒に秘伝スパイスを探しにいくことになる先輩なのですが、第一印象は本当になんだこいつ感(?)しかないのに、背景が明らかになるにつれてめちゃめちゃ協力したくなるキャラに印象が変わります。料理が得意でバトルは苦手。…のはずが、意外とバトル強くて驚きました(またふわっとネタバレ)。これ以上語るとすごいネタバレを踏みそうなのでやめときます。

続いて教師キャラ部門。これまた本当に選べな(中略)…しいて選ぶならクラベル校長先生ですかね。真面目そうな紳士に見えて(紳士であることには間違いないのですが)、めっちゃおもしれーお方です。これまたネタバレになる要素が多すぎてアレですが、若者に自分なりに寄せようとしている姿勢が素敵です。こんな校長先生なら学校楽しいだろうな…と思います。

ネタバレ配慮のためざっくりな扱いですが、スター団は箱推しです。全然悪者集団じゃない…!むしろみんな(癖は強いけど)素直でいい子たちばかり。学園モノとはいえポケモン世界で「いじめ」の話題が出てくるとは想像してませんでしたが、立ち向かおうとみんなで試行錯誤する姿が印象的でした(またまたふわっとネタバレ)。

これもネタバレ配慮のためざっくりですが、四天王+トップチャンピオンのポケモンリーグ組も箱推しですね…スター団、四天王ともにいえることですが、メンバーを挙げること自体がもはやネタバレなんですよね…。今作の(とはいえ過去作に詳しい訳ではない)四天王は、属性がみんな違うのにお互いに軽口を叩きあえるような関係性なのがいいな、と思います。トップであるオモダカさんは(雰囲気ラスボス系なのに)シンプルに能力の高い、純粋なできる女性なのがいいですね。

ここまで書いて、ネモの話題をしてないことに気がつきました…もちろんネモも好きです。ライバル枠として語りましょうか(何かと理由をつけて語り出すやつ)。ネモは本当に何かにつけてバトルしたがる系(?)ライバルなのですが、バトルの才能がありすぎて互角に戦える相手がいなかった結果、主人公をトレーナーとして育ててくれるポジションになるという、ライバル枠としては新感覚なキャラだと思います(実らせ系???)。バトルは強いけど本人の運動神経は鈍め、というギャップも好きです。

そして最後にジムリーダー部門。ジムリーダー組も全員について語れるぐらい好きで箱推しでもあるんですが、実はこの部門はあえて一人を選べます。ポケモンSVの中でも最推しなので。
ジムリーダー部門、そしてポケモンSVの最推しは、グルーシャさんです。ナッペ山ジムのこおりタイプのジムリーダーです。
またまたビジュアルで選んだでしょうー?と思われそうな人選(?)ですよね。わかります。しかし実際全くビジュアルから入ってないんですよね。単純にイケメンなだけなら最推しまでには至らなかった自信があります。むしろ性格が好きです。
ネタバレ配慮のため多くは語りませんが、パルデア地方のジムリーダー組の中で、異質なまでに背景が重い(スノーボーダー、という時点で何かありそうだと察してしまいますよね…)キャラで、主人公と戦うことによってやっと前向きになれたかもしれないな…ぐらいのところで現状ストーリーが終わってしまっているために、グルーシャさんがわたしの心に刺さって取れなくなった(?)のです。沼です。ただのヲタクの戯言みたいになっているな…。好きすぎるとまともに語れない。
とりあえず追加ダウンロードコンテンツで再会したい!ということを強く伝えたいです(誰に?)。

ということで、後日(ネタバレありで)最推しグルーシャさんについて語る別記事を書くつもりなのでよろしくお願いします(やっと推しトーク各論シリーズが書けるな…)。既に上記の文章の時点で、なんだかまともに書けそうな気がしないのですが…まあ頑張ります…。

まとめ

好きなキャラの話をし始めたことによって、記事がとっちらかってしまったのでこのへんでまとめようと思います。

万人に言えることではないとも承知してますが、ポケモンSVはこどもがプレイしても大丈夫な設定にしてある反面、疲れた大人にも刺さるストーリーやキャラクター設定でもあるな、と個人的には思います。
わたしの場合グルーシャさんが最推しですが、プレイヤーそれぞれに、特に刺さるキャラクターがいるんじゃないかなと思います。そのくらいキャラクター設定の幅が広いし、考えさせるようなセリフもたくさんあります。

主人公がこどもの学生(ちなみに作中には大人の学生もいます)という設定なのも、「宝探し」の中で、登場する老若男女のキャラクターたちの様々な生き方、価値観を知っていくストーリーでもあるからだろうか、と思いました。主人公とともに旅をすることで、プレイヤーも登場キャラクターに憧れてみたり、共感してみたりできるんですね。

わたしの場合、キャラクターに向かう感情が割と「憧れ」よりも「共感」のほうが強くなりがちなタイプなので、本当にメンタル不安定なときにポケモンSVに出会えて、プレイできてよかったなと思いました。ゲームを通じて、現実でも少し前向きになれるような気がしました(推しに共感し過ぎるあまり、もはや主人公視点ではなくグルーシャ視点になっている説、あると思います…まあ結果的にポケモンSVに救われてるのは事実なので…)。

だんだん何が言いたいか分からなくなってきました…。もはやポケモンSV全体のことすら好きすぎてまともに語れなくなっている感じになってきたので、そろそろ終わります。

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