彼女の人生は間違いじゃない

私が住んでいる所が舞台の映画。ここに住んでいる人間として、いや、住んでいなくても観るべき映画だった。平日市役所で働き、週末は高速バスで東京に行きデリヘルで働くみゆき。

市役所で働き、保証金ももらっていて、それでも生活費が足らなかったのか。なぜみゆきはわざわざ高速バスに乗って東京へ行きデリヘルで働かなければならなかったのか。

みゆきの父親が海に向かって、津波にさらわれまだ見つかっていない母親の服を投げ入れるシーンは涙無くしては観れなかった。

みゆきの人生は間違いではない。私の人生も間違いではないだろうか。私は自分の人生が間違いではないという自信がない。少しずつ選択を間違えている気がする。

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