続 ファースト達央

お日にちが空きましたが、前回の続きです。


さて、無事に初めてのライブ参戦を果たし、深い沼に沈み込んだため、そこから更に気持ちは加速していき、参戦2回目となるライブツアー、ONE PLEDGESでは福岡2daysをキメた。2日連続ライブなど経験したこともなく、体はバキバキだったけど、とにかく楽しかった。また、サイロアツアーに参加しとても楽しかったことを伝えた友達が興味を持ってくれたのと、高校の後輩が声優・鈴木達央のファンということもあり一緒に参戦もした。参戦したらしたで、友達の友達と仲良くなったりして、OCDにはご縁を繋いでもらったと思う。

3年目はFIXED ENGINE。このツアーが過去イチ参加公演数の多いツアーで、5公演。山口、愛媛、武道館、リベンジ山口、延期福岡。

なぜ山口2回でしかもリベンジなのか、福岡が延期なのか。それは本来の山口公演で、ペインターYORKE.かステージから落下し、大怪我をしてしまったから。

落下地点とは反対側にいたからあまり見えはしなかったんだけど、Ta_2が呼びかけても、オーディエンスが叫んでも反応がなくて、目の前で人が死ぬかもしれないと心底肝が冷えた。搬送される前に何とか意識を取り戻したけれども、もちろん公演はそこで中断。YORKE.を心配して泣き出す子や、過呼吸を起こす子まで出てきて会場内はプチパニック状態だった。そんな不安なオーディエンスを落ち着かせるように、Ta_2はずっと声をかけ続けた。本人だって不安だったろうに、まずは落ち着こうって、ちゃんと後から自分かYORKE.から報告するからって。笑い話なんかも織り交ぜながら、少しずつ会場の雰囲気を落ち着かせていった。

借りが出来てしまった、と。絶対に、時間がかかってももう1回リベンジしに来るから、待ってて欲しいと言われたのが山口。翌週の福岡公演はどうしても間に合わないから延期になると発表された。日程も何も分からなくて、だから行けるかどうかも分からない。でも、待つと決めた。絶対にまた、山口のあのステージで、そしてかなわなかった福岡で、復活した2人に会うために。

一命を取り留めたYORKE.はギプスをつけて、痛みに耐えながら次の公演ではステージに立った。

で、愛媛公演。特別な公演。

この年のツアーは、モバイルメンバー限定企画で、抽選でMEET&GREETか公開リハ見学に参加できるという企画があった。その愛媛公演公開リハ見学に、なんと当選してしまった。ついに気が違ったかと思ったし、当選メールも何度も確認したけど、やっぱり当選していたのだ。当選が分かった時点で吐きそうになったが、当日は心臓までも吐き出しそうだった。あまりの緊張に、初対面にも関わらず一緒に公開リハに参加するオーディエンスと抱き合ったほど。

普段見ることのないチューニング中の姿や、メンバーによるスタッフさんたちの解説、メンバーとおしゃべりして最後は握手。今でもよく覚えてるんだけど、その時のTa_2の手は、冷たくも熱くもなく、しっとりふわふわな手だった。あまりにも好きが溢れて、離したくないと思った。

その後の武道館公演も、リベンジ山口も福岡もきっちり参加して、やっぱりわたしはOCDが大好きで大切でまだまだ応援していきたいと思った。


4年目は、they go, Where?ツアー。大阪、福岡、広島2days、神戸。前年に続き5公演参戦。

5年目はGROWTH TO BE ONE。福岡、愛知2daysの3公演。福岡公演直前、わたしは、仕事が本当にしんどくてしんどくて、ほんの一時期だけど会社にも行けなくて何もかも辛くなって誰とも会いたくなくて、人生を諦めた方がいいのかとさえ思ったし、誰の声も届かなくなってしまったんだと思ってた。会社も休んでる人間がライブになんか行っていいのかと思ったけど、ここが分かれ目だとも思った。ライブは大好きな人の大好きな音楽を、直接受け取り、共有できる場所だ。楽しいが詰まっているハコを楽しいと思えなかったら、その時が諦め時だと思った。そしてわたしは福岡公演に参加した。号泣した。ちゃんと、Ta_2の声が、言葉が、歌が、届いた。smilingを聴いてこんなに泣くことになるとは思わなかった。背中を押すよりももっと強く、蹴飛ばす勢いで前に踏み出すことを後押ししてくれた。会社の推しだけではダメだった。Ta_2の発する言葉だからこそ届いた。わたしは無事に復帰したし、今も仕事を続けている。これは紛れもなくTa_2が、達央がいたからだと思ってる。人生を変えてくれたといっても過言ではない。大袈裟でもない。本当に救われた。感謝してもしきれなかった。


そして今年のLADDERLESSツアーは、ひとまず熊本だけ。ここ4年はずっと複数公演参加していたけど、いろんなタイミングと重なったこともあって、この1公演を大事にしようと思って参戦を決めた。まあ春先に次のツアーで福岡来ると信じてたからってのもある。し、決まったし、当選した。

熊本でのTa_2はずっと幸せそうに笑って、「楽しいなぁ。幸せだなぁ。」と口にしていた。「俺さ、肩肘張るの疲れちゃったんだよね。みんなにちょっと甘えてもいい?」って、少し弱さを見せてくれたのも嬉しかった。ずっと周りに敵がいるように警戒して、気を張ってってしてきたひとが、ふっとそれを緩めてくれたことが、わたしたちオーディエンス対する信頼のカタチのひとつのように思えて。自分もそんなオーディエンスになれているかな。


これからも応援させてね。達央がいるから、Ta_2がいるから、わたしは元気でいられるよ。

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