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2023.08.14【会見LIVE】ジャニーズ性加害問題当事者の会 「再発防止特別チーム」のヒアリングを受けて

#ジャニーズ性加害問題当事者の会 「再発防止特別チーム」のヒアリングを受けて

・平本代表、石丸副代表、スギヤマ弁護士、大島さん(当事者の会に加入)が記者会見に出席

平本さん:13:30〜16:00ぐらいまで再発防止特別チームのヒアリングを受けた。有意義である種、楽しかった
・再発防止特別チームの記者会見では表情が怖かったので、怒られるのではないかと思いつつヒアリングに参加したが、その印象は覆った
・ヒアリングだけでなく、意見交換もした。ジャニーズ事務所とは別の組織であると強調された。ジュリー社長や白波瀬副社長への事付けはできないと断られた

石丸さん:10:00〜12:00にヒアリング、入所の経緯から性被害について、ジャニーズ事務所への伝言はできないため「救済」という部分については進展がなかった印象

スギヤマ弁護士:質問の内容は調査をし尽くした上で、真摯に対応している印象を受けた

平本さん: 救済については話をした、何を望むか希望を伝えた。トップ企業として性加害を後に残さないような運動をすべき、再発防止という観点ではそれも汲み取ってもらえると有り難い

Q.被害の事実認定について(アークタイムズ尾形記者)
A.石丸さん:自身に起こった性被害について詳しく聞いてくれた。憶測でなく、実際に見た体験したことについて掘り下げてくれた
平本さん:チームはジャニーズ事務所の代理人でなく、ジャニーズ事務所への要望を伝える時間ではないため、要望等は伝えていない

Q.政府の対応について
(アークタイムズ尾形記者)
A.平本さん:国連の最終報告来年6月後に対応してくれるのかと期待している。中途半端なところで聞きたくない気持ちもある
石丸さん:性加害は決して疑惑ではなく「事実」である。国も耳を傾けなければならない時がくると信じている

Q.テレビの報道は限定的、どう感じるか?(アークタイムズ尾形記者)
A.石丸さん:メディアの方の事情は分かりませんが、毎日のように報じられる世の中になってほしい。
平本さん:30数年前の告発からすると、何十倍になっているので有り難く思っている、この上なき感謝です

Q.具体的な再発防止策について(TBS報道特集のカコ記者)
A.平本さん:ジャニーズ事務所からはまだ聞いていないので分からない。ジャニーズ事務所に限らず、芸能界にマストなルールを作って欲しいとは伝えた
石丸さん:ヒアリングを通して、今月末にチームから事務所へ提言するスケジュール

Q.提案した策について (朝日新聞シマザキ記者)
A.平本さん:ジャニーズ事務所が責任のひとつとしリーダーシップを取り自社だけでなく芸能界すべての範囲の中で活動して欲しいと提案した。実力とは別の性加害だったりを排除することを率先して膿を出し、業界に広く植え付ける必要があるのでは?と伝えた

Q.ヒアリングの感触について(NHKトミタ記者)
A.平本さん:(チームについては)思いの外ちゃんと仕事をしてくれていた。勉強してくれていた。僕の本を並べてあって、重要部分のコピーを読み上げて、自分が忘れていたようなことも思い出させてくれるようなヒアリング。そのまま事実をジャニーズ事務所に伝えれば、提言にも期待できる
石丸さん:(チームは)大変勉強されていて、自分のブログもつぶさに読んでいる。再発防止の観点からは真っ当な策が提言されると期待できる。

Q.ヒアリング内容、心に寄り添ったものだったか?(TBS報道特集セト記者)
A.平本さん:心のケアではないが、事務的だけでなく、自分のキャラで話すことができた。精神科医の先生は心配そうな姿勢で、寄り添ってくれた印象。時間がないので何度もストップがあったのでもっと喋りたかった
石丸さん:再発防止の観点では立派なものができると思う。圧迫的な質問はなかった。途中休憩大丈夫ですか?等気遣いも。当時の被害の印象など詳しく聞いてくれた

Q.予定時間(1時間)を過ぎた理由(BSTBS報道1930アカイワ記者)
A.石丸さん:3年間の在籍期間があるため話をかいつまんでもどうしても長くなった、加えて詳細を聞いてくれたため
平本さん:単純に自分が伝えたいことが多くあり喋り続けていた
スギヤマ弁護士:事実認定の問題としては、①個々に被害に遭ったか、②会社内で事実を共有していたかの2点 である。①についてはヒアリング対象者の被害について一定の傾向等があり、それに相違していないというコメントはあった。②については、コメントらしいコメントはなかったので、レポートを拝見したいと思う。

Q.再発防止策以上に期待すること(AP通信カゲヤマ記者)
A.平本さん:まず事実認定、そして謝罪。認めたくない事情はジャニーズ事務所にあると思うが…そうなってくれると希望して活動している。その上で被害者への救済措置をとって欲しい。
石丸さん:当事者の会として、事実認定と謝罪。話し合いのテーブルについてほしい。被害者に対する補償をできれば、一緒に考えていきたい。これからも粘り強くジャニーズ事務所と交渉ができるように進んでいきたい。

Q.今日のヒアリングの中でも事実認定や謝罪の提起をしているのか?(共同通信モリハラ記者)
A.石丸さん:今日は具体的にはしていない。
平本さん:具体的ではないが、当事者の会代表としてその話をしてきた。チームは調査中なので、結果をジャニーズ事務所側へ伝えることが仕事
石丸さん:チームは性加害があった前提で話をしてくれていた。話はその点でしやすかった
スギヤマ弁護士:今日はふたりの代理人として立ち会った、今後についても同様に動いていく

Q.ヒアリングへの経緯と想い(朝日新聞シマザキ記者)
A.石丸さん:ブログに再発防止特別チーム事務局(弁護士事務所)からコメントがあった。それに対して話をしたいと連絡した
平本さん:1ヶ月以上前に自分に対してメールが来た。3人で揃って話を伺いたいと丁寧な姿勢だった。

Q.当事者の会として法的手段を含んでいるのか(アークタイムズ尾形記者)
A.平本さん:全ての可能性の中で策を講じている。現段階で認められているわけでないので策は緩めないが、平和的解決をしたいとは思っている。中には法的措置も含んでいるが、言える段階でない
スギヤマ弁護士:ヒアリングの中でふたりが強調していたことは、ジャニーズ事務所はリーダーでありガリバーである、芸能界全体へ再発防止策を出して変わっていってほしいと説明していた

Q.ジャニーズ事務所へ対する想い(アークタイムズ尾形記者)
A.平本さん:「ジュリーさん大変だな」と思う。争いたいと思っているとは思えないので、気持ちの上では歩み寄っているつもり。お互い相談して解決する道を開けたらと思う
石丸さん:ジャニー喜多川の性加害さえなければ、素晴らしい思い出だった。ただ、性加害があったその事実がすべてを狂わしていっている。この一点について強く認めてほしい。ジャニーズ事務所のエンターテイメント性や存在を否定したいわけでない。ジャニー喜多川の性加害において、認めて謝罪と被害者救済に繋げてほしい。感謝の気持ちもあるし、悪いことは悪いと認めてほしい気持ちもある。

【当事者の会への支援に感謝・誹謗中傷について】
・石丸さん:当事者の会から、この記者会見を見てくれている方への伝えたいこと。応援してくれている方への深い御礼、温かいご支援・励ましのお便りが当事者の会メンバーにとって勇気や希望をもたらす大きな原動力・励みにもなっている。多くの支援金は会の健全なる活動に使っている、お力添えに深く感謝している。
その一方で、心無い誹謗中傷が少なからずある。私達をどのように思ったりするかは個人の自由。しかし、会や会のメンバーに対しての悪意のある書き込み、非礼卑劣な嫌がらせ行為、罵詈雑言について、今すぐにやめてほしい。今後誹謗中傷等あった場合は法的措置を取らざるを得ない。
匿名だからと言って許されることではない。書いて逃げることはできない。当会メンバーへの誹謗中傷に対しては特定し、責任追及をする可能性はある。名誉毀損や侮辱罪を構成する可能性があり、民事責任も認められている。心当たりのある人は今すぐ削除をお願いします。
これから、不道徳な人権侵害にあたる書き込みは当会として一切許さない。人を追い詰める行為は、ジャニーズの性加害と同様に社会問題である。小さいことでも犯罪に該当すると考えてほしい。これは当会に限らない話である。誹謗中傷に関しては今すぐおやめください。

【当事者の会8人目の大島幸広さん】
・平本さん:すでに10名以上の加入申出はあるが、リスクしかない活動において顔出しや実名を出すことはできないというメンバーは多い。志を共にするメンバーを増やしていきたい。発足が7名だったので、8人目の大島幸広さんを紹介

・大島さん:1985年生まれ38歳、1998年から2000年頃まで在籍していた、自ら当事者の会に連絡した。当事者の会のメンバー同様、ジャニー喜多川から性被害を受けた、ジャニーズJr.を辞めてから23年間心に深い傷を負ってきた。当事者の会の皆さんをニュースで見かけて力添えしたいと思った。

Q.改めて声を上げた経緯と心のトラウマ等について(TBS報道特集カコ記者)
A.大島さん:3月頃の時点では、表に出ることがすごく怖い・リスクの方を重く考えていた。でも、自分のことだけを考えてではなく、性被害を少しでも無くしていければという想い、あとは勢いで平本代表にメッセージを送った。
日常生活の中でフラッシュバックとは違うが、思い出すときがある。歳を重ねるとそれのコントロールが上手くなってきたが、パーンと出てきてしまう瞬間がある。出てきてしまうと1週間ぐらい気分が悪い。またその記憶を仕舞い込むと普通に生活できるが、また出てくるタイミングがある。それが続いている。

Q.性被害の衝撃、メディアが報じていたら入所しなかったか?(アークタイムズ尾形記者)
A.大島さん:性行為について、女性を含めて初めてだったので衝撃というよりハテナだった。次の日ボーッとしている。後々理解した。分かっていれば勿論入っていない、それでも噂程度には聞いていた。でも、まさか…と思った。


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