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資本金の節税も無駄に!?いたちごっこのゆくすえに

税金と聞くと、忌み嫌う言葉に思います。外形標準課税の支払いを逃れるために、節税をする企業が続出したのも仕方ない面があると思います。

それでも何百億円の資本金から減資して、1億円にし、節税上、資本剰余金にうつしただけなのは、果たして節税と呼べるものなのか疑問には思いますが。

そういうのが多いから、総務省は資本金だけでなく資本剰余金と資本金の合計が一定額を超えた場合に課税すると方針を変えたのではないでしょうか。

数億円のを1億円ぐらいだったら、総務省もあまり口を出せなかったかもしれません。

しかし、外形標準課税が正しいかどうかは議論があるようです。

「外形標準課税は都道府県が企業に課す法人事業税の一部で、変動の大きい所得ではなく資本金の規模などに応じて徴収する。都道府県が安定した税収をえるため、所得への課税よりも景気に左右されにくい方式として04年度に導入した。

企業にとっては赤字でも税金を払うことになるため、負担が増える。」

裁判にもなったと書かれていますから、何とも嫌なイメージを持ちます。

少し話しはそれるのですが、国立科学博物館がクラウドファンディングで達成額を1億円に設定していたところ、最高額の9億円を達成したとニュースで報じていました。

寄付文化が根づかない日本でとても素晴らしいことだと思いました。

こんないたちごっこを続けているよりもよっぽど建設的ではあります。

ただ企業は節税策をこうじても税金でしぼりとられていくことでこのコストをいかに振り分けていくべきか。

権利と義務の狭間で悩む私たちは答えを見いだせないまま、じわじわと負担がのしかかります。

インボイスも相当手続きに苦しいようですから、税金に関わる仕事をする方は凄いな~と思っています。
#外形標準課税 #インボイス
#節税

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