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140字の読書感想文 7

こんばんは。今日は10月・11月の読書記録です。
読んだ本の感想を1冊につき140字にまとめ、備忘録として残しています。今回ご紹介する本も、ジャンルはさまざま。お時間のあるときに目を通していただけるとうれしいです。よろしくお願いします。


『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』さかなクン

さかなクンが幼魚から成魚になるまでのお話。
「好き」のキモチが家族や友人、学校、地域をまきこんで未来を切り拓いてゆく。どんなことでもいい、なにかひとつのことに夢中になってみようと背中を押してくれる一冊。
子育て中の方・子どもたちにおすすめです。映画『さかなのこ』原作。


『積みすぎた箱舟』ジェラルド・ダレル (著)

1950年代、動物保護家である著書が22歳で体験した、英国領カメルーンでの野生動物捕獲旅行記。手付かずの熱帯雨林に足を踏み入れ、多様な動物たちと出会う瞬間の、わくわく感がたまりません。現地ハンターとの奮闘や動物たちとの生活が、明るくいきいきと描かれています。

当時の動物捕獲活動や植民地での振る舞いなど、今では考えられないことが多々ありますが、著書の動物に対する愛情がよく伝わる一冊。とてもおもしろかったです。


『マリス博士の奇想天外な人生』キャリー・マリス 福岡伸一 訳

DNAを増幅するPCR法を開発して、1993年度ノーベル化学賞を受賞したマリス博士の自伝。
ーいまや科学は官僚組織やメディアをも動かす力を持つー
公私において真っ正直なマリス博士は「社会に疑問を持ち自ら考えること」の大切さを教えてくれます。


『偏差値35から東大に合格してわかった 頭がいい人は○○が違う』西岡 壱誠

わからないことをわからないままにしない。これは私にとって耳の痛い話でもあります。ちょっとしたことの積み重ねによって、思考も知識も広がっていく。だから、もっと「なぜ?」にこだわってみようと思います。


『三体Ⅲ 死神永生 上下』劉 慈欣(著)

主人公がただしいと思えず、どちらかといえば信念を貫きとおし反逆罪で裁かれた登場人物に肩入れしていました。何が正解なのか、答えが出ないまま未来へ向かってゆくところは、歴史にも通じます。
全5冊。想像力を働かせながら読むことの楽しさを思い出させてくれました。


『へんなものみっけ!』第3巻 早良朋

博物館の舞台裏を描く。
所蔵品の保管・調査研究、学芸員の仕事はとても幅広いことを知りました。いくつになっても何事にも興味を持ち、チャレンジしてみようと思わせてくれる一冊です。


『ウクライナ戦記 不肖・宮嶋 最後の戦場』宮嶋 茂樹

報道カメラマンの宮嶋茂樹氏による、ウクライナ戦争ルポルタージュ。
歴史上これまでにない情報戦、デジタル戦が繰り広げられており、取材の難しさと戦争の異質さが伺える。とくにドローン部隊への同行取材は緊迫感があった。ニュースでは伝わってこない現状を知る。

なお先日、日本カメラ博物館フォトサロンで開催された宮嶋茂樹さんの作品展 「東京都硫黄島・北海道国後島」へ行ってきました。(作品展はすでに終了しています)

会場には宮嶋さんご本人もいらして、ドキドキそわそわ。図々しくも、サインとツーショット写真まで頂いてしまいました。

緊張のため宮嶋さんと同じポーズをし忘れる

宮嶋さんは文章そのまま、大変おもろくて気さくな方でした!

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。
今年はじめて取り組んだ、140字の読書感想文。夏場には読書時間がとれなかったり、「書く意味があるのか」と思ったりすることもありました。

ですが、ときに著書ご本人からメッセージをいただくこともあり、発信することの醍醐味をあらためて感じました。今後もこつこつと続けていきたいと思います。

これまでに書いた読書記録は、こちらのマガジンにあります。よろしければどうぞ。

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