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仕方ない

もうこんなに月日が経ってる。

前回から2ヶ月ちょっと。気づいたら年末がもうすぐそこに来ている。この間に、少し、少ーしだけ変化があった。もう、ほんと、こりゃいかん、そう思って9月頭に今年いっぱいで退職する旨を伝えたのだ。

結果、改善すると言われ平行線のままだったけれど。

今回はジャブだ、次に話すときはストレートぶっ放すぞ!と息込んだにもかかわらず、次から次へと入ってくる仕事に押し流されて2ヶ月が過ぎてしまった。ここでまた私は懲りずに「仕方ない、この仕事を片付けてからだ。」そう思いながら『仕事が片付く』前に増えていく仕事をこなすことにいっぱいいっぱいになって、そのことに気づいていたのに流されてしまった。
仕方ない、から。

仕方ない、は思考が停止する。

今日、仕事が終わったらあれしよう、これしよう、そう思うことが減った。昔は早く帰宅できる日があれば本屋に行こうとか、作品を作ろうとか、そういう楽しみがあった。
でも今は、たとえ本屋が開いている時間に自由になってもさっと行って気になる本を買って、家に帰って、パラパラと目を通して終わり。絶対に面白い本のはずなのに、わくわくしなくなった。積ん読も異常に増えた。何をするでもないぼーっとする時間が増えた。
そしてハッと気づいて、その日にはやらなければならない残りの仕事を夜中に片付ける。

もう、圧倒的無気力。最初の頃は寝不足のせいかと思って家事もそこそこにたっぷり寝る時間を作ってみたけれど、無気力は変わらなかった。
単純に色んな種類の業務が多すぎるんだろうなと思う。

実は先輩デザイナーがいなくなる前にもう一人、営業事務と在庫管理を兼任していたスタッフが出産・育児で長期いなくなっていた。
本来デザインの仕事だけでよかったはずが、彼女の仕事も私が請け負うことになり、業務がぐんと増えていた。

営業事務がいなくなった当時はまだ先輩デザイナーがいたからよかったものの、その先輩もいなくなったことで、多少の融通は利かせてもらってはいたけれど三人で回してたことを一人でやることになったのだ。そりゃいっぱいいっぱいにもなる。
出勤したらホームページの更新や事務作業をし、朝から晩までかかってくる問い合わせ電話に応え、イベントに必要なアイテムの購入や管理と納品準備、制作物を作り、納品に行き、撮影をして企画の打ち合わせをして、本来の仕事であるデザイン業務は帰宅してから自宅で片付けている。あれもこれもそれもと押し寄せて来る仕事をなんとかギリギリこなしている状態だ。

このギリギリの状態が「仕方ない」を増やしていく。

これでは良いものなど作れるわけがないし、心がしんでいくのを感じた。そしてそれを「仕方ない」と言って無気力に見過ごした自分も自覚している。

本当に本当に、このままではまずい。

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