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起業してからサラリーマンを辞めたを振り返る#3

父である創業者から月給12万を宣言されて焦りました。

IT会社員時代はある程度給料をもらっていたので
その6分の1位の収入になってしまいます。

休職中に貯蓄を切り崩していたので、
貯金もほとんど残っていなかった僕は
残っているお金と、どの位お金が借りられるのか
計算しました。

お付き合いで口座を開設していた複数の銀行の
カードローンは最大300万位の枠がありました。
会社員の皆さんは起業する前に、カードローンの申し込みは
しておいた方がいいですね。

それで気持ちはちょっと楽になったのですが、
そこからどうしようかという話です。

でも月商180万位に落ち込んでいた当時の問題は、
仕事量が少なく安定していないため、仕事が少なくなると
従業員のシフトを減らすしかなく、それで人が
辞めていってしまう。

人が少なくなると大きな仕事が受注できないため
また安定しない。
という悪循環になっていました。

会社としては、
人と仕事を増やす。

僕個人としては
早めに会社の人とお金を掌握して
収入を安定させる。

それを僕のお金が持つ1年半くらいに実現できないと
会社員に戻るしかなくなります。

人を増やすにもお金が必要でしたが
会社にはほぼ余剰資金がなく、自転車操業状態でした。

そこでいろいろと調べて、商工会議所のマル経融資に申し込んでみました。
結果として500万で申し込んで、400万かりることができました。
創業20年とその時点では金融機関からは無借金であったことが幸いでした。(後ほどですが、親戚一同には結構な借金があったことが発覚します)

そして、そのお金は僕が管理できる会社の口座を作って
そちらで管理することにしたのです。
会社を掌握するための第一歩です。

これでお金については一息つけたので、
次は人と仕事をどうやって増やしていくか考えました。

恥ずかしい話、当時は悪い意味で田舎の町工場でしたから
法的に問題あることも多く、公的なサービスを利用できる
状況ではなかったのです。
人を募集するためには新聞の折り込み広告に頼っていたのですが、
良い方が応募してくることはまれでした。

都会と違って、田舎では仕事を探すときはハローワークに行く方が多いのですが、応募を出すためには会社として法的に問題ない状態にしないといけません。

まずはそこからのスタートでした。

つづく

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