お金とは
タダの紙切れだという人がいます。
いや、お金はエネルギーなんだという人もいます。

本当のところはどうなんでしょう？

そのことについて今回僕自身の考えを述べると共に
お金のいらない世界とは何か？
ということについても書かせていただきたいと思います。

お金に意味を与えているのは人間

僕はお金は本来価値中立なもの、ただの便利な交換券だと考えています。

また、お金そのものがエネルギーというよりは
人間の想いのエネルギーが作用することで意味付けが変わるということなんだと思います。

お金には交換するという役割があります。
わたしたちは交換を前提とした社会
お金という物差しを中心に動く社会を作り上げてきました。

誰もが幸せで充実した人生、豊かで生きがいに満ちた人生を望んでいると思います。

お金というシステムを
レッスン「学び」という視点で捉えると、わたしたちは学びの途中と言えます。
お金というシステムの「学び」の中で、
誰もが幸せで充実した人生、豊かで生きがいに満ちた人生を送れるかどうか？
という学びです。

だから、お金そのものを今すぐをなくしても意味がないと思っています。

資本主義についても同じことが言えます。
社会主義という壮大な文明実験が失敗に終わりました。
現代の主流は資本主義に基づいた経済システムです。
でも資本主義もいずれなくなる時がくる。
わたしたちがその学びを終えた時に。
僕はそう考えています。

その学びとは何でしょうか？

それは愛を学ぶということ。
ここで愛を学ぶということは
・自分さえ良ければいいという想いを捨てられるかどうか？
・自分ではない誰かのためにという想いを持てるかどうか？
・見返りを求めない心を育んでいけるかどうか？

これらのことを学ぶ教材としてお金や資本主義というシステムが与えられているのです。
お金は価値中立なものですから、良いこと・悪いことにも使えます。
わたしたちの想い次第なのです。諸刃の剣という言い方もできます。

お金はわたしたちの富や豊かさという概念を、
一つの物質的なものとして表現したものに過ぎません。

富や豊かさというものは人間の概念の中だけにあるものではなく
大自然の中にも、地球中のいたるところ、この宇宙中に溢れているエネルギーそのものが本当の富であり、豊かさなのです。
僕たちがこのことに気づくことができれば
少ない資源を巡って争ったり、飢えて死んでいく子どもたちを見捨てることもできなくなっていくことでしょう。

決して足りないわけではないのです。
一部の人たちが独占してしまうから、奪い合うから足りなくなってしまうのです。
地球はもうそれだけ十分なものを与えて下さっている。
ということにわたしたちが気づけるかどうかだけなのです。
それだけが問われているのです。

本当の意味で分かち合うということは
強制でも義務でもなく、喜びが伴うものです。
それはわたしたち人間が幸せであるために生まれてきたからなのです。

幸せとは何でしょうか？

それは自分を生かし、他者を幸せにすることなのです。
だから、お金=幸せではないのです。

幸せの尺度をお金のみで測ってしまった時
わたしたちは拝金主義や物質的に豊かでありさえすればいいという考えに陥ってしまうのです。

お金や物質的なものを有り余るほど求めても
決してわたしたちは幸せになることはできません。
それどころか、より不幸を生み出す種となっているのが
わたしたちの現在の社会ではないでしょうか。

戦争、環境破壊、犯罪・・・
これらは経済的な要素が少なからず関係しています。
でもそれは経済システムやお金自体が問題なのではなく
わたしたちのお金さえあればいいという想いが原因なのです。

わたしたちには必ず死が訪れます。死ねばあの世に帰ります。
その時この地上で得た物質的なもの、お金は持って帰ることはできません。
死の間際、わたしたちがそれまでの人生を振り返った時
残るものはどれだけ愛のある豊かな人生だったか？ということだけです。

しかし、人生には苦しみ、悲しみ、困難が訪れることがあります。
不幸など一度も経験したことがないという人はいないのではないでしょうか？
その中には経済的な苦しみ、お金の苦労などもあったのかもしれません。

もし、そのような苦しみから解放されて豊かで幸せな人生を歩めたらどんなにいいだろうと、そんな社会で生きられたらと思われる人もたくさんいるのではないかと思います。

わたしたちが幸せとは何かを考える時
それはお金によって幸せになるということではなく、
・幸せであるためにどのように生きたいか？
・幸せであるためにそのような社会であるべきか？
が主眼にこなくてはなりません。

人間本来の価値観を取り戻し
・これからの時代をどのような想いで生きていけばいいのか？
・未来の地球の経済、お金はどうなっていくのか？
ということについて今地球に生きる皆さんと共に考え、ワクワクしながら生きていきたいと考えています。

苦しみ、悲しみの中にいる人たちを放っておける人など
本来は誰もいないはずなのです。

誰もが自分の持っている個性・自由意志・創造力を発揮して、豊かに生きられる社会。
そこには誰も泣いている人などいません。
苦しみ、悲しみがあったとしても、我がことのように感じ、隣で励ましてくれる人たちが周りにいるからです。

そして、苦しみや悲しみの中にはネガティブなものだけではなく
学びや自分自身の成長のために与えられたものでもあったと受け入れられた時
人に乗り越えられない試練などないことに気づき
自分自身の本来持っている素晴らしい力に気づくのだと思います。

お金のいらない世界とは
お金がなくなった世界ではなく、
お金というシステムがなくても幸せに生きていけるわたしたち本来の価値観・生き方を取り戻した世界ということができます。

お金のいらない世界なんて夢物語だと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、その夢が本当に僕たちで叶えられるとしたら
その時あなたは幸せですか？
それとも、不幸ですか？

お金のいらない世界とは独りで見る夢ではありません。
誰か偉大な人が主導するプロジェクトでもありません。

わたしたち平凡な一般の人こそが、一人ひとりが主人公となって叶えていくものです。

僕たち一人ひとりがどのような未来を望むのか？
そのビジョンによって地球の未来も変わっていくのです。
たかが、わたし一人なんて思わないでください。
あなたのかけがえのない個性・自由意志・創造力こそが、
この地球の、僕たちの世界のかけがえのないワンピースでもあるのです。

僕たちの可能性は無限大に与えられていますが
一人ひとりにできることには限りがあるのかもしれません。

だからこそ、わたしたちが手を取り合った時
その力は何倍にもなって、この地球の経済システムを変えていく
社会を変革していく力になっていくことでしょう。

わたしたち自身の中にあるワクワクのうずきのエネルギーでもって
このお金のいらない世界というビジョンを成長・成功させていけることを願ってやみません。

共にワクワクしながら実現しましょう！！^ ^

それを僕はお金のいらない世界と呼ぶんだぜ🌍💰🎸