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あなたは新しいカルチャーを許容できるか

今日は土曜日!

お休みだったので読書したり小説のことを考えたりしていました。

あと、妻が今週は土日仕事なのでカレーを大量に作りました。

いつも料理を作ってもらっているので、私ももうちょっとまともな物を作った方が良いのかなと思いつつ、毎回カレーです……。

カレー作るだけなのに謎に指を負傷して、「これアニメとかで料理できない奴がするミスのやつ!!!」と思いながら絆創膏を巻きました。

カレーは美味しくできました。

今日は「若者カルチャーの許容」を考えようと思います。

人間は本能的に、環境の変化を嫌うことが多いです。

新しい環境に身を置くのは度胸が要りますし、新しい環境とまでいかずとも、新しいモノを使うのも正直面倒くさいとか、なんか変じゃない?みたいな否定的な感情を持ちやすいです。

そんな多様な新しさの中で、「最近の若者は……」の対象になることが多い、新しい若者カルチャーに対しての考え方について整理したいです。

例を2つ挙げます。

①My Adidas

これは今ハマっている漫画「左ききのエレン」でも挙げられていて、そこで初めて知りました。下記セリフを引用します。

80年代頃までアディダスは今ほど若者に支持されていませんでした。
それを変えたのはRun-D.M.Cというミュージシャンの曲「マイアディダス」。
本物のアウトローの匂いがするRun-D.M.Cに若者は熱狂し、大人たちはアディダスなんか着るなと怒った。大人が怒るほど若者はアディダス愛を強めていった!!
これは自分たちのブランドなんだと
そう……まさしく「マイアディダス」

これは、漫画では別の文脈で使われていましたが、いわゆる当時の「親世代に批判されるカルチャー」だったんだと思います。

今となっては老若男女問わず身につけるブランドですから、あまりの熱量・勢いに「保守」がぶっ飛ばされた例なのかもしれません。

もしくは、当時の若者が歳を重ねてもアディダス愛を持ち続けて、その下の世代へ影響を与えた、ということも十分あり得ます。



②うっせぇわ

一転めちゃくちゃ最近の例です。


Adoさんが歌っているこの曲。凄くかっこいいし何より歌が上手すぎる。

なんであんなに色々な声色が出るの……。

もちろん絶賛の声も多いし、否定される要素なんてどこに、と私は思うのですが、いくつか「歌詞の内容が、ね……」「子供が真似して困っています……」みたいな記事・つぶやきを見ました。

まあ確かに歌詞の内容は、若手が上司をぶっ飛ばす的な内容ですよね。
「酒が空いたグラスあれば直ぐに注ぎなさい」
「皆がつまみ易いように串外しなさい」
「会計や注文は先人を切る」
「不文律最低限のマナーです」
に対して、「うっせぇわ」「くさい口塞げや限界です」ですからね。

曲自体が若者をターゲットにしているのは明らかで、「若者VS上司」の曲なので、若者が「よっしゃ言ってやれ!」と思い曲への愛着を深め、上司が「ちょっとね…」と批判的な態度を取るのは必然なのかもしれないです。

この2例に共通するのは、「大人(年上)に対しての反骨心で強く結束するコンテンツ」ということです。

大人にダメだと言われるほど、「これは自分たちのモノ」という感覚が強化されます。

それは決して悪いことではない思います。

そして、そういう感情はいつどんな時代でも存在するものだと認識しておくべきです。

「最近の若いもんは……」なんてきっと何百年前から使い古されているセリフであり、自分が若い時のことをすっかり忘れた人のセリフなのです。

しかしながら、実際に歳を取らないと分からないのも確かで、私だって歳を取ったら「何でもAIに任せやがって、昔はな……」と言い始める可能性もあります。

今「昔はな……」と言っているあの人が、昔は「うっせぇわ」と思ってた若者だった可能性も十分にあります。

もしかしたら、人類皆、「そうはなりたくない大人」に向かって歳を重ねてしまうのかもしれませんね……。



こわ。

それでは。

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