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小規模事業者持続化補助金について


1,小規模事業者持続化補助金とは


小規模事業者の販路開拓や生産性向上を目的とした取組実施を支援する制度です。取組を実施するにあたり、自社の今までの経営を見直して今後、持続的な経営が実現できるように経営計画書を作成します。その経営計画書を国が審査し、実現性の高い事業者の経営計画書を採択します。採択されるということは国が認めた計画書であると言えます。

2,経営計画書作成について


 具体的にどのような取組が採択され、どのような経費が対象になるのでしょうか。それは上記でも述べているような当該補助金の目的にあった取組を採択し、その取組を実施することでかかる経費が対象となります。例えば事業者が積極的に新規顧客を獲得することを目的として作成するチラシ、看板などの宣伝広告費や生産性の向上を目指した設備の導入費などが支援の対象です。
 経営計画書を作成する時には、自社の事業と取組の内容を具体的に分かりやすく伝えるように作成する必要があります。審査員はその事業の専門家でないことが多いからです。加えて、その取組によって得られる成果も記載する必要があります。具体例として、売上の増加などによって得られる自社の経営に対する効果や地元企業との連携や地域住民の新規雇用によってもたらされる地域貢献などが挙げられます。その成果を文章や数字そして、図などを活用して分かりやすく伝えることが出来れば採択されやすい経営計画書であると言えます。しかし、採択されることよりも重要となることがあります。それは実際に計画を実施した時にしっかりと利益を生みだすことが出来る経営計画であるかということです。補助金を活用した事業を開始する為には採択されることが重要になってくることは確かですが、資金を投資したにも関わらず販路開拓事業として成立しない場合は採択されたとしても無意味なものとなってしまうからです。補助金申請のサポートをさせていただいている私は、ご依頼いただく事業者様の事業が軌道に乗って成長するように採択後も引き続きお手伝いさせていただいています。

3,お客様からの言葉


 先日も補助金を活用した事業のお手伝いをさせていただきました。補助金が事業者様の行動のキッカケになってくれたことを嬉しく思っています。事業者様から「斎藤君と知り合わなかったら補助金なんて知らなかったからね」と言われ少しでもお役に立てていることを感じることが出来ました。このようなことから事業者様は国や地方自治体が支援する制度を知らないことが多いと感じています。その為、私はこれからも事業者様の有益になる情報を発信し続けていこうと改めて思いました。



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