周回軌道

ホームシップ衛星が帰ってくる。
打ち上げられて随分経つ衛星が、私たちの頭上を再び通過する。
手を振ったら応えてくれる衛星が。嬉しい。

XX(20周年)、silver jubilee(25周年、実際はコロナで26周年になったけど)と来て公転周期(28周年)という一見不可思議な数字のアニバーサリーライブを組んでくれるもんだからたまらない。
それでこそBUMPだし、むしろやらない方がおかしいくらいで、まず間違いなくやってくれるだろうと期待ばかりしていた。
結果期待を超えるプレゼントをBUMPはぶっ放した。
『ホームシック衛生2024』…!!
2008年のツアー名をまたここで掲げて全国を巡る意味とは。
be thereを活動の中核を更に凝縮するためのツアーだったとしたら、今回のリバイバルはどういった意味を持つのだろう。
その寂しがり屋の衛星はどんな夢を託されて宇宙を旅しているのだろう。
なんの願いを込められて再び私たちの前に姿を見せてくれるのだろう。

28歳だったBUMP OF CHICKENの4人と、28周年を迎えたBUMP OF CHICKEN。
16年の歳月で彼らも私も随分変わったし、きっと全然変わっていないんだろう。
きっとそういう変化と無変化を楽しませてくれるのではないか、とても楽しみ。
来年、水平線の向こうよりやってくる衛星から、私は何を受け取るのだろう。
まずはチケットだ。
お願いします。

余談。
be there名古屋公演の感想で、スノードームみたいだったと書いた。
今回be thereの初回限定版にスノードームが付くとの報に触れ、この偶然の一致に歓喜した。
月2万5千円のお小遣いから2万2千円を失うことに、何の躊躇もなかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?