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美容と自尊心

著者 長田杏奈さんの『美容は自尊心の筋トレ』を読んだ。
"美容""自尊心" という言葉に惹かれてつい手にとった。この2つがどう繋がるのかと不思議に思ったからと、私の自尊心は気がつけば小さくなってしまっているなあと思うことが多いから。

読んでみると心が浄化された〜。

刺さるフレーズばかりだった。

①『自信がないなら、愛着を持てばいいじゃない』

自分の見た目や性格の客観的なレベルなんて自分でも十分わかっている。だからたまに落ち込んだりもする。だけどね、愛着は持てる。
『大切にケアしたこの肌、今日も好きだ。』
『思った事、また口に出せなかったな。でもこの思慮深さがわたしの持ち味か。』
こんな風に、愛着は育てていける。

こうやって自己愛が満たされることで、他人にも目が向き、その柔らかい気持ちを広げていきたい、という気持ちが自然と生まれる。
その為に、日々自分の中の小さなわがままや素直な感情に向き合い、それを認める。理由はないけれど自分は特別だと、自分との信頼関係の種を育てていく。こんなふうに、馴染みの自分を受け入れていくことで十分だと、長田さんは伝えてくれた。

②『美容は、自分をやさしく扱う練習』

どうして美容を行うと自尊心が育つのか。そのはじめの一歩になることが書いてある気がした。日々のスキンケアについて、長田さんはこう教えてくれた。

ー慌ただしくとっちらかり 頭でっかちになりがちな日常で、束の間の自分と向き合うことができるひとときだ。
ー心地よさを大切に、とりあえず楽しもう。

この意識があるだけで、自分への優しい気持ちが育つと気づけた。

それでも、全然おしゃれの為の時間を作ることができなかった日は、自分を責めてしまう。

だけどそんな時、
『今日はあえて軽めのメイクにしてみた
『そんな自分もあり』
みたいに、自分の中での捉え方を変える。
こうすれば、楽しくお洒落を続けられるし、ダメだと思っていた自分が肯定される気がした。


私は友達から、軽い気持ちで自分のコンプレックスについて触れられたり、いつもよりメイクに時間をかけられなかった時にそれを指摘されたりして、嫌な気持ちになる事がある。

でもそんな時に動揺するのではなく、落ち着いて、『これが自分だ』『今日はあえてこういう日なんだ』と堂々とハッピーな雰囲気で、それを伝えられるように構えていたい。

自尊心は人に委ねずに、自分で決めるもの。
自尊心は人間関係の基本。
自分への愛を人への愛にも変えられる、芯のある人になりたい。


長田杏奈さんが伝えてくれたこの考え方や言葉たちを大切にすれば、なんだかもうずっと楽しくいられる気がする。